関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

感動をありがとう! 楽器フェア2009

2009年11月07日 23時28分59秒 | 音楽
今日はパシフィコ横浜で行われている楽器フェア2009に行って来ました。お目当てはいろいろとあったんだけど、まずはリットーのブースに直行して「最強プレイヤーズコンテスト」の整理券をゲット。きのうsattonさんにはお会いして、色々と音楽談義したんですが、本番はとにかく楽しんでね、とだけ言っておきました。本番は1時半からで、キーマガは今年もトップバッター。とにかくその時間には遅れないように気をつけながらも、KAWAIのブースでYOSHIKIが使ってるのと同じ白と透明のグランドピアノを弾かせてもらったり、RHODESのブースで担当の方とRHODESの素晴らしさを語り合ったり(笑)お昼ごはんもはさみつつ、お笑い芸人のこまつがCASIOのブースに来るというので、少しは娘が喜ぶこともしてあげないとと思い、こまつを全部見てから(いや~、実はピアノもトランペットもすごくうまくてびっくりでした~、こまつすごい!)宮崎隆睦さんを横眼で見つつ、遅れて小林香織ライブに行ったら、何とマサ小浜さんと村田隆行さんも出てらしてあわわわとなったり(でも最後の曲はまるまる聴けたのでよかったです)
そこからちょっと離れた、2年前と同じ場所にコンテストを見に移動。今年は一般審査員制度がなくなったみたいで、意外と前のほうへ行けたので、いっちゃん前に陣取って見てました。まずキーマガのアレンジ部門3作品。トップバッターはバンド編成で、なかなかカッコイイアレンジ。私が作ったものとかぶる部分がけっこうあって、あ、私この人に負けたのかも、と。
続いては今日このためにここに来たといっても過言ではない、我らがsattonさんの登場。彼とは音楽について色んなことを言い合う感じなのですが、最終的にはそれがためになることも多く、きちんと批評してくれるある意味貴重な存在だったりします。曲をコラボしたりレコーディングでエレピを担当したりすることで、知らなかったことをたくさん教えてもらっています。そんなsattonさんのライブ、ギターの方お2人と共に、レベルの高い、ナイスな演奏を聴かせてくれました。途中彼の大好きな鍵盤ハーモニカでソロをとったり、観客に手拍子をあおったりして、とても楽しそうな雰囲気が伝わって来たし、終わってからのインタビューで審査員の武部聡志さんからもおほめの言葉をもらっていました。
その後最後のお1人のアレンジもまた違った印象でした。色んなタイプのアレンジを選んであるんだなあという感想。ダンナさまいわく「3人の中ではsattonさんのが一番よかった」とのこと。

続いてプレイヤーズ部門。こちらは扇谷研人さん作曲のJAZZYな曲を完コピするという、まさにプレイヤーとしての技量を競う部門で、どういう風に審査するんだろうと結構興味深かったのですが、3人の方それぞれに個性があって、なるほど~という感じでした。実はsattonさんから教えてもらってブログにお邪魔したゆあさんさんの演奏を聴くのを楽しみにしていたのですが、聴いているうちに何だか涙が出てくるような演奏で「ああ、何かこういう心に響くものがあるかどうかを、ちゃんと審査しているんだ」と納得してしまいました。
結果発表までの間にsattonさんとゆあさんさんにお会いすることができ、ちょうどヤマハのピアノの試弾の予約をしていたので、3人で(娘もいたので4人で?)8台ほどあるグランドピアノを30分間弾きまくるという、超ぜいたくな時間を過ごしました。

結果発表の良い知らせをお祈りしつつお2人と別れ、私たち家族はクイーンズ・スクェアへ。こちらも2年前と同じ場所での窪田宏D-DECKライブ。今回前のほうに空席が1つあったので、娘と一緒に座って見ることができました。今日の窪田さん、白地に赤い花柄のシャツに黒のパンツという、定番のいでたち。1曲目「FUNKY D TOWN」からド派手にスタート。D-DECKを前傾させるパフォーマンスに思わずびっくり&ああ、やっぱり窪田さんってカッコイイ♪
今年はエレクトーン誕生50周年のこともあり、D-DECKの横にはいかにも年代物のエレクトーンが。窪田さんがプロとしてデビューされた、30年前のものだそうで、それを使って「FUNKY TOWN」「太陽にほえろ」を。正直かなりショボイ音なのですが、30年前はそれが最新式だったわけで、この30年の間に楽器の音はものすごく進化したんだなあと。
ステキな新曲もはさみつつ「KOOL JAMMING」1曲目の「Pressure」(一度聴いてみたかったんです~)、そして靴をぬいでの「Road Star」(足鍵が見事!)あまりに盛り上がった上、30分という時間が短く感じられて「もっと聴きたい!」という素直な気持ちで、思わずアンコールの拍手を続けていたら、窪田さんがもう一度出て来て下さったんです!そしてアンコールとして、これも私が一度聴いてみたかった「The Electric Future」を演奏して下さり大感激
「この曲初めて聴くなんて、もぐりちゃ~う?」という声が聞こえて来そうですが、エレクトーンのライブにはめったに行かないので、これらの名曲を今まで生で聴いたことがなかったのです。今日のライブのしめくくりとして最高のものを見ることができました。
窪田さんにあこがれて音楽活動を始めたんだということを改めて思い出し、やっぱりこの人あって今の私があるんだと。窪田さんのお陰で、今まで味わうことのなかった感動を味わえたし、色んな人にも出会うことができた。窪田さんには感謝してもしきれないです。これからもずっと、窪田さんは私の心の師匠です。

とてもいい気分で帰りの電車に乗り込み、あと気になるのはコンテストの結果発表。なかなかメールが来ないので何だかそわそわして。駅を降りてお弁当屋さんでお弁当を買っていたその時、ケータイがブルブル。見てみるとそこには「グランプリ」の文字が!!ヤッタ~!!

大好きな窪田宏さんとマサ小浜さんを同じ日に見られるというだけでもかなりラッキーなのに、応援していた人がコンテスト優勝という、まさに絵に書いたような結末。何だかほんと、今日は幸せな日です。夕飯のビールがとても美味しかった。

sattonさん、グランプリ本当におめでとうございます