国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

俺にゃムリ

2017-09-30 | 日記

東京〜サンタクルス往復便(イベリア航空)の価格をチェックしていた時、ふと出来心で目的地を変えてみたらこんなのが出てきてビックリ。これまでも東京〜コチャバンバは見つからないことはなかったのですが(大阪や名古屋だと皆無)、上の2番目以降と同じく価格は常に7桁(100万以上)でしたから、まさに突然変異的な低価格といえます。加えて下とほとんど同じ運賃というのも太っ腹。「サンタクルス〜コチャバンバ(現時点で11000円ほど)はタダで付けてあげるよ」という訳ですから。(厳密には「1円にまけといてあげる」ということになりますか。)



(ちなみに片道だとやっぱりこうなります。行きだけで二往復半分じゃないか。)

これに国内移動が加わるので激安とまではいえませんし、帰りのマドリードでの乗り継ぎ(22時間)をどうにかしなければなりませんが(注)、往路はこれ以上考えられないほど好条件です。32時間でコチャバンバに着けてしまうとは!(注:一応探してみたもののエアチャイナのような無料のホテル提供はなさそう。ただし一続きの航空券なので、空港から出なければビザ取得は不要と思われます。そうなるとやはりラウンジで時間潰しですか....)

今回も仮定の話ですが、これがあと2割安ければ「早まった!」(最終兵器は使うべきではなかった)ということになるのかもしれません。けれども、候補便がジリジリ値上がりしていくのを横目に見ながらそれを待つなんて真似は到底できませんわ。
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八つ当たり

2017-09-29 | 日記
既に何度も書いているSkype問題(解決するまで続けるぞ)ですが、最近はMicrosoftの関係者の目に触れそうな所に日本語でも英語でも書き込むようにしています。

が、ここここも担当者の対応はダメダメですね。「Skypeをインストールするための条件(最新OSへのアップデートなど)はクリアしているか?」とか「再起動(またはリセット)したらどうか?」といった通り一辺倒の回答(ネットで調べたら誰でもわかること)しか寄こしません。典型的マニュアル人間というべきか、自分でそれ以上のことを調べて何とかしてあげようというつもりは全くないんでしょうね。(追記:とりあえず日本語のコミュニティの方は潔く有益な情報はないと返答してきたので許します。)

ところで端末にインストールされているストアで見られるレビューはせいぜい100程度ですが、WEB版では47万件以上。これを "Moble" で絞り込んで "Mose recent"(最新順)でソートすると「動作がノロい」「頻繁にクラッシュする」はまだしも、「ログインできない」「ダウンロードできない」「インストールできない」といった苦情コメントがズラリ。中には罵詈雑言も。私と同じく "Get it now"(すぐに入手)と "This app is installed"(インストール済)の無限ループに陥っている人や「これってMicrosoftの製品だよね?」と皮肉っている人もいました。これでもかと並んだ★一つの最低評価(5段階中)は当然のことです。

たぶんこの惨状のことを全く知らないんでしょうが、創業者で元会長のビルさんには「ついこの前殿堂入り確実の偉業を成し遂げたアントニオさんを少しぐらい見習ったらどうですか?」と言いたい気分ですわ。(わからん話ですいません。また文句を言う相手が違うことも自覚しています。けれど、こうでもしないと腹の虫が治まりませんわ。)

追記
 もしかして救いの手が差し伸べられるのではないか、と思っているのが名前からしていかにもサクサク動きそうなSkype Lite。ただしこちらによると今のところ利用できるのはインドの11言語を使用するAndroid機ユーザのみ。言語の方は英語も入っているから何とかなりそうですが、ここでもWindowsユーザは後回しにされています。サイテー。
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参考記録

2017-09-28 | 日記

もう遅いですがこんなのが見つかりました。これまで欧州から直接(アメリカ大陸の他の国を経由せず)ボリビアに入れるのは以前触れたイベリア航空のマドリード〜サンタクルス往復直行便(注)だけだと思っていましたから完全に意表を衝かれた格好です。なお、このボリビアーナ航空(OB779便)はイベリア航空(IB1796便)との共同運行のようです。(注:こちらもイベリアとボリビアーナの共同運行と思われますが、先日価格をチェックしたところ約18万で論外でした。)

ただし帰路は日を動かしても直行便が見つからず、サンタクルス経由と組み合わせての年末年始最安はこうなりました。ちょっと高いですが、もしこれがあと2割ほど安く(12万ほどで)買えたとして(以下妄想)、日本〜マドリードの格安便とうまく組み合わせることができれば・・・・・

