国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

次はどこ?

2018-05-29 | 日記
Lindaと一緒に海外の旅番組を観ていると、「○○へ行きましょうか?」と言われます。近頃彼女が興味を示している国はフランスとイタリア。一方、私が一緒に訪れてみたいのは、ドイツ、スペイン北部&ポルトガル、それに4年前父と旅して結構気に入ったクロアチア(および周辺国)あたり。ですが、どっちにしても彼女がそれらの国に入るにはビザが要ります。

ボリビアのパスポート所持者のビザ要件を見ると、ヨーロッパはほぼ全滅(ビザ取得が必要)で不要なのはセルビアとアイルランドぐらいです。したがって、Lindaが上で述べた国を旅するにはシェンゲン・ビザ(短期訪問ビザ)を取得しないといけません。取ってしまえばシェンゲン領域(協定に加盟している26ヶ国)を自由に移動することができるのですが、その申請書類を揃えるのがめんどくさい。また、大使館や領事館(おそらくほとんどが在京)へ申請に行くのも億劫。当然金(申請費用と旅費)もかかる。(ベトナムみたいに郵送による申請を受け付けてくれたらいいんですけどね。)ということで「いつかそのうちね」と生返事をしています。

(前にも書いたと思いますが、日本国民の査証要件とはえらい違いです。ところでシェンゲン領域は「日本パスポート所持者は、観光、訪問、商用が目的で滞在期間が6ヶ月を超えない場合、査証免除協定に基き、ビザは必要ありません」とのことですが、こちらによればそれも来年いっぱいとなりそう。そういうイケズな真似をされるとなれば、「こっちから願い下げじゃ」と言いたい気分になってきます。申請料金5ユーロで5年間有効というのは決して高くはないですが。)

とはいえ、ボリビアのパスポートでも事前にビザを取得しなくて良い(ビザ不要もしくは入国時に取得可)国・地域は結構ありますね。(ただしロシアが免除国になっているのは気になります。日本人には取得が求められていますから。ちなみに別サイトの区分ではレッド (ビザ必要) でした。これら2サイトでは他にもイランなどいくつかの国の扱いが異なっていることから、しっかり確認しておかないと酷い目に遭う可能性があります。)南米はほぼ問題なし(Lindaの身分証明書だけで入国&90日滞在可)ですが、中米は米合衆国の息がかかっているメキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルがダメ。USAに再入国できないLindaがNY時代の同居人や友人と彼らの出身国で再会するというプランも一時検討(グアテマラシティやサンサルバドル行きの便を検索)していたのですが、そのために頓挫しました。

それにしてもこちらでグリーンに塗られている国と地域(計83)にはアジアと(意外にも)アフリカが多いですね。それらのうちで私が行ってもいいかなあ、と思った所を以下アルファベット順に挙げときます。南米は「言わずもがな」ですし、帰省時に寄り道できそうなので除きました。(他にお薦めがあったら教えて下さい。)

 Cambodia
 Costa Rica
 Indonesia
 Madagascar
 Malaysia
 Maldives
 Nepal
 South Africa
 Tanzania
 Turkey
 Zambia

インドネシアは近場だし、大学院生および研究員時代に7度渡航した縁のある国なので久しぶりに再訪したい気持ちはあります。隣国マレーシアも将来の移住候補地として視察しておくのも悪くない? あと多少値は張るものの南アフリカとザンビアをセットにするのはいいかも。(ケープタウンやビクトリアの滝などを廻ります。私が何度も足を運んだ砂漠国のナミビア、およびチョベ国立公園を有するボツワナがダメなのはちょっと痛いですが。)マダガスカルは見どころ満載なので別の機会になりますね。他に父が2度訪問し、これまでの海外旅行で一番良かったと言っているトルコはこれまでとくに関心がありませんでしたが、先日採り上げた「迷宮グルメ」で旅する人(ヒロシ)が受けた歓待ぶりを見て最有力候補へと浮上しつつあります。親日国のようですしね。(私が重きを置くのは観光名所よりも人。次が食べ物かな。)

