国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

タナボタ

2023-04-30 | 日記

午後はシャトレーゼへ行って樽出し生ワインを購入。これで三つ目のスタンプをゲット。有効期限は1ヶ月半以上先のことなので、ボチボチ集めればいいのですが・・・・

運だめしのくじを引いて当たった50ポイントを獲得できるのが今日までだったので。さらにアイスクリームのプレゼントクーポンの有効期限もそうでした。それで保冷剤をビニール袋に入れて持って行きました↓

ところで1枚目画像ですが、右の瓶は封がしてあるにもかかわらず中身が半分以下。実は・・・・・

支払い時に店員さんから「樽に少し残ったものですが、もしよろしかったらいかがですか?」と尋ねられ、私に断る理由はないので遠慮なくいただいた次第。(瓶は次行った時に返すつもりです。)

さすがに貰いっぱなしも悪いと思ったため、Lindaへのお土産としてこれを買いました。

なお、生ワインの賞味期限は前にも書いた通り開封前で2週間ですが、ふと疑問が湧きました。ならば瓶詰め前の期間はどう考えたらいいのだろうか、と。樽出しの最初と最後では貯蔵日数に少なからず違いがあるはず。ご好意で貰っておいてあれこれ詮索するのはどうかと自分でも思いますけど(苦笑)。

後日追記

ということで、賞味期限が8日異なる赤ワインを飲み比べてみました。左の方に酸味をちょっとだけ強く感じた程度で味は有意差なし(誤差の範囲内)でした。

6月10日追記


今日6個目のスタンプをゲットし特典のワイン(2本目)をもらったらリセットされました。これで生ワインは秋までご無沙汰かな?
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来月には完成?

2023-04-30 | 日記
午前中、彫刻教室へ。父の新作をここで紹介するのはこの時以来ですかね。だいぶ仕上がっており、今日は先生に細かい手直しをしていただきました。


帰る前には各キャラクターの位置を決めてもらいました。

鉛筆の印が消えても場所が判るよう私も違う方向から何枚か撮影しました。

おまけ
 沙悟浄はこのドラマで設定されていたような河童ではありません。理由はこちらこちらで説明されている通りです。それにしても子供の頃観ていたこのアニメの「掘って、掘って、また掘って」のオッサンはいったい何者だったんだろう?
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これから雨の予報

2023-04-29 | 日記


久しぶりに畑の様子を。

先月植えたジャガイモの生育は3品種とも順調そのもの。

こちらも同様です。

初めて作ってみた紫タマネギの肥大がはっきり確認できます。楽しみ。

今日は二人で先の日曜日に買ってきたトマト(大中小)、ピーマン、ナス、キュウリ、そしてカボチャ(ここまで全て果菜類)の苗を植えました。なおビニールのカバーは保温と防風のためです。


あと緑肥として播いたクリムソンクローバーの開花が始まりました。かつて大学におられた畜産の先生が牧草地で育てられていたのですが、その炎のように鮮やかな赤い花を見てぜひ自分でもと思っていました。マメ科作物ゆえ無肥料でも旺盛な生育を示し、間もなく満開を迎えるはずですが、来月早々に刈り取って鋤き込み、その後にサツマイモを植える予定です。
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どっちに付く?

2023-04-28 | 日記
Yahoo! ニュースの国際タブの二つ目の見出しが「台湾か中国か 対立渦中の農業国」だったので、どこだろうと思いつつクリックしてみたらパラグアイでした。これです。3年前の記事でも触れていましたが、同国は今や世界でも珍しくなった台湾との国交を有する国。(こちらにある通り、今年3月にホンジュラスが断交して13ヶ国になりました。ついでですが、リンク先の「13カ国」からさらに飛んだ先に出ている国旗からパ国以外でどこか判るのは他にグアテマラだけです。)

明日(日本時間では明後日)投票が行われる大統領選の結果次第ではパラグアイも追随する可能性があり、私にとっては日本に次いで滞在期間が長い国だけに目が離せません(こちら参照)。ということで、今夜放送される「国際報道2023」は録画して必ず観ます。

おまけ
 「珍しい国」といえば、別ブログで紹介したようにパラグアイは国旗のデザインが表と裏で異なる数少ない国です。リンク切れになっているようなので新たにこちらを。モルドバとサウジアラビアもそうだったとは知りませんでした。(とはいえ一部が鏡像になっているだけですが。)
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不躾なのか?