ということで調べたところ、最近はこんなのもあるんですね。このエティハド航空(UAEのアブダビ経由)は上のリンク先で挙げたアエロフロートとかLOT(ポーランド)とかターキッシュよりも安い。(出発日、現地出発日がそれぞれ早すぎ、遅すぎですけど、「長期休暇を取って年末年始をスペインで」という方にはオススメですね。なお国内移動を考えると下の方が私にとっては得でした。)

あとは日と時間が合えば・・・・と今回は仮定の話ばっかしで恐縮ですが、ボリビアーナ航空がどうやっても他の航空会社とはセットにならなかったことから考えるに、マドリードでいったん荷物を受け取る必要はあるでしょう。それならばLindaのスペイン観光ビザを取得して1〜2日ほど見物してもいいです。バレンシア在住の親戚を訪ねる手もあるか?

もっとも、私がこれから申請する予定のブラジルの観光ビザ(VITUR)は最初の入国から3年間有効のマルチビザのため、少なくとも再来年の年末までは使えます。なので、今回の「最終兵器」が「もう懲り懲り」ということにならなければ、そして来年以降も発売されているとしたらリピーターとなる可能性は高いです。価格もさることながら北京での長時間乗り継ぎ問題が一部でも解消されたのはやはり大きいです。

追記

サンパウロ〜コチャバンバがまた値上がりしていました。私が買った時のほぼ2倍です。おそろしー。それにしても3〜4倍は長くかかる東京〜マドリードより高いというのは絶対納得いかん!
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連帯

2017-09-27 | 日記
待ちに待ったNFLが今月開幕し、NHK-BS1の録画中継を全試合観ています。(本当は副音声にしてLindaと一緒に、と言いたいところですが、それだと私がろくに理解できず十分愉しめないため日本語で。(戦術が非常に重要とされる競技ですから、それがわからないことには。) 彼女もルールを知らないので英語音声でもチンプンカンプンでしょうけど。)

一方、こちらはほとんど毎日夕食後に二人で観ている「ワールドニュース」(朝8時から放送分のうち英BBC、西TVEおよび米ABC)ですが、今週に入ってから米ABCの時間帯はこのニュースで占められています。(ここここにも見つけたのでリンクを貼っておきます。追記:NFL公式サイト日本語版に選手会の反応が掲載されています。その多くは "Patriotism goes beyond a flag and an anthem" のようにシリアスなものですが、皮肉タップリの一部ツイートにはつい笑ってしまいました。)

Lindaは突き上げを喰らっている大統領を見て「いい気味だ」とせせら笑っているみたいですが、私は「NFLの選手たち(にとどまらずコーチ、オーナー、OBなど)は気骨あるなぁ」と感服しています。(なお彼らの多くが指摘しているように、大統領が人種差別を愛国心の問題にすり替えようとしているのはとても見苦しいです。)

かつて金満球団の元オーナーが「たかが選手が」とうそぶいて総スカンを喰らったことを思い出しましたが、わが国のプロスポーツ関係者が暴走する政治家に楯突くという情景は思い浮かばないですね。(元々こちらにはそこまで大きな火種がないか。)国民がスター選手と大物政治家のどっちを支持するかといえば答えは見えていますけど。
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ダブルブッキング

2017-09-26 | 帰省(2017〜18)
少し前から北京(中国首都国際空港)で発生する14時間もの乗り継ぎをどうするか思案していました。(たぶん預け荷物は出さなくてもいいので)地下鉄を利用すれば市内観光(天安門広場や故宮など)も余裕でできるのですが(注)、言葉の通じない所にはなるべく行きたくない(&英語で押し通したくない)という性分ゆえ気が進みません。(注:再掲ながらこちらにある通り24時間未満のトランジットなのでLindaも私もビザなしで入国できます。)

が、いろいろ検索している内に長時間乗り継ぎの乗客はトランジットホテルが無料で利用できるという嬉しい情報を見つけたので、エアチャイナのサイトから予約することにしました。(ちなみにこちらの条件はクリアしています。)ページ下の「予約する」をクリックし、eチケットやパスポートなどの番号を入力してログインします。