おまけ
 上でリンクを貼った「日本国民のためのビザ要件」の世界地図を見ていて、ブラジルの分類が "Electronic authorization or eVisa required" になっていたため、アレッと思い検索してみたところこういうことでした。先の年末年始のボリビア渡航にはタッチの差で間に合わなかったと判り地団駄を踏みました。オンライン化によって申請手続きがずっと簡単となり、費用も半額程度。さらに交通費・宿泊費も必要なかった訳ですから。(名古屋観光ができたので良しと考えることにします。)こうなったらせっかく取得したマルチビザの元を取るべく、次回(来年末?)のボリビア帰省は意地でもブラジル経由にします。

おまけ2
 ビザつながりでもう1件。昨晩録画しておいた "ABC News Tonight"(USA)を観ていたところ、フロリダの暴風雨&大洪水のニュースに "Panama City Beach" という地名が出てきたので怪訝に思いました。「なんでパナマが関係するんだ?」と。判ってみればこっち(パナマ共和国の首都)ではなくこっちの方でした。紛らわしいじゃないか。

もしかして昨年の旅程検索で見つけたパナマシティ経由便というのも私の勘違いでフロリダの方だったのか(ならばLindaは乗れない)と思ったのですが、それは正しく(ビザ不要の)パナマ共和国の方でした。同国にあるトクメン(トキュメン)国際空港というのはとても大きいんですね。知りませんでした。
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ひとこま

2018-05-28 | 日記
先日の夕食前にLindaから「いただきます」や「ごちそうさま」にはどう返事したらいいのかと尋ねられました。どうやら前から疑問に思っていたみたいです。(それ以前に、どちらも外国語には訳しにくい言い回しですが。)

「それらは料理を作ってくれた人ではなく、食べ物(元は生き物)への感謝の気持ちを表す言葉なんだ。相手はもう死んでいるから何も言わない。つまり返礼というものが元から存在しないんだ。」

仏教を念頭に置いてこう答えましたが、それで間違ってないですよね?
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ツボ

2018-05-22 | 日記
初回放送から視聴し、今やツボにはまっている番組があります。BS朝日の「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」です。

まず昭和ムード歌謡風のテーマ曲がいい。続いて列車の窓から風景を物憂げに眺めている「旅する人」(ヒロシ)が映し出されますが、それが哀愁を帯びていてさらにいい。都落ちにしか見えません(失礼)。結構いい等級の車両に乗っていると思われるのですが・・・・・

例の自虐ネタで確立したキャラが見事なまでに生かされています。(見る側が刷り込まれてしまっているのでしょうね。)制作者もそこに目を付けたのでしょう。(昨年ラジオ番組に出演した際にも「一発屋」とこれまた自虐発言をしていましたが、「店主 (進行役)」から「一発屋芸人が『笑点』に何度も呼ばれたりしないでしょう」と突っ込まれていました。同感です。)

駅を出てからは雰囲気が一転。行き当たりばったりで郷土料理を求めるドタバタ道中が実に面白い。(現地語のできる通訳は同行していないと思われます。)フランスやオランダ、ベルギーあたりは怪しげな英語でも何とかなっていますが、英語のほとんど通じないトルコや東欧ではボディ・ランゲージ全開。(「どこかに食べる所ない?」と尋ねる時の仕草が「右手に箸、左手にお茶碗」なのが笑えてきます。)そして、ほとんど外れなく美味しいレストランを探し当てる「嗅覚」が素晴らしいです。(この前は間違って美容室に入ってしまいましたが。)

