大人になるということ

さきほど実家の母を駅まで送って来ました。何だかちょっと家がシーンとして寂しいです。

父の病院通いがラクになったので、娘と1日違いの誕生日を祝おうと、6年ぶりにさいたまの自宅に呼びました。私の旧姓と同姓同名のパティシエさんに、人生初というホールのお誕生ケーキを作ってもらい、ひっきーさんには母の大好きなクラシック曲をお家のグランドピアノで弾いてもらって「1人のためのリサイタル」を。ベートーベンの「月光」に感動して、ちょっと涙ぐんでました。
夜は好物のお寿司を注文しておいて、家でパーティを。たぶん今までにない誕生日になったと思います。

めったに食べることのないマクドやカップ麺をお昼に出してみたりして、それをイベントっぽくこっちは考えていたけど、実は結構しんどかったかな～と反省してみたり。どこまで喜んでくれたかはわからないけれど、旅行気分は味わってもらえたんじゃないかと思います
実の親子だと、どうでもいいことに過剰に反応されたりすると、怒って強く言い返したりするけれど、今回はぐっとがまんして言葉を飲み込んだり、5回に1回は聞こえないフリをして過ごしました。自分が大人になってやり過ごすほうが、事態はよっぽどうまくいくんですね。母の話相手ばかりするので、娘が焼いてご機嫌が悪くなるのがちょっと大変でしたけど、お年寄りが家にいるとこうなんだ、ということを小さい時からわからせるにはちょうどいい機会でした（私の祖母も小さい時から冬場だけ滞在したりしていたので）

「ライブに行きたい」「DAWソフトが欲しい」と、自分の欲求をおさえられない自分は子供なんじゃないか？とふと思う時があるのですが、今回こうして何とか大きな波風を立てずにもてなすことができたので、ちょっと大人としての自信がつきました