2023-04-28 | 日記
(↑念のためですが「ぶしつけ」と読みます。)

拙ブログでは何度も話題にしているこの番組のお決まりフレーズ(空港での外国人へのインタビューにて通訳が頻繁に使用)が "Why did you come to Japan?" ですが、それは失礼なので別の言い方をすべきという見解を最近見ました。改めて探すと確かにこことかここなどに出ていますね。(となると入国審査とか検問などの際に高圧的口調で使われる言い回しなのかも?)それらで挙げられている無生物主語の("What" で始まる)言い方はとっさに思い付けませんが・・・・・その機会があれば意識して使ってみようと思います。
(ついでに上の動画を見つけたので埋め込んでおきます。)

そういえば「安い」も "cheap" はいかにも「安っぽい」というイメージなので(そう言いたい場合を除いて)避けるべきという意見も大昔「ラジオ英会話」(NHK第2)で聞いたことがあります(で、こちらも検索してここを発見)。その代わりに推奨されていたのは "inexpensive"(高くない)でした。けれども、NHK-BSの「COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン」に出演している外国人ゲストは普通に(いい意味でも)"cheap" を使っていたりするので完全には納得していません。身も蓋もありませんが、結局ネイティブ・スピーカーにしか分からない領域なのでしょうね。

追記
 スペイン語ではどう言ったらいいのだろうと考えて調べてみましたが、やはり "¿Por qué viniste a Japón?"(君はなぜ日本に来たの?)、"¿Por qué usted vino a Japón?"(あなたはなぜ日本に来たのですか?)という直接的な聞き方しかなさそうです。(あとはそれぞれの時制を現在完了に変えるぐらいか。)英語の無人称構文に倣って "¿Qué te ha traido a Japón?"(何が君を日本に連れてきたのか?)というのを無理やり作ってみたものの、不自然でたぶん成立しないでしょう。あと "¿Con qué objeto usted vino a Japón?" (あなたは何の目的で日本に来ましたか?)は文法的にはOKでも尋問みたいで逆に警戒されてしまうかも?
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最後は脱線

2023-04-27 | 日記
3月のWBCでヘッドコーチを務め、大谷翔平選手のことを日本ハムファイターズ入団当初から知る白井一幸氏の談話が週刊誌に載っていました。それを読んで私にも肯けるところがありましたので、一部引きます。

「変わっていないところもある。例えば、彼は球場とかにゴミが落ちていると拾うんですよね。これは当時から変わっていない。以前、それを褒めると“運を拾っているんです”と。高校時代からそれを心がけていたそうですよ。」

知り合いに「自分は絶対に宝くじは買わない」と言っていた人がいました。「人生の運の総量は一定なので、下手に当選してそこで使ってしまったら他で酷い目に遭うことになるから」というのがその理由。でも私は全くそうは思いませんでしたし、今も同様です。

いつ頃からか、もし運に総量があるとしたら、それは世界全体(全人口)でのことではないかと考えてきました。なので、誰かがポイ捨てしたゴミを拾えば、その誰かが一緒に捨てた運を貰うことにもなるかもしれない、とも。(「言うは易し」でそんなに実行はしていませんけどね。)もちろん根拠は示せませんから、「戯言」と一笑に付したい人はそうすればいいでしょう。しかしながら・・・・

大谷選手がMLB移籍後も投打でトップクラスのパフォーマンスを示しているのは、人並み外れた努力の結果であることに疑問の余地はないものの、彼のそういった心がけも意外と侮れないのではないかと思ったのでした。

少し違うかもしれませんが、将棋の米長邦雄永世棋聖(故人)は「勝利の女神に好かれるには謙虚さと笑いである」というようなことをよく語っていました。(捜せばここここなどあちこちで見つかります。)さらに外れるのを承知で書くと、先月亡くなった大江健三郎氏が複数の著書で述べていたのは「危機的状況にある人類が滅亡を回避するためには謙虚さとユーモアが必要である」ということでした。そういうのを知ったのは20年以上前のことですが、以後の世の中はそれらと逆行するかのようにギスギスするばかり、そして分断が進む一方と見えるのは何としても残念なことです。
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濁点と半濁点

2023-04-23 | 日記
午前中、17日にRefreshグランドオープンしたイオンへ行きました。食料品と日用品の買い物を済ませた後に寄ったのは・・・・・

コーヒーと輸入食材コーナー。

折り込みチラシで知っていましたが、開店記念セール(30%OFF)とあっては逃す訳にはいきません。

折角なので例の有名高級銘柄(右)ともう一袋を購入。ボリビア産ではないものの過去記事の終わりで触れていた「ゲイシャ(Geisha)」を飲んでみたかったので。ところで品を選んでいる時、ふと目に入った文字列に「なんじゃこりゃ」と思いました。

本ブログの「はじめに」でも明記している通り、妻の実家があるのはコチャバンバ(しかもボリビア)なので「やらかしよったか!」と内心叫びました。それにあそこはコーヒーの生産地じゃなかったはず。(追記:後にこちらで見つけましたが、100km離れた村には畑があるようです。)