コミュニケーション能力が何たるかを考えさせてくれる番組でもあります。一緒に観ているLindaもすっかりハマって毎回大笑いしています。

追記
 4月から始まった番組では「世界の国境を歩いてみたら・・・」(BS11)もお薦めです。何といっても「国境ハンター」の体当たりレポートがいい。国境線の変遷や2国間の物価・生活水準の違いなどもリサーチして紹介するなど、単なる旅番組とは一味も二味も違っています。そして同じ陸続きの国境でも地域によってその位置づけがまるで異なるのが勉強になります。難点は再放送が多いことかな。
 なお第1回のアルゼンチン×ボリビア国境も十分興味深いものでしたが、ボリビア×パラグアイなら何があっても見逃せないところです。しかしながらアクセスが難しすぎて番組が作れないでしょうね。パラグアイ×ブラジル、パラグアイ×アルゼンチンも東部はOKでも西部(チャコ地方)が無理っぽい。国境沿いに町らしい町が皆無ですから。

追記2
 「迷宮グルメ」のテーマ曲が判明しました。「ライムライト / テリーのテーマ」(チャップリン作曲!)ということで昭和ムード歌謡とは縁もゆかりもありませんでしたね(苦笑)。ただし、ここここにアップされているものとは雰囲気が大きく異なり、哀愁が漂うように編曲されているとは思います。(こちらで聴けます。)
Comments (2)
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そりゃないよ

2018-05-21 | 日記

土曜日から始めた家の田植えが無事に終わったので、昨晩はこの日のために取っておいた純米吟醸酒を開けることに。「鳳鱗」とは何とも仰々しい名前ですね。

ところがLindaは箱を一目見て大笑い。そうか、スペイン語は“H”を読まないんですよね。(それでどうなるかは敢えて書きませんので、気になる方は調べて下さい。)そのせいで折角の高級品が不味くなったような気もしました。製造から1年経過のため投げ売り(税込1080円)されていた品だからまあいいですけど。

追記:ビールでなくて良かったです。飲む気をなくしたかも。
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連休後半

2018-05-06 | 日記
4連休の間に水木の授業で使う植物が枯れてしまったらえらいことなので、昨日の朝食後に様子を見に来ました。


水やりを済ませてから私が平日の日課としているランニングコース(県大ニューイヤーマラソンのコースとほぼ同じ)をジョギング。というか、ほとんど歩きでした。



ほぼ無風だったため、田植え直後の水田に荒神山が見事に写っていました。

往復5kmに45分ほどかかりました。これでは本人が希望しても1月の大会には出場させられません。主催者側に迷惑がかかりますから。もうちょっと鍛えてもらいましょう。

その後はブックオフで本探し。最近あちこち電車で出かけている間に消費が進み、ストックが乏しくなっていたための補給です。2時間ほど粘って13冊買いました。(タイトルと著者を目安にとりあえず購入しますが、全部を読むとは限りません。)Lindaもお菓子関係の本を6冊ほど。


お昼はLindaの希望でここで。味は昨年11月に行った店より満足できましたが、量的にはちょっと物足りなさが。そのため平和堂で鶏料理3種詰め合わせを買って食べることになりました。







そして今日の午前中は車に自転車2台を積んで余呉湖一周。(実は3日に一人で琵琶湖一周する予定でしたが、朝からあいにくの雨。止んでからも強風が吹き荒れたため断念しました。距離的には1/30ぐらいで全く物足りませんが仕方ありません。)



昼までに帰ればいいので奥琵琶湖パークウェイに寄りました。これで出かけ納めです。この4連休はあっという間に経ってしまいました。
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来年こそ

2018-05-05 | 日記
昨日はこれに出かけていました。今年から始まった新しい音楽祭です。前身のラ・フォル・ジュルネびわ湖「熱狂の日」音楽祭は2010年から行われており、私も全く興味がない訳ではなかったのですが、結局一度も足を運ばないままに終了してしまいました。(そして「ラ・フォル・ジュルネ」の名を冠した日本の音楽祭の開催は東京だけになりました。)

