関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

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ソウルサーチン初参戦

2013年08月11日 18時18分53秒 | 音楽
   

やっと夏季講習の終わった息子に娘を頼み、きのうは夫婦水入らずでBAJに行って来ました。音楽評論家・吉岡正晴さんがナビゲーターをつとめる「ソウルサーチン」というライブシリーズの第13弾。今回は昨年急逝し、8月9日に50歳の誕生日を迎えるはずだった、偉大なるソウル・シンガー、ホイットニー・ヒューストンの曲を集めてのライブでした。もちろん今回もギターはマサ小浜さん。日中に逗子海岸でのMs.OOJAのライブを終えて(きのうは猛烈な暑さでした!)電車で目黒まで移動されたそうです。ライブ直前、偶然にもマサさんにお会いすることができ、日中のライブのお疲れをねぎらいつつ、今からライブ楽しみにしてます、と言葉を交わしました。

ホイットニー・トリビュート、いやー、感動でした~若い頃よく聴いていたサウンドが、生で聴けるなんて・・・。ボーカルのFire Lily(マリーンの新しいアルバムにコーラスで参加してて知りました)とSchanitaが交互に歌って、途中から登場したスペシャルゲスト・露崎春女の声量がまたハンパない。3人で歌うとそのハーモニーが素晴らしく、めちゃめちゃ盛り上がりました。
ボーカリストそれぞれが、セットリストにはない曲をちょっとだけ歌うのですが、みなさん個性があってステキでも最後に歌ったバンドリーダーでもあるKaleb Jamesの歌声は、やはりさすがでした。女性ボーカリストの歌をあれだけ違和感なく聴かせるなんて・・・。彼のピアノはゴスペル色が強くて大好きなのですが、歌声もやはり素晴らしい

マサさんのギター、Jayさんのドラムはもちろんのこと、今回初めて聴いた女性ベーシスト・Nobukoがとってもカッコよかったです~。Nobukoさんは北海道を中心にゴスペル・アーティストとして活動されている方のようで、今回バンマスのKalebが見つけて来た方なんだそう。パッと見はすごくおしとやかな優しい感じの女性ですが、安定感のある中に、チョッパーの曲や結構野太いベースも弾かれていて、おお~ぅ!って感じでした。私は今まで色んなライブを見て来ましたが、女性のベーシストさんは初めてだったかも。女性ドラマーもカッコいいけど、ベーシストが実は一番カッコいいかも!Nobukoさんを見てベースやってみたくなりました。

このライブイベントでは、ソウルサーチャーの吉岡さんによる、その日のアーティストにまつわる貴重なお話が聞けるのですが、ホイットニーのドキュメンタリー映像が少し流れて、デビューしたての頃にテレビ番組で歌ったゴスペルの曲が素晴らしかったです。
デビューが85年。その頃大学1年生だった私は、1枚目と2枚目が好きでよく聴いていました。「すべてをあなたに」は友人の結婚式の2次会でインストで演奏した覚えがあります。ただ、ボディガードの頃になるとちょっと売れすぎで、テーマ曲はあまりに一般的すぎて好きになれなかった。その後はスターになってしまって、良くない噂も聞こえて来たりして。あまりに売れすぎちゃうと、きっと不本意なこともやらなきゃいけなくて、辛かったんだろうなあ。まだ10代の少女だったころの、歌の上手い幸せそうなホイットニーの姿を見ることができて、とても良かったです。

ソウルサーチン、ただ音楽を聴くだけでなく、音楽の歴史に触れることもできる、貴重なイベントでした