国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

速報

2021-05-28 | 日記



つい先ほど学部長と事務局総務課からメールが届きました。とりあえず危機的状況からは脱出です。なお授業のなかったこの3日間は結果的に外の仕事(肉体労働)の時間が長くなったため、むしろ疲れました。
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現地情報

2021-05-28 | 日記
コチャバンバのどっちの家だったのか記憶が定かではないのですが、大通りに面した隣に自転車の修理屋さんがありました。(写真に入ってないか捜したものの見つからず。)顔は思い出せませんが、仕事中のおじさんに挨拶ぐらいはしたと思います。ところが、Lindaがお姉さんとのSkype通話で聞いたところでは、つい最近コロナウイルスに感染して亡くなられたとのこと。それも発症後わずか4日で。怖いですね。Lindaのご家族もさぞかし心細い思いをしているでしょう。既にご兄弟の多くはワクチン接種(1回目)を済ませたそうですが、年齢順(高齢者から)のため日本に来られた末の妹さんや姪御さんはまだのようですから。私たちにとっても他人事ではありません。
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39. 明けない夜はない(4/4)

2021-05-28 | 運転免許

合格発表直後に撮影したディスプレイです。(これまで4度にわたりその瞬間を収めるべくカメラを構え、そして落胆とともに下ろしてきました。)140までが日本人オンリーの受験室。(なお、縦方向に見ると奇数だけ、偶数だけになっているのはコロナ対策で二人掛けの机に一人だけ着席させているためです。)そして156の周りはまさに真空地帯!

外国語受験者用の部屋で一番若い番号は141ですが、その机に着席していたのはおそらく日本人男性。「外国語で試験を受ける人?」と尋ねられても挙手しなかったので、たしか大型か何かを受けに来ていたと記憶しています。また169番も(その日は数少ない)隣の部屋からあふれてきた日本人だったはず。ということで、外国人受験者はほぼ(Lindaを除いて)全滅。過去2回も同様でしたから、これは旧司法試験(新制度に移行する前の合格率は1〜2%台だったとか)ほどではないにしても、スペイン語技能検定の1級(同じく約6〜7%とのこと)に匹敵する「狭き門」なのは間違いないでしょう。(後日追記:再度リンクを貼りますが、ここでも英語受験での合格者が「絶海の孤島」状態なのを見て、その思いをますます強くしました。)

Lindaは例の御婦人のことを気に懸けており、私から不合格だったと聞いて心を痛めていました。また自分が合格したらそれまで勉強に使ってきた各種教材の一部(注)を譲るつもりで持って来ていたのですが、この日も姿が消えてしまい、そして私たちは免許交付手続きのため隣の本館へ行かなければならなかったため果たせず。(注:彦根から来られていたということで、もし彦根自動車学校なら導入している学習システムは「満点様」ゆえ、MUSASIの問題は有用だったかもしれません。)とはいえ、2度続けて89点を取れるだけの実力があれば早かれ遅かれ合格したことでしょう。日本人受験者が目に見えて減っており、日を措かずに受け続けることも可能になっていましたからね。けれど言いたいことがあるので続けてみます。

前にも述べた通り、不合格になってもどこが間違っていたのか確かめようのない試験というのは、どう考えても間違っています。冊子の持ち帰りを認めると問題が知れ渡ってしまい、対策が立てられやすくなる。法令の理解が不十分でも丸暗記すれば合格できてしまう。そういう事情は理解できなくもありません。しかし、問題を例えば2000とか、あるいはそれ以上ストックしておき、各分野から万遍なく選んで日ごとに複数の試験問題を作るのは、パソコンとプリンタがあれば決して難しくありません。(言い回しを少し変えるだけでバリエーションはいくらでも作れるはずです。)現に数百〜千数百の問題からランダムに出題している民間サイトだって複数ありますから。印刷と製本は前日に、あるいは前の週にまとめて月〜金の5日分済ませておけばいいだけの話です。(後日追記:一度はこのように書きましたが、問題冊子はそれでいいとしてもマークシートの自動採点も柔軟に変更できるシステムが構築されていないと無理ですね。)

そうなったところで、どんな問題が出ても90点以上取ろうとすれば周到な準備が必要となることに変わりはないでしょう。教材を山ほど積み上げていったLinda、学科教本の余白を書き込みで埋め尽くしていた御婦人。そういった受験者の努力が正当に報われないような試験は1日も早く改めるべきです。

おまけ
 もう一つついでに書くと、実際に乗る訳でもないのにバイクに関係する問題が普通自動車免許の学科試験にいくつも(イラストでも)出題されるのもおかしい。そういえば教習所で学科教習が終わった後、教官に「二輪の問題も勉強しなければならないのですか?」と質問したところ、「自動二輪の学科試験も兼ねているので・・・・」という説明でしたが、とても納得のいく答えとはいえません。二輪免許を取る必要が生じたらその時に改めて試験を受ければ十分でしょうに。

おまけ2
 交付手続きについても少し。Lindaは写真撮影を終えていったん席に戻ったのですが、その後呼び出されて撮り直しになりました。目をしっかり開けていなかったためです。それから窓口では交付手数料とともに交通安全協会(財団法人)の会費徴収もありました。その日の合格者のほとんど全てが(そして更新手続きで来た人の多くも同様に)何も考えずに払っているとは想像しましたが、強制でなく協力金(任意加入)なので「これまで散々受験料を払ってきたんだから勘弁して下さい」と言って断りました。ちなみに父は「警察の天下り先に払うくらいならもっと役に立つところへ寄付する」と言ってそれを実行しています。そして私が拒否する理由は「ここ(滋賀県)にいつまで住むか分からないから」で半分本音です。以前は他大学に移る可能性が第一でしたが、ボリビアに親戚ができたことはより強力な根拠となり得ます。

おまけ3
 某匿名掲示板への10年以上前の書き込みですが、こういうのを読むとホンマ胸糞悪いですわ。陰謀論を鵜呑みにしてヘイトスピーチをする輩にも反吐は出ますが、何も知らないクセに「正論」を述べていると錯覚し、そして悦に入っている連中の方が何倍もアホです。仕事で(職場から求められて)、あるいはLindaにように誰かの送り迎えのため免許が必要になる外国人はいくらでもいるでしょうに・・・・自分と境遇の異なる人間のことをこれっぽっちも考えようとしない。このブログで何度か触れたエンパシーは「他人の感情や経験などを理解する能力」であり「知的に考える作業」ということですから、それが欠如している人間を「無知無能」呼ばわりしても罰は当たらんでしょう。
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