今回も特に気に留めていた訳ではなかったのですが、先週連休の過ごし方を考えている時に思い出して「今からじゃもう遅いだろうな」と思いつつもダメモトでチケットセンターに電話してみたところ、意外にも3公演がアッサリ取れました。(真ん前と端っこと3階席でしたが。)あと小ホールでの1公演も買いたかったので、前日10時開始の再販売に挑んだのですが・・・・・コンビニ内の端末(マルチコピー機)には「満席」表示。それで諦めて帰宅し、パソコンからチケットぴあにアクセスしたところ、まだ残席ありだったので購入手続きを進めたのですが、会員登録に手間取っている内に売れてしまいました。(後の祭りながら事前に済ませておくべきでした。)さらに悪あがきで当日少し早めに出て目当ての公演の当日券を求めたのですが、やはり完売でした。



自転車琵琶湖一周ではいつも前を通ってきましたが、中に入るのは初めて。開会ファンファーレが鳴り終わり、音楽監督さんが挨拶を始めるところでした。


空き時間ができてしまったので、ホールの周辺を少し散歩しました。


メインロビーでの無料コンサートはフラッシュ撮影でなければOKでした。



もちろんホール内での演奏中は撮影禁止なので開演前に少しだけ。3階席に座った時は二人とも居眠りしてしまったあの晩のことを思い出しました。

三つの有料コンサートは言うことなしでした。短時間ながらプロの音楽家による演奏が安価(1500〜2000円)で楽しめましたから。こういうハシゴは実に楽しい。Lindaも同感だったので翌年以降も来ることになると思います。ただし作戦をしっかり立てておかないと。今回はチケット取りが遅かった以外にも失敗をしています。豪華客船ビアンカでの船上コンサートも乗船料だけで聴くことができ、その乗船料も音楽祭の有料公演チケットを提示すれば大幅割引になっていたのですが、よく考えないままチケットを取ってしまったため、3便が3便ともかぶってしまいました。(午後のオーケストラ公演開始があと10分遅ければ!)ということで来年はタイムテーブルを見ながら計画を立て、必ず船にも乗ります。(さすがにこの音楽祭が1年で終わるということはないでしょうね。)

追記
 ここの大ホールはオーケストラピットもある舞台芸術用のホールだけに今後の上演予定も「イル・トロヴァトーレ」「トスカ」「ドン・ジョバンニ」「魔笛」といった名作が目白押しです。Lindaがチラシに興味を示したため、予約チケットを受け取る際に字幕について尋ねてみました。が、日本語だけで英語など外国語はないとのこと。それでは当然ながら彼女は理解困難。そうなるとオペラは諦めて開館20周年記念の演目「千人の交響曲」(マーラー)あたりかなあ? ラテン語(第1部)もドイツ語(第2部)もチンプンカンプンですが、壮大な音楽(合唱付き)だけでも十分楽しめるので。
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次もある?

2018-05-03 | 日記
先日この記事を読んでJR大回りの旅に無性に行きたくなりました。(大都市近郊区間の特例を利用した裏技的な格安旅行ですが、件の記事のコメント欄にはキセル乗車を非難するような投稿が多くビックリしました。一体あれをどう読んだらそんな理解になるんでしょう? あるネット仲間に教えてもらったように、これもAIと同じ拾い読みしかできない人間が増殖していることの証左でしょうか?)

当方の別ブログを検索してみたところ、過去には2012年に2回(5月と8月)、2014年と2015年の5月にそれぞれ1回の計4回実行していました。(2013年のゴールデンウィークはナミビア出張のため行けず。)が、Lindaが来日してからはご無沙汰となっています。こんな酔狂に付き合わせるのも悪いと思い自粛していたからです。それで今回も一人で出かけるつもりでしたが、本人が望んだので同行することになりました。

経路は発着地が違う以外これこれと一緒です。念のためHyperDia(注)で旅程を確認したところ、意外な結果が。(注:経由地を3箇所も設定できる無料の検索サイトは私の知る限りここだけです。)