けれどもLindaに「よく見て。Cochapanpaよ。」と言われて納得。帰って検索したところ、ここの他にも販売ページがいくつも出てきました。どうやらコチャパンパは実績のあるコーヒー豆生産地のようです。

それにしても紛らわしい。実際には直線距離で1500km以上(車だと約2300km)も離れているのですが。

追記
 タイトルですが、ここなどで紹介されている「Macの濁点、半濁点問題」というのは何年も前から知っていました。例えばメールに添付されていたPDFファイルをテキスト化すると「バ」が「ハ゛」、「パ」が「ハ゜」と分割されてしまうため文字列による検索ができなくなるなど実害もありましたが、それはまあ許容の範囲内でした。ところが最近すべての端末でMacOSのアップデートを行ったところ、新たな問題が。
 今度は画像でも動画でも、さらにWordでもExcelでもファイルがダブルクリックで開けないというトラブルが続出。最初はファイルが壊れてしまったのかと焦りました。次にOSとアプリの相性が問題ではないかと考えて対策を探したものの見つからず。ようやくにして辿り着いたのがここでした。NFCとかNFDとかは読んでも何が何やらですが、追記にある通りファイル名を付ける操作(変えなくてもOK)で開けるようにはなります。大量のファイルを受け取った場合にいちいちそれをやるのは面倒この上ないですけど。次のアップデートでは解決してもらいたいです。

おまけ

移動手段を徒歩に変えてみたところ、当然ながら全く違うルートが示されました。画面上では先の自動車移動よりも直線距離に近づいたように見えますが、移動距離(フェリー含む)は逆に190kmほど延びています。山道続きだからでしょうね。

有名な「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(注)を思い出したので調べてみたところ、その倍ほどありました。(注:いろいろありますが、3年前にNHK-BSのこのシリーズで紹介されたコースです。なお二人で番組を観て「いつか私たちも歩いてみたいね」と話しました。さすがに全路歩きはしんどいので途中キセルか自転車になるでしょうけど。)

ところで画像上にある所要日数は所要時間を単純に24で割って算出されています。つまり寝ずに歩き続けた場合(死ぬわ!)の数値。少なくともその3倍(1日8時間歩くとして)は見ておかなければならないでしょうね。
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ご注意を

2023-04-22 | 日記

4月22日6時42分現在、Yahoo! ニュースのITタブのトップに置かれている記事が「¥表記の詐欺 だまされないために」です。(ついでに同じ通貨記号が使われることになった経緯もこちらに。)実は私も6年前にそれで間違えそうになったことがあります。こちらの下(おまけ2)に書いていますが、飛行機の座席指定がたった100円でできると思っていたら実際には1700円でした。航空会社にその意図はなかったでしょうが、錯覚を意図的に狙った「¥」表記は厳しく取り締まってもらいたいです。
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「け」はいらん!

2023-04-22 | 日記
昨年度ここを手始めに何度か採り上げた「ブリティッシュ・ベイクオフ」(NHK教育)ですが、きっとシーズン3も放送されるだろうと予想していたため、初回から逃すことなく視聴できています。で、以下は今週分の一コマですが・・・・・

この字幕に思わずリモコンの停止ボタンを押して少し戻し、音声を英語から日本語に変えて聞き直したところ、確かにこの通り言ってました。

話し言葉では「科学」(science)と「化学」(chemistry)が区別できないため、職場でも後者のことを敢えて「ばけがく」と言うことが結構あります。日本語訳(音声)を担当した人もそれを考慮したのでしょう。しかしながら、字幕には「化学」で十分のはず。(蛇足ながら「け」は明らかに蛇足です。)この局もAIによる自動生成を使っているなら仕方ないのでしょうが、字面の汚さが気になりました。

おまけ
 そういえば「市立」と「私立」を区別するための「いちりつ」「わたくしりつ」なんてのもありましたね。自分の職場が県立で良かった。さらに余談ですが、うちの工学部の材料科学科は開学から四半世紀以上使ってきた名称をこの通りこの4月から変更しています。
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英西仏瑞独の順

2023-04-20 | 日記
今月頭の記事で「20世紀最高の歌曲の一つ」とまで持ち上げた "Dancing Queen" ですが、こちらに書かれている5ヶ国語のバージョンを全部聴いてみたくなったので昨日Youtubeで閲覧しました。(公式チャンネルの英語版スペイン語版以外については著作権に疑問が残るものの、フランス語版ドイツ語版およびスウェーデン語版へのリンクも貼っておきます。)

どうやら器楽伴奏(編曲)には英西版と仏独瑞版の2種類が存在するようです。前者はダンスクラブ、後者はライブハウスでの演奏をイメージしているような感じ。そして後者については、いずれも女性歌手の歌唱がオリジナルのそれと大きく異なっていることに驚かされました。知らずに聞かされたら別団体のカバーと勘違いしてしまうかも。以下、それらの印象を手短に綴ってみます。

