関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

うれしいプレゼント×2

2007年02月07日 01時21分37秒 | 音楽
2月に入ってすぐ、HMVからCDが届きました。私が楽しみにしていたのは、DAVE KOZのニューアルバム、「AT THE MOVIES」。さらっと1、2回聴きましたが、まあ予想通りというか、ボーカル入りの曲も多く、ほとんどイージーリスニング状態で、正直なところあまり聴く気がおきません・・・。う~ん、やっぱりバンド演奏にはついアグレッシヴでファンキーな感じを求めてしまうので。完成度の高い素晴らしいアルバムであることは間違いないのですが、単に趣味の問題といいましょうか。そのうちまた聴く気がおきると思いますので・・・。

その時一緒に来たのが、懐かしいカシオペアのデビューアルバム「カシオペア」や、ジャコ・パストリアスの「INVITATION」。ジャコはラジオで何曲か録音したものを昔聴いていました。1曲目の「INVITATION」もそのうちの1曲でしたが、ビッグバンドのライブ録音というシブシブの世界を、フュージョンを聴きだしたばかりのヒヨッコに理解できるはずもなく、あまり好んで聴いていた記憶はないのですが、この年になって聴いてみると・・・カッコイイんですよね。やっとジャコを聴いていい年齢になってきたのかも。

それらのCDが届いたほんの2日後、またHMVの箱が届きました。今度は何も頼んだ覚えがなかったので「お父さ~ん、注文しすぎ」と、そのまま開封せずに置いておきました。すると何でも中身が気になる息子が「これ開けていい?」と聞くので、「いいんじゃない?」となげやりに言ってから、一応気になって「何が入ってた?」と聞くと、息子の口から出た言葉に手が止まってしまいました。

「ブライアン・シンプソン!」

えええ~~~?なんじゃそりゃ~!!
BRIAN SIMPSONは東京JAZZでDAVE KOZのバンドのキーボードとして来ていた方で、メロウなピアノとメガネがかっこいい、ちょっと注目のキーボード・プレイヤー。その彼のリーダー・アルバムが出ていることも知らなかったので、それを内緒でこっそり注文しておいてくれたダンナさまが神様のように思えました。(どうも早めの誕生日プレゼントだったようです、何よりのに感謝)中身はというとそれはそれは私好み・・・。メロウなピアノ・サウンドが堪能できる、オシャレな大人のジャズ・フュージョン。お酒に例えると、口当たりのいいフルーツ系のカクテルといった感じでしょうか。アルバム・タイトルで1曲目の「it's all good」、何か聴き覚えがあると思ったら、東京JAZZで演奏されたようです。1曲だけBRIANがショルダー・キーボードでJAZZYなピアノを弾きまくるという曲があったのですが、もちろんCDでもサックスはDAVE KOZでした。あとギターのTONY MAIDENも参加しているので、DAVE KOZのライブよろしく、特徴的なカッティングが聴けるのもウレシイ。3曲目の「saturday cool」という曲が、オルガンも入っていてとってもCOOLなんです。写真は紙ジャケットの裏。表の、顔を斜め下から写したアップもかっこいいし、中にもブルーを基調としたクールな写真がいっぱいで、ジャケットもとても気に入っています。

そんなお気に入りを手にした3日後、またまた偶然の再会が。ダンナさまがゲットしたPAULINHO DA COSTAのソロ・アルバム「HAPPY PEOPLE」の中のボーナス・トラックとして入っていた曲に、すごく聴き覚えがあったのです。それは彼のリーダー・アルバム「SUNRISE」を、日本向けに「LA ザ・セッション」というバンドの「サマー・シルエット」なるアルバムとして売り出していたそうで、それは私が84年当時、結構好きでよく聴いていたアルバムなのでした。(カセット・テープを調べてみたら、ちゃんと録音したものが残っていました)以前、大村憲司の好きだった曲に出会えた時もうれしかったのですが、昔私が聴いていた曲を、今ダンナさまが聴こうとしてアルバムを買うという・・・。このつながりが、何だか不思議に思えてなりません。そして知り合う以前に、お互いがハービー・ハンコックの数あるアルバムの中で一番気に入って聴いていたという「ライト・ミー・アップ」は、今だゲットできずにいます・・・。