関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

KK JAM ~TOUR FINAL~ @BAJ 2007.2.20

2007年02月23日 00時10分17秒 | 音楽
ここのところライブに行く日に限って体調が悪いことが多かったので、久し振りに体調万全でのぞむことができました。ただ気になるのはお天気。どうも私がライブ参戦の日は、昨年秋頃から雨が多いです。この日も夕方はやんだものの、日中と帰り(夜中)に少し降ってました。雨女なのか、私って・・・。

それはさておき、写真はデザートの「苺のミルクレープ」。いつもは7時くらいに行くのですが、開店の6時にjunkoさんとお店で待ち合わせにして、初めてガラガラの店内に入りました。1時間半もあればオードブル、メイン、デザートくらいは食べ終わるだろうと思っていたら、そうでもなくて、結局デザートは1stステージ終了後の休憩時間に出てきました。(大急ぎで食べるよりちょうどよかったです)ナッツがいっぱい入ったアイスクリームも美味しかった

またまたさておき、ライブです。

1st:
1.Wind It Up
2.Groove Jam
3.Kool Tune
4.Obsession
5.Tune Req
6.Duration

2nd:
1.新曲2006
2.新曲2007
3.Summer Time(冬バージョン)
4.Walk'in
5.Funky D Town

Encore:
Moment


この日の御三方の衣装はグレー系で統一されていました。窪田さんは定番のシャツにジーンズ姿。一番前、ちょうど窪田さんの右ななめ後方の席だったので、指使いや足使いはバッチリでしたが、演奏中の表情はほとんど見えませんでした。それにしても今までBAJで7回窪田さんを拝見しているのですが、ほとんどが最前列の特等席。う~ん、ぜいたく・・・。これだからBAJはやめられません。
「Wind It Up」からカッコよくスタート。1stステージはアルバム中心でしたが、中でも今回よかったのが窪田さんの「Kool Jamming」からの1曲「Kool Tune」でした。初めてKK JAMのライブに行った2005年の9月以来でしたが、MOTIFのピアノの音も良かったし、KK JAMの男臭さ全開の曲調の中で、やっぱりメロディアス系もちょっと聴きたいかな、と。1stラストの「Duration」、毎回どんどん早くなっていくような・・・。

2ndステージ最初は10月のライブでも披露された新曲。パーカッシヴなオルガンでのイントロが印象的。続いても16ビートでとても小粋なオルガン・サウンドの新曲でした。(勝田さんが「新曲2007」と紹介していたけれど、去年やってました!)3曲目には何と、ジャズのスタンダード「Summer Time」を、乾いたドラムマシーンの音に乗せて。もちろん窪田さんのアレンジ(KK JAMの曲はほぼ窪田さんのアレンジなんでしょうかね)ですが、それはそれはシャープというか、よくトリオ・ジャズで演奏される雰囲気とは全く違ったイメージでした。コード進行さえ合っていれば何でもアリ!なところがジャズの魅力で、いかに原曲と遠いアレンジができるか!ということも、ジャズの面白さだと思うのですが、そういった意味で非常に期待を裏切ってくれる、ステキな「Summer Time」でした。ありきたりなコードでなく、一度聴いたくらいでは覚えられない・・・。ほんと、勉強になります。流石「窪田宏」!!
勝田さんの「石川vs足」との表現も笑えた今回の「Walk'in」も、超早でした。何と今回、特別に「足カメラ」の他に「足ライト」まで付き、ブルーに美しくライトアップされた窪田さんの足が、タップダンスのごとく小刻みに動いていく様子が、スクリーンに映し出されていたようです。
テンポ582(ホント?!)の足技コーナーも終わり、とうとう最後の曲。タイトルはそのように聞こえたのですが、「D Town」が「T Town」だったりするかもしれません。こちらは10月のライブの早朝に出来上がった窪田さんの新曲で、D-DECKのブラス系の音が冴える、ファンキーでノリのいい曲です。今回のライブで演奏された新曲3曲ですが、どれも前回より洗練されていて、すっかりKK JAMカラーになっていました。ぜひとも新しいアルバムに収録していただきたいです。「Moment」がアンコール曲として演奏されて、千秋楽も無事終わりとなりました。

相変わらず、というか、今回は特に勝田さんのトークが冴えまくっていた気がしました。(もちろんサックスもとてもステキでしたが)勝田さんが口を開けば、大爆笑の連続!もちろん窪田さんという相手があっての面白さなのですが、もうこれはほとんど漫才です。下関で窪田さんにふぐをおごってもらった時の話や、神戸のライブの日が藤原紀香と陣内の結婚式の日だった話や、2枚目のアルバムを出すのにTBSのドラマの有名な曲を入れるとなると、水戸黄門?「窪田さん、弾いて」といったやりとりなどなど。もううらやましいくらいに面白い!サックスは吹けないので、勝田さんからはトークを盗みたいと思います。そして席の都合上、今回は石川さんがほとんど見えませんでした。でもドラムの音はやっぱりシブイ。KK JAMのドラムはゼッタイ石川さんでなくては。
そしてこれはいつも書いていることですが、やっぱり窪田さんの演奏はかっこいいです。人間技ではないです。そして手がきれい!キーボーディストは手が命なので、私もきのうからクリームを3回ぬって、それから手袋をして寝ることにしました。(クリーム1回ぬりより朝の感じが違いました)そして足。左足は当然のことながら、私がいつもびっくりするのは右足。一番右にMOTIFのサスティン・ペダルがあって、その手前にフット・スイッチがあり、その辺をパッパッと踏みながら、前のエクスプレッション・ペダルも操作し・・・。もうほんとすごいです。神技です。そして曲の間では何事もなかったように笑顔でのトーク。演奏ももちろん観たいけれど、あの笑顔が観たくて、今年も通ってしまいそうです。とりあえず今のところは4月のTRIXでまたお目にかかれると思うので楽しみです。イクスピアリではお顔の見える席を取ろっと。