"Value-added servive"(付加価値サービス)を選ぶと、便ごとに利用可能なサービスが表示されるので、"Transit Hotel" をクリックしてショッピングカートに入れ、あとは連絡先(注)を入れて確定させるだけ。(注:携帯電話番号とメールアドレスの両方が求められますが、前者を持ってないので職場自室の番号 (固定電話) を入れたところ受け入れられました。)簡単です。(ただし予約サイトの動作は相当ノロいですが。)

まもなく確認メールが届きました。とりあえず私の名前で予約したのですが、Lindaの方も自動的に完了していました(下)。同行者だからそうなりますよね。

ただ、判ってみればホテルは空港外にあるため(送迎あり)いったん出なければ行けないし、実際泊まられた方のブログを見ると何もなさそう。(同じホテルかどうかは不明ですが「シャワーのお湯がでない」とのレビューも。)また時間の関係で「栄養満点のご朝食」とやらも食べられません。そうなるとホテル周辺にあるらしいコンビニで買った飲食物を持ち込んで本を読みながら時間潰しをするだけになります。(もちろんテレビは理解不能なので。)両替も必要になります。無料のサービスにケチを付けるのも何ですが、ちょっとめんどくさい。そもそもサンパウロ行きは深夜出発なのでベッドでスヤスヤ眠るのは無理。(寝られない可能性大だし、寝過ごしも恐い。また時差ボケを考えたら下手に寝ない方がいいかも。)これが早朝便なら利用価値も高いのでしょうけど。(追記:予約ページに出ていたホテル名で検索したら場所が判りました。自腹でもこのくらいで泊まれるんですね。)

となれば、より魅力的なのはラウンジの方。こちらには「旅の疲れを癒せる客室(4時間以内の利用)」とありますが、公共スペースは時間無制限のようなので問題なし。

今度はLindaの予約も別に必要でしたが、手順は全く同じです。

無事完了したものの届いたメールを見て一抹の不満が。

"Free access" といいながら直後に "pay-by-the-hour" とあったからです。どっちやねん? そこでコールセンターへ問い合わせることに。ただし0570番号の電話は当方のプッシュ回線だと自動音声による言語選択ができず、オペレーターに繋がらないためファックスを使いました。5分も経たない内に電話で返事が来て、エコノミークラスの乗客でも無料で利用できるとのこと。とりあえず一安心です。ただしネットで見られるラウンジの様子は何れもファーストかビジネスクラスに乗った方によるものなので、当日のサービスはそれらより圧倒的にショボイかもしれません。そのくらいは覚悟しておきますが。(何せタダなので。)

なおサービスは1便につき1種類しか選べないようになっており、二つ目を選択するとこんな警告が出ます。

ところが何かの弾みでラウンジとホテルが両方とも予約できてしまいました。大丈夫かな? もちろん一つだけ残すのならラウンジですが、とりあえずこのままにしておきます。

ちなみに、残りの一つ "Ground-Air Connection" というのは無料シャトルサービスですが、現在は北京〜保定(Baoding)市の往復しか提供されていないようです。観光しないので関係ありませんが・・・・・そんなことより帰路の11時間45分待ちにもラウンジかホテルのどっちかを付けてくれ!(おそらく日をまたいでないからダメなんでしょうね。)

おまけ


シャトルサービスについても詳細を見てみたところ、北京発の一番速いバス便に乗っても保定発の一番遅い便には乗れず帰ってこられません。何考えてんだ?

おまけ2

ログイン後画面の "Prepaid Advance Seat Selection & Prepaid Baggage Fee"(左)から座席指定ができますが、私のように「アホみたいに安いなあ」と思ってはいけません。通貨単位は人民元(CNY)なので日本円(JPY)だとその17倍ぐらいします(油断大敵)。

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初級卒業

2017-09-25 | 日記
気温が高すぎて発酵がうまくいかない8月はお休みだったため約2ヶ月ぶりにパン教室へ行きました。



その初級コース最終回となった昨日は食パン、ロールケーキ、ピザという王道メニューでした。


お土産として食パン1斤を持って帰ったところ、普段はあまり食べない父が柔らかくてモチモチのパンを美味い美味いとバクバク食べていました。「これじゃ米が売れなくなるはずだ」ともこぼしつつ。

次回(10月はパスのため11月)からは中級に入ります。ところで日本語の方はいつ初級卒業となるんでしょうかね?
Comments (2)
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最終兵器その後

2017-09-24 | 帰省(2017〜18)