まず仏語版は言語の響きによるものなのでしょうが、最初はフニャフニャ、ナヨナヨした感じに聞こえてひ弱さが否めず。ところがコーラスが加わってくると印象は一変! ハーモニーの美しさではこれが随一かもしれません。前半が抑え気味だった分、終盤が余計盛り上がるようにも思いました。

独語版は、これまた響きの特性を生かしてわざと乱暴に歌ってみようとの意図だったのかもしれませんが、それが空回りしてしまったような印象。優等生が悪ぶっても様にならないのと似ているかもしれません。(オリジナルの歌唱は上品そのものですからね。)ドタバタ喜劇を観ているような違和感が最後まで拭えませんでした。

彼ら/彼女らの母国語ということで瑞語版はまさに「水を得た魚」で最も魅力的に聞こえても不思議ではないはずですが・・・・・・私がこの言語に明るくないせいもあるでしょうが、歌詞のメロディへの乗りがイマイチで終始ゴチャゴチャしていると聞こえたのが残念。やはりこの曲は英語版が最初で瑞語歌詞は後付けなのでしょうね。ぎこちなさは独語版ほどではないですが。

ついでに聴いた回数が圧倒的に多い西語版についても。そもそもこのバージョンのみ "La Reina Del Baile" という独自のタイトルが付けられていますし、他では "Dancing Queen" と歌われるところにも違うフレーズが当てられています。(それどころか歌詞中にそれら2単語は全く出てきません。)このように唯我独尊なのですが、同時も最も熱いのがこれです。冒頭の "A bailar, a girar"(ああ踊る、ああ回る)から既に絶叫しているような感じ。私としてはこれをトップの座に置きたいところですが・・・・・歌詞を無理やり詰め込んでいるように(字余りと)聞こえる箇所がいくつかある分だけオリジナルに一歩を譲るのは仕方ないでしょうね。

ということでオリジナル(英語版)を10とすれば、西語版が9、仏語版が7、瑞語版が6で独語版は4というのが私の評価になります。

おまけ
 西語版についてもう少し。サビの "A bailar~" が2度目、3度目に再現するところは、その直前の "toda juventud, aaaa~" からノンブレス(息継ぎなし)で、しかもヒートアップしてなだれ込むのが凄い。ここの素晴らしさは他を圧倒していると思います。

おまけ2
 以下の英文を和訳しなさい。(既に十分知られたクイズだとは思いますが。)

 Full I care cowards to become miss note.

で、答えは松尾芭蕉の最も有名な句の一つ、「古池や 蛙飛び込む 水の音」なのですが、それとは別に真面目な英訳の試みも数多くなされています。うちこちらで見つけたものを転載させてもらいます。

 By an ancient pond
 a bullfrog sits on a rock
 waiting for Basho?


これを私が読もうとすると、どうしてもゴチャゴチャしているように感じてしまいます。(外国語だから無理もないですが。)それは措くとしても、英語で五七五の定型詩を詠む場合には日本語より多くの情報量を詰め込めそうなのがズルいと思ったりもします。上の場合はただの蛙でなくウシガエルだし、「岩の上に座っている」「芭蕉を待っている」なども。(逆に言うと「省略の美学」をトコトンまで突き詰めることが可能な本家「俳句」よりも夏井いつき先生からメッタ切りにされるリスクが "Haiku" には大きいといえるかもしれません。ついでながら、ここなどに載っているドナルド・キーンや小泉八雲 (ラフカディオ・ハーン) によるものはオリジナルに忠実であることを心がけた名訳といえますが、結果として17音節未満 (字足らず) になっています。)

実は英語とスペイン語にもこのような差異が少なからずあるように思っていました。例えばアンドリュー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカル「エビータ」の有名ナンバー "Don't cry for me Argentina" ですが、オリジナル(英語)では "It won't be easy, you'll think it strange."(それは簡単ではなく、あなたは奇妙に感じることだろう。)と歌われる冒頭の旋律に西語版の "No llores por mi Argentina" では "Será dificil de comprender."(理解するのが難しいだろう。)という歌詞しか割り当てられていないのを知って驚いたことがあります。(よろしければ公式チャンネルのここここで確認してみて下さい。ちなみに歌っているのはいずれも作曲者の元妻であるサラ・ブライトマンです。)

まだ "Dancing Queen" と "La Reina Del Baile" の歌詞をじっくり見比べたことはありませんが(とりあえず冒頭の "Friday night" と "Viernes noche" がきちんと対応しているのは確認済ながら)、西語版で端折られているところが結構あるのではないかと思っています。
Comments (3)
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