関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

TRIX如月ミニツアー@BAJ Part2

2008年02月24日 11時44分49秒 | 音楽
くるりと回転「Recollection」今や定番「Double Up」そしてたぶんこの曲はDVDに収録されて「実はとてもいい曲」と見直されたに違いない「Solitude」。何といっても窪田さんのエレピ・ソロが聴きどころ。じっと手元を見ながら聴いていたのですが、流れるような16分音符がたまりません。DVDとも明らかに違うアドリブを聴くにつけ、すごいな~!きゃ~!カッコイイ!ステキ~~!私がもし男でも、きっと窪田さんのキーボード・ソロにはかなりハマっちゃってたと思います。
ここまでの6曲は「Turkey」以外はDVDに収録されていたので、DVD発売記念ライブっぽい構成なのかな?と思っていたのですが、次が「Ramdash」だったのでちょっと空気が変わりました。しかもイントロから何かお遊び満載で、まずベースライン、3拍子でどんどん音が上がっていったかと思うとまた元に戻る、それを2回くらい繰り返したかと思うとなぜか「函館の女」のメロディに(笑)曲の途中ではギター&キーボードの掛け合い大会でDeep Purpleの「Smoke On The Water」が出て来るし(この時の窪田さんのオルガンがそれはそれはロックしててかっこよかったんですよ~)何でもアリな楽しい1曲でした。

ここでやっとメンバー紹介。まず最初に紹介された窪田さん「ありがとう、ありがとう、ありがとうございます」と何とも昭和チックなごあいさつで笑っちゃいました。今回は熊ちゃんがスルーされる番だったみたいで平井くんと須藤さんの紹介のあと「じゃあ次の曲」「あれ、ちょっとちょっと」「熊谷さん、さっき自分で「ドラムス、くまがいのりあき~って一番に紹介してたじゃないですか」「あっ、そうかそうか、最近物忘れが…お~い!」って、ノリツッコミも完璧な熊谷さんでした。あ~笑った。
あと、DVDの中の話で、熊ちゃんのシンバルを取っちゃえコーナーで、平井くんが「かわりにおせんべいにしちゃいましょうか」と言ってる後ろで「イカ焼き!」という小さい声が聞こえると。「どう考えてもこっち3人の声じゃないんですよね~、窪田さん、イカ焼きって何です?」どうやら窪田さんはえびみりんのようなおせんべいのことを言いたかったそうで、DVD収録のときも確かに「イカ焼き!」と言っておられるのが聞こえました。でも考えたらイカ焼きって、イカの丸焼きのことですよね。「いっそイカをつるすってどうですか?」「ちょっとオイニ~が…」窪田さんのほんの一言が、どんどんふくらんでいくという、まさにTRIXワールドなMC展開。

次の曲は新曲「Hit Factor(仮題)」。「誰の曲か当ててください」とのことで、一生懸命聴いてみました。あくまで私の感想ですが、ポップでオリエンタルなメロディがとってもYMOっぽいな~と。それで前に熊ちゃんのソロ・アルバムを聴いたときにもやっぱりYMOっぽいと感じたことを思い出し、きっとこれは熊ちゃんの曲と確信。
曲が終わってから「じゃあ誰の曲と思うか拍手してください、まず窪田さんだと思う人~」
パラパラ…「10人」「何かコレ人気がないみたいでイヤですね~」って、そりゃあしていいんなら窪田さんに拍手しますけど、明らかにこれは窪田さんの曲じゃないしな~。
平井くんは5人くらい、須藤さんはもっと少なくて平井くんが「2人」と言うとすかさず須藤さんが「3人!」(笑)結局熊ちゃんに拍手した人がほとんどで「何で?」「ヘンだから」いや、誰もそんなことは言ってないけど、勝手にメンバーのみなさんが…。ちょっと今までのTRIXの曲とは印象が違うので、新譜で聴けるのが今から楽しみです。ちなみに新譜は現在レコーディングの真っ最中で、リズム隊の録音は全て終わったんだそう。これから始まる窪田さんは「期待が1で不安が9」と。何でも「デビル・チューン」と呼ばれるスゴイ曲があるんだそうで。聴く側にとってはまたどんなテクニカルなサウンドが聴けるのか楽しみなところですが、演奏する側にとってはこれから産みの苦しみがしばらく続くのでしょうね。録音ってほんと大変ですもんね。陰ながら応援してます

名古屋芸大でのライブで「教育に値する曲」として演奏されたのが次の曲。イントロの鼓が始まって場内大ウケ。こ、これか~!王選手もいつもより多めに登場していました「MA-TSU-TA-KE」。窪田さんの照れながらのパラパラもしっかり観れたし、後半ではとうとうレインボーカラーのジュリアナ扇子が登場。羽がフワフワと飛んでるのがきれいでした。しかしよくよく考えたら、鼓や三味線の出てくる曲にジュリアナ扇子って…。ほんと不思議な曲。ただ芸大でもこの曲、大ウケだったそうです。

「An Index」でのベース・ソロ、ドラム・ソロ、いつもながら盛り上がりました。須藤さんは必ず一番後ろの、通称2階席の窓の部分から乱入。その後また椅子渡りをしながら移動。ただ今回は借りた椅子を律儀に返しに行かれてました。
熊ちゃんのドラム・ソロ、本当にすごい!すごいのに、後半のカコカコカコが耳に残ってしまい、「面白いドラム・ソロ」という印象に。なんででしょう。
最後の曲「A~」は「Jungle Circuit」。4日間連続のミニツアー、お疲れの体にムチを打つこの選曲!さすがです。キメもばっちりで大盛り上がりのうちに終了。拍手のしすぎで手が痛い

アンコールの拍手の中、大音量で聴こえてきたのは熊ちゃんの移動式ドラムの音。みなさんサムライカツラを装着しての再登場。いったんステージに上がって、またすぐに4人で乱入!今回は須藤さんが目の前30センチのところで止まって弾いて下さったり、窪田さんが私のかばんにあたりながら(お邪魔でゴメンナサイ)通って行かれたり、熊ちゃんもすぐ横を通って下さったりと、BAJの広さだからここまで近い!を堪能できました。うれしかった~。平井くんの演奏をまるでお客さんみたいに、座りながら見ている窪田さんの姿が笑えました。
そしてアンコール最後はオール・スタンディングでの「Passion」。この曲で踊るのはもう何度目でしょうか。恥ずかしさなんてどこへやら。もうすっかり「踊るのが当たり前」に。この曲の中に一瞬「毛根ファンク」が出てきたと思ったのは私だけでしょうか?曲の中に仕掛けがあるのって本当に楽しい。

曲で楽しめて、MCも大笑いできて、しかもビジュアルもカッコイイ。TRIXほど最強のバンドは後にも先にも出て来ないんでは?(いいすぎ?)
とにかくやっぱり今年もTRIXを、めちゃくちゃ応援していきたいと思います

帰りに目黒から電車に乗ろうとしたところ、自宅最寄のJR線が一部止まっているとのアナウンスが。でもだいぶ北のほうの区間だから影響ないだろうとのんきにしていたのですが、2駅前で20分ほど足止めに。ドアが開いたままで寒いし、座れなかったので結構辛かったです。ただきっちり20分後に動いたので、そのまま家に帰ったら、ダンナさまに「早かったね」と。何でも踏切内で車と電車が衝突して、その後開通予定が午前1時30分の予定に変更になったとか。今回サイン会がなかったので早めに帰れたのですが、もしサイン会に出ていたら…と思うとゾゾ~~。ほんとラッキーでした