国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

鉄旅&ワイン三昧(2日目)

2024-08-16 | 日記
7時前の列車に乗車。既に書いた通りJR篠ノ井線→中央本線経由の方が1時間早く着けますが、小海線に乗りたいので、しなの鉄道一択です。(なお切符を買う際にヘマをして後で悔やむことになりました。詳しくは書きません。損失額も大したことないですし。)

長野〜篠ノ井は両鉄道会社の共用区間です。有名な合戦が行われた場所ということで1枚。なお私の予想に反して、三セクのしなの鉄道は電車でした。よく考えてみれば元は大動脈といえる信越本線の一部だったので何の不思議もない訳ですが。(北陸新幹線開通に伴ってJRから容赦なく切り捨てられたという点で北陸本線と信越本線は (悪い意味で) 双璧をなします。それでも前者は3セク4社で何とか繋がっている (お陰でフリーきっぷ利用で安く乗れる) のに対し、後者は横川駅〜軽井沢間が廃止されてしまったのが悲しすぎます。)

ところでスマホの路線検索で運行情報をチェックしたところ、この通り中央本線で遅延が生じている模様。やはり巨大地震注意で減速運転しているためでした。それにしても東海道新幹線や紀勢本線(きのくに線)はともかく、東南海地震の警戒でJR東日本の東海道本線(東京〜熱海)や中央本線(高尾〜大月、大月〜塩尻)までもが影響を受けるというのが理解できません。JR東海が管轄する米原〜熱海や名古屋〜塩尻は平常運転なのに。

一応「迂回路検索」もタップしてみましたが、あるはずもなし。この先大丈夫かな?

しなの鉄道は最初から最後までガラ空きでした。終点の小諸駅で乗り換え。既に隣のホームには小海線の2両編成が入線していました。架線と繋がっていないことから判るように、こちらは今回の旅で唯一のディーゼル気動車でした。

ここから30駅、2時間46分の長旅です。以下余談ですが、「鉄道ひとり旅」のMC、ダーリンハニー吉川氏が時々「難読駅名クイズ」と言って読み仮名を隠していたのを思い出しました。これらの中にも「どう読むんだろう?」「こういう漢字を書くのか!」と思った駅がいくつもあります。ということで、「次は〇〇」という車内アナウンスを聞いてから、あるいは駅名標のひらがな表記を見てから着くまでの間に字面をあれこれ想像するのも鉄旅の楽しみの一つであると知ったのでした。

佐久平駅の高架から。ローカル線が新幹線の上を通っているのが珍しいと思いました。

海瀬駅にて。字が小さくて読めず恐縮ですが、「日本一海から遠い駅」と書いてありました。

せっかく小海線に乗ったのだからということで記念に。(遠くの看板しか撮れなかったので切り貼りしています。)同じデザインの駅名看板を何度も見ましたが、美しい星空が見られるからなんでしょうね。

隣の松原湖駅。その次も海がないのに海尻駅です。

信濃川上の駅名標の背景も凝っていました。

Lindaが「雪が積もっているみたい」と言いました。確かに。

もちろんそうではなく、収穫を終えたレタス畑のビニールマルチでした。

高原だけに真夏でも栽培の適温をキープできますからね。北海道のような広大な畑が続きました。

これを見てふと思ったのですが、田んぼアートならぬ「レタス畑アート」もできるんじゃないかな?

そして野辺山駅(標高1345.67m)に到着。Google Earthの表示はだいたい合っています(左)。しばらく進むとJR最高地点(伊吹山頂とほぼ同じ標高1375m)の踏切を通りますが、タイミング良くシャッターを押すのは無理だと考えたので、こちらもスクリーンショットで(右、ちょっとずれていますけど)。この辺が富士川(太平洋側)と千曲川→信濃川(日本海側)の分水嶺とのこと。

隣の清里駅にて。

これが拡大図。上位を小海線が独占しています。ところで鉄道ファンには人気の路線だし(熱心な撮り鉄女性が二人いました)夏休み中ということで混雑を覚悟していたのですが、思ったほどでなく拍子抜け。

ここから急勾配の下り。普段は聞くことのない大きなブレーキ音を何度も耳にしました。

終点の小淵沢で駅弁購入の予定でしたが、うまい具合に降りたホームで売っていたのを即購入。

もう少し余裕があれば遠目からカメラに収めていたところですが、とりあえず観光列車のHIGH RAIL 1375を撮影。

ところで、少し前から中央本線の運行状況を小まめにチェックしていたのですが、まず甲府着が定刻通りに変わり(左)、続いてその先も赤字の表示が消えました(右)。やれやれ。