先月10日に炸裂、いや購入した「最終兵器」ですが、現在の価格はこのようになっています。今も毎日のようにフォローしていますが(来年以降の予約の参考とするため)、11万台というのは全く出てこなくなりました。


本家本元の中国国際航空サイト(最安)ではこの通り。どうやら往路便が上がってしまったようです。余談ながら帰路の「到着日を指定して下さい」にはビックリしましたが、フライト詳細を見たらちゃんと1月7日サンパウロ出発となっていてホッと一息(下)。驚かせんなよ!(正しく「現地出発日」と書いておきなさい。一瞬サンパウロ〜コチャバンバの予約がパーになったかと焦りましたよ。)


また8月に入って売られるようになった東京〜サンパウロ往復便の格安航空券(エミレーツやデルタ)も往復15万円以下のものは全く見かけなくなりました。ということで今年得た教訓はこうです。

・正規割引航空券は高くなっても安くなることはまずないから旅程が確定次第購入する。
・格安航空券は出たらすぐ売れてしまうので見つけたら直ちにおさえる。


一方でサンパウロ〜コチャバンバの今はこうです。また5万円台に戻ってしまいました。3万台に下がったのは私が買った日からせいぜい数日間のことだったと記憶していますが、なぜそうなったのかいくら考えてもわかりません。超ラッキーだったのは確かですが・・・・今気が付きましたが、それは例の事件が起こった前の日ではありませんか。縁起が悪いから値下げしたとか(まさか)。

追記

東京〜ブエノスアイレスで検索してみたらこんなのが見つかりました。出発日がちと早すぎますが(2日間ほど休講にしなくてはならなくなる)、なかなかに安い。それ以上に魅力的なのが所要時間の短さ。着いたその日の内にコチャバンバに向かえるため「最終兵器」のように1泊しなくてもいいし、アルゼンチンはビザ不要と良いところだらけ。(米国経由のアメリカン航空はどっちみち使えないので書いてて空しいですが、私一人だったら十分検討に値する便といえます。)

これに上のブエノス〜コチャバンバと国内移動の運賃を加えても22万弱。2年前の渡航時よりは安く上がる計算です。

ふむふむ。何にしてもこの分だと年末出発の格安航空券はまだまだ出てくるかもしれないですね。

9月25日追記
 さっき見たら上の東京〜ブエノスアイレス便(12/24出発&01/07現地出発)が20万近くに上がっていました。本当にあっという間に売れてしまうんですね。
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緊急事態発生?!

2017-09-23 | 日記


「ただならぬ事態発生か」と思われた人もほとんどいないでしょうけど、もし驚かせてしまったならごめんなさい。午前中は南郷里地区の自治体合同による防災訓練に参加してきました。(今年から役員なので会長より依頼されていました。)




この夏の台風襲来時に(合併前の旧町ながら)市内を流れる姉川が氾濫し、ある地区に大きな被害が出たばかりなので、それと関係があるのかもしれませんが、今年初めての開催とのことでした。また最近は世界的にもハリケーンや大地震が頻発しているので、ここいらで危機管理意識を高めておくのも悪くありません。

何が何だかわからない写真ですが・・・・・

これの中です。視界は全くといっていいほど利きません。


起震車にも乗りました。震度7だと逃げるのもままならないようですね。




そして私に割り当てられたのは救援・救護班。屋根や瓦礫の下敷きになった人がいるという想定で救出作業を行いました。開会式の挨拶で市会議員さんが「普段できないことは緊急時には絶対できない」と言ってましたが、その通りでしょう。ただし2時間程度の講習で身になる経験が積めたかといえば疑問ですが。

最後にこちらは炊き出し班。どうせならこっちに入りたかったな。
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Skypeその後

2017-09-23 | 日記
例のSkype問題ですが、未だに解決していません。

今月に入っても一向に更新が来ないので調べてみたところ「Windows Insider Programから抜けると降りてくる」という情報を見つけました。その通りにしたらOSが10.0.14393.1715までアップデートされました。先月書いたように10.0.14393.1613への変更では「Skypeのインストール用アプリが削除され、Skypeはデフォルトのアプリとして追加」という話だったので、「これでようやく」と期待していたのですが・・・・・

このように起動しても相変わらず少年の画像が表示されるだけで、そのダウンロードとやらを試みても「インストール済み」と言われるだけ。(蛇足ながら「起動」をタップするとまた少年の画像に戻ります。無限ループです。)結局のところ何の改善もされていませんでした。ガッカリです。