北陸本線下り始発に乗れば16時半には戻って来られます。奈良と柘植で20分強の乗り継ぎがある程度の極めて効率がよいルートです。たしか以前は帰着が18時を回っていた(12時間超の旅)と記憶していたのですが、実際そうでした(こちら参照)。どうやら近江塩津発大阪行きの快速が時間短縮されたため、1本早い和歌山行き紀州路快速に乗れるようになっているみたいです。(なお現在でも平日ダイヤでは大阪着が8:10となり、和歌山着は10:02。その僅かな遅れのせいで48分の足止めを喰らわされることになり、以降も20分前後の乗り継ぎが3回発生するため結局は18時過ぎの帰着となります。)

ただし大阪駅での乗り継ぎ3分はちょっとリスキー。4番ホームから1番ホームへの短距離移動なので何とかなりそうですが、乗り損なったらやっぱり和歌山発が10:50となってしまいます。(ちなみに同一条件で検索してもNAVITIMEは8:24大阪発の紀州路快速を薦めてきます。「その位の余裕は見とけ」ということでしょうか? もちろん和歌山9:50発には乗れません。)が、運悪くそうなったとしても帰宅が少々遅れるだけのことなので、とりあえずこれで行ってみることに。思わぬハプニングに見舞われるかもしれないし、案じていても仕方がありません。

今回の乗車地、田村駅に到着。(これまでの自転車と異なり、四輪車だったので所要時間を読み間違え、だいぶ早く着いてしまいました。)市の有料駐車場は平日だと全日400円ですが、土・日・祝日は半額なのはありがたい。民間は逆のような気がするのですが。



券売機で乗車券を購入。隣の坂田駅までなので140円です(ちなみに反対側隣の長浜駅までも同額)。




私たち以外誰もいないホームで列車待ち。始発は時間通り来ました。乗り込んだのも私たち二人だけ。



水田地帯や琵琶湖沿いの景色はなかなかのものですが、Lindaはこの通り。4時半に起こしたので無理もないですね。

新大阪を過ぎてから別の車両に移動しました。大阪駅でスムーズに乗り換えるためです。(階段近くに止まる車両を調べておきました。)定時に着いたお陰で無事次の列車に乗り込めました。それでもホームに降り立った時には既に入線していたので、タイミングは結構ギリギリでした。

その紀州路快速の車内で気になる掲示が。運転は再開されているものの南海電車による振替輸送も継続して実施しているとのこと。和歌山線は本数が少ないので、1時間ぐらい遅れるかもしれないと覚悟しました。

が、着いてみたら次の奈良行きは定刻通り9:50発と判り一安心。ところで前回(3年前)と違っていたのは和歌山線ホームに自動改札が設置されていたこと。無人駅が増えたためでしょうか? 何にしても140円の乗車券では通れないと思ったため、駅員さんに印刷した旅程表を見せながら「大回り旅行をしています」と説明したらアッサリ開けてくれました。しつこいようですが、キセルではありませんからね。(追記:最後にリンクを貼ったブログに記されている通り、この中間改札はやはり不正乗車対策のようです。そういう不届き者のせいで真面目な鉄道ファンが迷惑するんですよ!)

和歌山電鐵貴志川線のホームに停まっていた車両。(これに乗ってたま駅長に会いに行けます。)

私たちが乗ったのはもっと地味な車両。高田駅で万葉まほろば線と名前は変わるものの、乗り換えなし3時間超の乗車です。

私はいつも書物を持ち込むので全く退屈しません(今回も雑誌と文庫本をそれぞれ2冊ずつ読破しました)が、Lindaも多肉植物の本を読んだり日本語の勉強をしたりと有意義に過ごしていました。

奈良駅に到着。22分の待ち時間があるのでここで少々遅い昼食です。(ガラガラならともかく、ロングシートの和歌山線の車内で食べるのは憚られました。)実は駅のキオスクで弁当が買えるからいいか、と思っていたのですが、私の記憶違いで奈良駅の構内には有人の売店はありませんでした。また、和歌山駅のホームではかつて立ち食いうどん屋(駅弁も購入可)が営業していましたが、2年前閉店になったとのこと。判ってみれば、この旅程の乗換駅で改札を通らずに買い物ができたのは大阪のみ。それもあのタイトな乗り継ぎではノーチャンス。ということで食べ物&飲み物持参は大正解でした。