ということで、勝沼ぶどう郷到着は3分ほどの遅れで済みました。

座席が対面型ボックスシートなら車内で駅弁を食べるつもりでしたが、(横に揺れるとこぼす恐れがある)ロングシートだったため冷房の良く効いた待合室で昼食。

そして外へ。凝ったデザインの駅舎でした。

目的地ぶどうの丘は真ん前に見えるのですが・・・・・

最短距離で向かう道はなく、ぐるっと回りました。その途中で1枚。

駅から徒歩15分ほどでした。

建物に入って真っ先に求めたのがこれ。地下ワインカーヴの試飲チケットを兼ねています。

そのカーヴ内に掲げてあった説明。



カーヴ入口付近のレジで当日普通に買うと1800円なのですが、JR東日本のサイトでオンラインチケット(1割引)を入手していました。(なお事前調査で料金改定の嫌なニュースを見ており、「この価格ならコスパは微妙かも」と思ったのですが、後に少し値を下げたようです。客が激減したからでしょうか?)

それを提示し、使用を確認してもらって入場。



カーブは白ワインエリヤ(一番奥に甘口)とロゼ&赤ワインエリアに二分されていました。普段はそんなに飲まないLindaも次々と試飲。ただし注ぎ口の途中に空気が入ると中身がなかなか出てこないので度々閉口しました。一気に注がせないような仕様なのかもしれませんが。


赤ワインのエリアにてソムリエ気分。(嗅覚が絶望的に鈍い私は絶対なれませんが。)Lindaは単独で飲むと(料理に合わせないと)口に渋味が残る赤を好みませんが、メルローは比較的飲みやすいと言っていました。ここはマスカットベリーA種によるミディアム〜ライドボディのものが多くを占めており、私的にはちょっと物足りなさを感じました。(カベルネ・ソーヴィニヨンの適地ではないんでしょうね。)唯一、ピノ・ノワールの1本はたいそう美味でしたが、3000円を超えていました。

出入り自由なので、いったん外に出てジェラートを買い展望テラスで少し休憩。

その近くにはワインサーバーによる試飲コーナーが。

地下ワインカーヴの品より高級銘柄が試飲できますが、プラスティックカップ(100円)を買い求めた上で、これまた購入したシルバーコインを入れて1回28mlを試飲するというしくみ。フルボトル(750ml)分を飲みたければコインが27枚必要となり、1枚250円で計算すると6000円以上かかります。多種多様な日本ワインの飲み比べができるとはいえ安くはないな。

もう一度カーヴに下りてしばらく試飲した後、Lindaが選んだ甘口の3本(ロゼ1、白2)を購入して出ました。何種飲んだかは定かでないものの私はフルボトル1本分は優に超えたと思います。Lindaもハーフボトルならクリアしているはず。

帰り道にて。店頭販売していた売り子さんに尋ねてみたら、価格は1kg当たり1900円で関西への発送にも同額かかるとのことで見送り。ならば長浜市内のぶどう園に行って買いますわ。

ぶどう郷駅に戻り、次の電車まで少し時間があったため散歩。おそらく歴史的価値のある電気機関車の横を通って・・・・


ここへ。出発前から来たいと思っていました。さすがに全長1.4kmを行って帰ってくるだけの時間はありませんでしたが。(出口のさらに先には勝沼トンネルワインカーブもあるのでいつかまた。)


この日のように暗いトンネル内の歩きをひどく嫌うLindaも普通に入っていきました。十分ライトアップされていましたからね。


その後、甲府までは何事もなかったため割愛。駅から徒歩10分ほどのホテルに入り、しばし休息&酔冷まし。

テレビの番組表に関西では視聴できないチャンネルを見つけました。何年か前に関係者が名誉毀損で訴えられたというニュースが記憶に残っていますが(捜したらこちらにありました)、この日はとくに興味を引くような番組はなし。

甲府は地鶏の産地だし、焼鳥はLindaの好物でもあるということで目と鼻の先にある専門店で夕食のつもりだったのですが、行ってみたらあいにく定休日でした(リサーチ不足)。それでこの日も急遽検索で見つけたチェーン店に入りました。(執筆中に知ったことには、全国展開していて長浜にも店舗があったとは!)


量は控え目ながらだいたい一品5串で税込400円台と良心的価格設定。計8品頼み、生ビールをジョッキで一人1杯飲んでも5000円でお釣りが来ました。二日目はここまで。
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