とりあえず国内のサポート担当者には「解決は無理でもせめてSkypeの開発者やストア担当者に対して何らかの働きかけはしてくれ」と要望は出しておきましたが・・・・・このままなら月額プラン(固定電話への通話60分)もやめるかもしれません。たかだか120円程度(1.09USドル)ですが使えなければ全くの無駄金なので。(ただし最近の月額プラン一覧を見たところ、中身は充実しているけれどもちょっと値が張るものばかり。現在の最安プランを抜けると再加入できなさそうなのが悩みの種です。ノートパソコンからは時々発信しますからね。)
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没必至

2017-09-22 | 番外

職場自室のドアに貼っているパラグアイの地図です。2年半ほど暮らしていた先住民の村の位置に蛍光緑色のピンを刺しています。

私が住んでいた家のあった場所はここですが、Googleマップ上にマチャレティ(Macharety)という村の名前はなし。上の紙の地図にも載っていません。50世帯程度の小さな集落ですから無理もありません。(ところで本ブログでは地図上の位置を示す際のリンクとして短縮URLを使っていますが、大丈夫なのでしょうか? 先日ニュースで知った短縮URLサービスの終了によるリンク切れはGoogleマップとは別件のようですが。)

実は海外に住む日本人を訪ねる例のテレビ番組を観ていた時、「もし当時この番組があったとして(あるいは今私があそこに住んでいるとして)日本から来たタレントは自分の家までちゃんと辿り着けるだろうか?」と想像してちょっと笑ってしまったのでした。

首都アスンシオンと村の位置関係を改めて示すとこんな感じ(北東に約500km)です。成田空港から2〜3箇所を乗り継ぎながら40時間前後かけてアスンシオンに降り立ったタレントさんは、まず人通りの多い場所(市場や中心街)で「マチャレティってどこにありますか?」と訪ねることになるでしょう。が、おそらくは誰も彼も「知らないね」で先に進めないはずです。

なぜなら面積的に60%を占めるパラグアイ西部(チャコ地方)は人口比率では2%にも満たない超過疎地域。その事情に詳しい(地図に載ってない村の存在まで知っている)人間に首都で出会える確率は極めて低いからです。(あっさり判ってしまうようなら躊躇なく「ヤラセ」と認定させてもらいます。)

もし「マチャレティなら知ってるよ」という人が現れても要注意。ボリビア東部にある同名の(ただし綴りは少し異なる)村を教えられる可能性が高いです。そちらの方がずっと大きな村で紙の地図の端っこにも載っています(下画像)。位置関係はこうですが、パラグアイの方と同じく首都から北西方向にあるのが厄介。間違ってそっちへ行ってしまったらえらいことです。ちなみに今はボリビアまで抜けられる長距離バスも走っているようなので(ガチンコ番組なら)絶対にそうならないとは断言できません。(なおパラグアイのマチャレティに住んでいた人もルーツはボリビアにあると聞きました。彼らがラグナ・ネグラ (黒い沼) という名前の土地に移り住んだ際、先祖代々の村名をそのままサブタイトルに採用したとのことですが、どういう訳か語尾が“i”から“y”に変わってしまったようです。)

ここでスタッフが助け船を出して近くのフィラデルフィア(ドイツ系居住地)までは来られたとしましょう。(首都のバスターミナルから夜行バスで6時間です。)が、そこから村まで(片道約50km)の足がありません。徒歩だと10時間ほどかかるため論外。

村とフィラデルフィアの間には週に一往復(金曜夜村を出て月曜朝にフィラデルフィアを出発)のトラクター便があり、私も買い出しのためそれを利用していました。が、運良く日が合ったとしても大きな荷台に山ほど積まれた日用品や村人達とともに埃まみれになりながら片道3時間強の旅を耐えられるようなタレントがいるとは思われません。(万一いたら頭を垂れて最敬礼します。)

ならば再び夜行バスに乗って次の大きな町(軍の基地の所在地)に向かう国道(Ruta Transchaco)の途中で降ろしてもらい、そこから約7kmを歩くというのはどうか?(Googleマップのデータには家の前の道は登録されていないらしく、途中までしか経路が表示できませんね。)ですが、毒蛇やジャガーと遭遇する恐れもある夜道を歩くのは到底お勧めできません。(満月の夜ならアリかも。私が一度だけ歩いた日がそうでしたが、その月の明るかったこと!)今は昼もバスが走っているかもしれませんが、乾期には軽く40℃を超える炎天下の徒歩も危険。

ということで車をチャーターして来る他ないでしょう(注)。1時間あれば余裕です。そして村に入ったら私を知らない人間はいないので1分足らずで家の前まで送り届けてもらって終わり。(敷地内まで車は入れます。)これでは映像になりませんね。ということで、せっかく撮影をしてもお蔵入りは必至。いや、それ以前にオファーすら来ることはないというのが今回の結論でした。(注:ここで思い出しましたが、フィラデルフィアでは1台もタクシーは走っていませんでしたし、レンタカー会社も見ませんでした。観光地ではありませんからね。となるとヒッチハイクで国道との分岐点まで連れて来てもらい、あとは先述のバスと同じく歩きというのがまだしも現実的ではないかという気がしてきました。ただし、あの町のドイツ系住民は宗教上の理由で迫害されて南米の僻地に流れ着いた連中ゆえ性格は超閉鎖的。頼んでも同乗させてくれる可能性は低かったはずです。そして先住民はバイク所有がやっとで車はほとんど誰も持っていませんでした。それから上の画像はJICA専門家御一行が物見遊山で来た時のものですが、彼らはアスンシオンで車を手配していました。バックパッカーでない限りは当然そうしますわな。ますますダメだこりゃ。)

もしLindaと私が海外のどこかに居を構えたとしたら番組として十分成立するであろうことは請け負いますが・・・・その日まであの番組はきっと持たないでしょうね。ネタが尽きるか、それともヤラセがバレて突如打ち切りになるかして(おいおい)。

おまけ
 私と同じく元JICAボランティアで現在ボリビア在住の方が先日ご自身のフェイスブックに「『こんな所に』は協力隊は外したほうがいいね。ただの2年の短期駐在だし…。」と書かれていたので、「まさに我が意を得たり」と思った私はコメントを書き込みました。(今回も使い回しさせてもらいますが、ボリビアでその方と面会した時の日記でも件の番組にイチャモンを付けていました。ついこの前もそうでしたが、空路で楽に行ける場所なのにわざわざ陸路を使わせる(注)という「水増し商法」など過剰演出の数々には感心できませんねぇ。(注:自腹で旅しているのでなければ真っ先に空路移動を考えます。私に限らずそれが分別のある人間のすることでしょう。)「タレントの珍道中を見て笑うための番組なんだから」と言われてしまえばそれまでですけど。)今週放送分でも現役隊員さん(ソロモン諸島派遣の女性)が紹介されていましたが、タレントが出会ったばかりの若者(私はだいたい途中で協力隊員と判ってしまいます)に「どうしてこんな所に来たの?」と訊いているのを見たら興醒めせずにはいられません。彼/彼女らは決して自分達が望んだからではなく「あなたはここへ行きなさい」と命令されて来たに過ぎないのですから。青年海外協力隊を志望する者は基本的に(ごく少数の例外を除いて)任地はおろか派遣国も選べません。願書に希望だけは書けますけど。ちなみに私は同じ職種(食用作物)の中で最も興味があったネパールを記入しましたが、見事無視されました。そして南米希望者がネパールへ行くことになったと後で知りました。何ともイケズな真似を!(真偽不明ですが、希望国をわざと外すことで候補者の「本気度」を見ようとしている、という話を聞いたことがあります。)まあ、そのお陰で今こうしてLindaと暮らすことになっている訳ですが。

おまけ2(しつこい)
 アスンシオンからサンタクルスまで直通バスが走っていますから、途中下車してボリビアの元祖マチャレティを訪れることは可能でしょう。ただしGoogleマップの推定所要時間18 時間 34 分(マチャレティまでなら12 時間 49分)は絶対に信じてはなりません。この逆ルートについて過去の日記に書いたことがありますが、大遅延の憂き目にあった旅行者が複数いるようですから。また昨年乗車された方のブログには「南米一の悪路」とまで書かれていました。(ついでながら「南米一(世界一?)危険な道」についてはこちらで触れています。アフリカでは文句ばっかり垂れているあの男も以前そこを通るバスに乗ったと先日知り、少し見直しました。さすがにこの前のボリビア編に登場した女優さんは回避して空路移動でしたが賢明です。)もっともテレビ的にはその方が盛り上がるんでしょうけどね。行き先間違えるは酷い目に遭うはとなったら。
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