ここでも気になる電光掲示が。今度は「JR神戸線で踏切の遮断棒が折れていたため、徐行運転しました。このため、琵琶湖線(京都から野洲方面)の列車に遅れや運転取り止めがでています。」というものでした。やれやれ。琵琶湖線は本数が多いため酷いことにはならないだろうと思いましたけど。

唯一の非電化区間(ディーゼル気動車)である関西本線(加茂〜亀山)の車内ではLindaも車窓からの絶景を堪能していました。

伊賀上野駅でしばらく停車。最近はこういう凝ったデザインの車両が結構目に付きますね。





ここで伊賀鉄道(伊賀線)の忍者列車に乗れます。忍者ブームで海外からもそれ目当てにやって来る観光客が増えており、それゆえの多言語表記のようですが・・・・・・

三つ先の柘植駅もこれというのは便乗商法じゃないかとちょっと首を傾げました。ちなみに3年前はこんな派手な車両も忍者の案内も見ませんでした。しかしながら、よく考えてみればこの駅も伊賀市にありました。(「忍者がこんなに目立ってどうすんだ?」と言いたい気分ではあります。)


ここで私たちは草津線に乗り換え。車内も忍者と手裏剣の垂れ幕でLindaは大喜びでした。

以降はとくにこれといった見どころもなかったため、写真も撮りませんでした。が、琵琶湖線は案の上の遅れ。ただし理由は「JR京都線の線路内に人が立ち入ったため、JR京都線の列車に遅れや運転取り止めがでています」でした。おいおい、いい加減にしろよ!(よく遅れることで知られている区間のようですけど。)

ホームの電光掲示板は遅延25分でしたが、程なくして新快速が入線。私たちが乗る予定だった列車の1本前でした。長浜行きの新快速は1時間に2本運行されているため、余程のことがなければ何とかなります。(ちなみに5年以上前に奈良へ出張した日のことですが、早朝の地震で関西圏の在来線ダイヤが乱れに乱れた時は往生しました。往路では米原から京都まで新幹線の利用を余儀なくされましたし、夕方になっても平常運転に戻らなかったため帰路は米原までしか戻れず、家から迎えに来てもらうことになりました。ついでながら、そんな状況下でも新幹線と近鉄はほとんど影響なしでした。)ということで、当初の予定時刻から数分遅れただけで帰還することができました。

帰りの車の中でLindaに感想を訊いてみたところ「とっても面白かった」と言っていましたが、本音はどうだったのでしょう? もしOKが出るなら次は逆回り(時計回り)で旅してみたいです。田村駅の始発が6:34なので少しは寝坊できるし、大阪駅で17分、京都駅で13分の待ち時間が生じるため買い物も可能。帰着が18時半を回りますが、その分ゆとりが多いとプラスに考えることにしましょうか。(追記:つい最近その逆コースによる大回り旅行を敢行された方のブログを見つけました。)
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台無し

2018-05-02 | 日記
昨日この番組を観ました。初回があまりにも底の浅い内容だったため、視聴する気が失せたのですが、ボリビアが紹介されるということを知り録画していました。ところが・・・・・

途中でパラグアイを代表するアルパ(ハープ)の名曲 "Pájaro campana"(鐘つき鳥)(解説はこちら)が流れてきてLindaも私も唖然。視聴者を、それ以上に両国の人々をバカにしていませんか! 日本を紹介する番組で隣国の音楽や楽器が使われているのを聞いたらどんな気持ちになるでしょう?(なお、私はボリビアの低地地方はよく知りませんが、少なくともアンデスの音楽でアルパの音色を耳にしたことはありません。要は「場違いも甚だしい」ということです。高山地帯を有するペルーやエクアドルとごっちゃになっているならまだ理解できますよ。)

こういう見識の低い制作者による番組と考えただけで興醒めしてしまいました。首都ラパスの女子プロレスラーによる慈善行為を採り上げたそれなりに良いテーマだったので余計に残念でした。
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