関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

ゴスペルに感じる音楽のパワー

2010年06月30日 17時50分08秒 | 音楽
先日の月曜日、私はめずらしく夜中、頭痛で目が覚めました。朝起きてもかなり痛くて、朝食は各自にまかせました。何とか洗濯機を回し、昼の12時まで寝込みました。何年かぶりのことです。
3時間くらいまとめて寝たら、頭痛薬のお世話にならずにすみました。何とか復活して夕飯を作り、夕方BAJに向かうことができました。正直なところ朝の段階では「ライブはムリ」という感じだったのが「ちょっと調子が悪いけど、いい音楽を聴いたらきっと良くなるはず」と。その選択は大正解でした。
一昨年のクリスマスに行って、大感激した吉弘知鶴子さんのゴスペルライブ。吉弘さんのピアノやハモンドはもちろんのこと、ゴスペルシンガーのソウルフルな歌声が素晴らしく、ぜひまた行きたいと思っていました。
1曲目のJAZZYでゴージャスなソロピアノ、2曲目のファンキーなインストを聴けただけでももう満足。そこにシスター・リード、西馬込に住むフランク・レグリーをはじめとする4人のシンガーが登場。パワフルな歌声に朝、調子の悪かったことはすっかり忘れていました。
それぞれのシンガーをフィーチャーしたバラードは素晴らしく、1回1回新しい涙を流しました。みんなそれぞれに深い想いがあり、その想いのたけを歌に託す姿に感動しました。やはりそれはゴスペルという音楽の持つ力なのかもしれない。魂の音楽、そんな風に感じました。

黒人アーティストに囲まれて、みんなと演奏できて心から楽しい、そんなアイコンタクトを取りながら、ほほ笑みを絶やさず演奏する吉弘さんの姿は本当に素敵で、やっぱり私の目指す女性アーティストはこの方だ!と思いました。ヒールの高い靴をぬいでハモンドを弾いて、靴をはかないままステージを降りて恥ずかしそうに歩いて行く吉弘さんは、私よりずっと小柄でした。ピアノはエレガント、でもハモンドはゴリゴリの男前なサウンド。カッコイイ!

楽しい時間のしめくくりは「oh happy day」をみんなで大合唱。やっぱり音楽って素晴らしい。改めて思いました。

私の演奏に歌はないけれど、歌の持つパワーと同じくらい、人の心に伝わる音を奏でていきたい。そして吉弘さんのように、素敵な人柄が音に出るような、そんなアーティストになりたいと思いました。

心温まる素敵な時間をありがとうございました♪また聴きに行きます。