国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

朝からケーキ

2021-05-24 | 日記

昨日の朝食風景です。父と私は日曜恒例の納豆キムチ。賞味期限を少し過ぎて発酵も進んだためか匂いが2階まで漂っていたそうで、Lindaは "¡Puf!"(くっさー)をいつも以上に連発していました。その彼女はケーキとココア。(彼女は平日の朝食時には味噌汁を飲まないのですが、土日は私が作るので「健康のため」と言って押し付けています。)

上は一昨日のおやつタイム。昨年に続いて自家製イチゴをふんだんに使ったケーキを作りました。甘いものはどんなに早くても午前10時頃というのが私の感覚ですが、Lindaには全く抵抗がないようです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

35. なりふり構わず

2021-05-24 | 運転免許
少し話を戻します。いくら正体不明の相手とはいえ、Lindaが見たこともないと言っているものをそのままにしておく訳にはいきません。それで「魔の59番」は言うに及ばず、同等の難問が当たってしまった場合は合格できる可能性が極めて低くなるでしょうから。私は「これ以上どういう勉強をしたら?」とまさに五里霧中の気分でしたが、腹を括って最後の手段に出ることにしました。こうなったら何でもかんでも片っ端から英訳して解かせよう。

先に他ブログの事例を引いて「問題集を買って与えるだけでは不十分」などと以前書いた私ですが、たしか3連敗を喫した週末にブックオフで半額の中古本を見かけた時は思わず手を伸ばして立ち読みしました。けれど迷った末にスルー。それは訳が面倒だからではなく、既に書いた通りLindaの負担が大きくなってしまうのを懸念したからです。が、もはやそんなことを言ってる場合じゃないと覚悟を決めました。

とりあえずスペイン語版学科教本に載っていた本免用の問題集(日本語対訳付き5種)に取り組んでもらうことに。そうしたら最初の95問だけで彼女が「あ、これ見たことがある」と言ったのが3問ありました。私は「時間が勿体ないのでこれはいいよ」と言って解答させないようにしていたので「悪いことをしたなあ」と思いました。その中にこれと同じ問題が↓

こういうのは感覚的というか直観で「○」と答えておけばOKなのですが、Lindaは「雨の日に窓を開けたら濡れるに決まってる。なんて馬鹿げた問題!」と考えて「×」にマークしていたとのこと。怖いですね、「こんなの普通わかるだろ」という思い込みは。(もちろん直後に学科教本から当該箇所を示して納得させました。なお他にも「運転者はカーラジオで交通情報などを得ておくと、今後の交通状況などが予測でき、緊急のときに役に立つ」に「ラジオを聴くと気が散って危ないから×」と解答するなど同種の誤りが後日いくつか判明しました。)

そこで模擬問題1〜5の全てについて彼女が知らなかった問題に印を付け、その英訳を私が手がけることになりました。この問題集は日本語から西語に訳したと思われるので、原文の冒頭を検索ウィンドウに入れるだけで全文の掲載されたページがヒットすれば楽ができましたが、そうでない場合は全て手作業で打ち込むしかありません。どちらにしても、その後コピペでGoogle翻訳に持って行き、英語のチェックをして(変なところを修正するとともに可能な限りMUSASIの表現に合わせて)からLindaに渡しました。その数は3桁に上り、タップリ丸1日かかりました。加えてそれまでほとんど手を付けずにいた民間学習サイトの日本語問題についても、「悪条件化での運転」「自動車の保守管理」「二輪車の特性と乗車姿勢と走行の仕方」など彼女が苦手としていた一部項目に限ってですが、同じことをやりました。その結果、自作問題集の冊子が堆く(「うずたかく」はこの字だったとは)積み上がることに。

勉強の範囲を拡大することで取りこぼしのリスクも増えるのは承知の上でした。そういえば野球でも「名手」と呼ばれる選手は内外野を問わず守備範囲が広く、並の選手なら諦めるような打球にも手が届くため、却ってエラーが増えて守備率が下がると何かで読んだことがあります。(少し前に「球辞苑」でも採り上げていました。)つまりこれは「諸刃の剣」なのですが、Lindaにとって鬼門となる可能性を一つ一つ滅ぼしていくプロセスなので「鬼滅の刃」ともいえましょうか。(←無理矢理ブームに乗っかろうとすんなよ。)

また例のイラスト問題もあちこち捜し回り、そっくりそのままではないと思いましたが、これを見つけました。危険予測ゆえ「追い越しをする」は大抵NGなのですが、この場合は「安全確認をしてから」という前提ゆえ「○」が正解でした。もちろん実際の試験での詳しい状況説明が分からない以上、本当にそれで合ってるという保証もない訳ですが・・・・もしこれで2点加算できるとすれば、先述の3問と合わせて5点の上積みが可能。最悪のケースとして3回続けて59番が出されたとしても90点は取れる計算です。ということで、トンネルの先に希望の光が見えてきました。(←これを思い出して書きました。)そして・・・・・・

語学でも習い事でもスポーツでも、そして勉強でもブレイクスルーというか、臨界点を超えるというか、何であれ続けていると学習効果が目に見えてくる時期が訪れるようですね。この頃のLindaがそうでした。MUSASIの模擬試験や練習問題では1問か2問しか間違えなくなったし、ネットから集めた問題集でも取りこぼしが非常に少なくなりました。それは何といっても英語の読みの精度が上がったからだと思います。これなら初めて目にする問題にも対処できるはず。試験前日に100点を2度続けて取ったので私も「今度こそは大丈夫だろう」と思えてきました。もちろん油断は禁物ですが。(ちなみに下は頼まれてExcelで作った練習用のマークシート。裏紙に何十枚と印刷しました。)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする