国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

二者択一

2016-02-29 | 日記
今朝職場の駐車場に車を停めて建物に入る途中に腕時計を見てビックリ。

「あれっ、今日から3月だったっけ? ということは明後日からナミビア?」

ちょっと焦りました。が、よく考えてみたら私の腕時計が閏年に対応していないだけでした。電池寿命が長くてとにかく安い品を、ということでいつもアマゾンでこのシリーズを買うのですが、やはり価格相応ということですね。(ちなみに電池寿命は7年ですが、ボタンが錆びてしまってそれまで保ちません。)

話は変わって日曜日はLindaの付き添いとしてキリスト教会へ行っています。リーマンショック後から付き合いのあるブラジル人牧師からは彼女が来日する前から熱心に誘われ、教会員の方々も先日訪れた際はとても優しく接してくれたのですが・・・・・結局そちらには行かないことにしました。

(なお上は先週日曜日に撮影したもので写っているのは牧師の奥さんです。牧師は出張からまだ戻っていないということで、その日の夕方彼らの自宅へ挨拶に行きました。)

理由はいくつかあるのですが、まず10時から12過ぎまで続く礼拝に私が耐えられないということ。早口のポルトガル語には到底付いていけませんので何を言っているのかチンプンカンプン。Lindaにとっても似たり寄ったりのようです。(質問が聞き取れず私が助け船を出したこともありました。)地元にいる西語圏出身の住民は多数派のブラジル人が話すポルトガル語も多かれ少なかれ理解できる(というより理解できないと困る)ようですが、彼女はニューヨーク在住中もほとんどヒスパニック系のコミュニティにいたからです。(そういえば私が滞在した時もほとんどポルトガル語を耳にすることはありませんでした。)その後一緒にお昼も食べるとなれば毎週ほとんど4時間近く拘束されてしまうことになります。さすがにそれは勘弁してほしい。

また礼拝の雰囲気もちょっと私には合いません。鳴り物(電子楽器の演奏)が入るし時に煽り立てるような牧師の説教も長時間続くと苦痛。

もう一つ、実はこれが別の教会へ行くことにした最大の理由なのですが、Lindaはこれから日本人の妻として、日本人の共同体の構成員として暮らすことになるということ。そういう訳でこちらで日曜の夕方に開催されている南米礼拝に先週と今週顔を出しました。(今思い出しましたが、既に別ブログでも触れていましたね。)

こちらは2時間前後で終わるのが何といってもありがたい。(なお、ここでは賛美歌を適宜挟むのではなく、最初に数曲のゴスペル演奏があります。先週はちょっと長くてウンザリしましたが、昨日はまあ「適量」でした。なお早速Lindaがビデオをアップしています。あんまり人が写っていませんが、この後続々と来ました。たぶん私たちが早すぎるのでしょう。)日本人牧師の説教を日本語とスペイン語がともに堪能なブラジル人の女性(旦那さんはボリビア人)が逐次西語に訳していくというスタイルで、終始静粛を保ちながら進められていきます。これだと落ち着いて聴いていられるし、出席者が日本人、米国人、ドイツ人(たぶん)、そして南米系(ボリビア、ペルー、ブラジル、パラグアイ)と多様で、日本語、西語、英語が飛び交っているのも気に入りました。Lindaにとっても同郷人と語り合えるのは大きな喜びでしょうし。

なお先述のブラジル人(一部ペルー人)が集う教会にも月に一度程度は顔を出すことにして、その日は夕方の南米礼拝を休むことにします(Lindaも了承済)。毎週毎週遅い夕食というのも勘弁してほしいので。
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しゃーない

2016-02-28 | 日記

卒業論文と修士論文の発表が無事終わったので、金曜夜に植物系ゼミの打ち上げをしました。先日の日記に書いた通り、外食は可でも外泊は不可なので私はソフトドリンクオンリー。ワインであれ日本酒であれ料理に合った飲み物がないと美味しさ半減ですが仕方ありません。

指導生からサプライズでプレゼントをもらいました。中身はガラス&金属製のワインの栓およびペアのグラスでした。ありがとう。そして卒業式に出られなくてすいません。今週木曜日の3日から24日までナミビア出張です。今日のうちにパッキングを済ませてしまうつもりです。
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サイテー

2016-02-26 | 日記
Lindaがニューヨークで取得し、ボリビア帰国後も使っていたHotmailのアドレス(linda???@hotmail.com)にアクセスできなくなりました。どうやら来日してからのようですが、パスワードは一度も変えていないそうです。調べてみたらOutlookへの移行後、Hotmailのアカウントにログイン・サインインできないというトラブルが相次いでいる模様。埒があかないのでパスワードのリセットを試みました。Yahoo!メールやGmailなど他のサービスなら容易にできることです。ところが・・・・・


別のメールアドレスからセキュリティコードを入手し、アカウント回復用の画面までは辿り着けたのですが、要求される項目の多さと中身に唖然!「このアカウントで使ったことがある他のパスワード」とか「迷惑メール・・・・これまでに作成したフォルダーの名前」など彼女は憶えていないと言います。そりゃそうでしょう。何度か復元を試みたものの、その都度「本人であると確認できなかった」云々の返事が届きました。それも「お送りいただいた情報の確認には、通常、24時間ほどかかります」と書いてあるのに5分もしない内に! まともに見てないんじゃないか?

さらには「アカウントの復元要求回数が上限に達しました」という理由でそれ以上の受付を拒否。そして・・・・・

24時間待って再びアカウント情報を送信したところ、間もなく「電子メールアドレスを削除したので再度アカウントを取得しろ」という返事が。怒り心頭に発した私は苦情をしたためて返信したのですが、配信専用アドレスのため戻って来てしまったので同じ内容をMicrosoftコミュニティに投稿しました。それが下画像の「Re: ふざけるな!」以降なのですが・・・・・

リンクをクリックすると、このページに飛ばされます。(投稿直後に画面を保存しておくんだった。)最低の対応ですね。もうhotmailやoutlookなんか誰が何といっても利用するもんですか! Lindaには早速Gmailのアドレスを取得してもらいましたが、まだ腹の虫が治まりません。
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お披露目

2016-02-21 | 結婚@Bolivia〜来日

昨日の昼に身内だけの披露宴を自宅で行いました。招待者は妹の家族、弟、叔母夫婦二組、同家夫婦で、我が家の3人を加えると計14名でした。(あいにくの天気のため外での記念撮影ができず、その結果として逆光になった後列4人の顔が暗くなってしまったのはちょっと残念でした。)



最初に記念植樹をしましたが雨が強く降っていて結構濡れました。Lindaも頑張って手伝ってくれました。

宴会については型どおりに進んだのであんまり書くことがありませんが、父と私の挨拶に続いての叔父の歓迎の言葉の中で英語とスペイン語が飛び出したため、Lindaはビックリ&感激していました。

(皆さんはLindaのことをほとんど何も知らないのでボリビアの式のために私が作った紹介ビデオを見てもらいました。指さしているのが私たち二人の恩人です。)

感激といえばLindaにとって初めて見る&食べるお膳の料理の彩りと味についても同様でした。なお、この日は他に彼女の手料理も出しました。

少し前に業務用食材店で賞味期限を前にした冷凍のリングィーサ(ブラジルの腸詰め)が半額で売られていたのでとりあえず買っておきました(生ハムと並ぶ私の大好物ゆえ)。「これで何か作ってみる?」とLindaに訊いたところ「何か考えておくわ」との返事でしたが、結局作ったのはこれでした。(リングィーサも要はスペイン語圏でいうチョリソと一緒ですからアイデアはすぐ浮かんだでしょう。)

リングィーサをタマネギ、赤ピーマンと一緒に煮込み、最後に当日朝南米系の食材店で買ってきたキヌアを入れて炊き上げたものです。味付けは私に任されましたが、リングィーサ自身にいい味が付いているので少量の塩と胡椒で整え、(日本人が食べるということを考慮して)最後に隠し味として醤油を加えました。そのお陰かどうかは知りませんが、皆から好評を得ることができました。

ということで無事に披露宴は終了。上々のデビューだったと思います。本当にお疲れ様。以下は夕食時の一コマです。

ボリビアでも低地ではマテ茶もあるとは思いますが、こういう飲み方はたぶんしないはずです。

キヌアを買った食材店のレジ横に置いてあったので発作的に手に取りました。("50%OFF" の文字を見て買わない訳にはいきません。)ブラジル産です。"TERERÉ" というのはパラグアイで暑い時期に氷水を入れて飲む時の呼び名ですが、グアラニ語なのでブラジル南部でも使われているでしょうね。

ところで袋を開けてみたら茎の比率がかなり多く、品質的には「ん?」と言いたくもなりますが、実はその方がボンビーリャ(金属製のストロー)で飲む場合には具合がいいです。(以前通販で買ったブラジルのマテ茶は細かい粉が多く、すぐに詰まってしまって往生しました。)
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ピッタリ

2016-02-21 | 日記
金曜の夜、足りない物を買いに百均とスーパーへ行きました。ボリビアでの式でフォトスタジオが撮影した写真のうち2枚だけ大きく引き延ばしてもらえるということでLindaに選んでもらったのですが、それらは買ってきた額とピッタリでした。

あと18cm×13cmほどの写真が200枚近くあります。これもLindaが半分ほどに絞り込み、ナカバヤシのアルバムに貼ることになっています。ただしカメラマンにポーズを取らされた「ヤラセ」の写真は改めて見ても恥ずかしい。繰り返し眺めるもんじゃないです。

なお、この日の買い物も本来は翌日のイベント用の瓶ビールと封筒を買うためでした。それについては改めて。
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小旅行

2016-02-19 | 日記




Lindaが来るのに備えて昨年から家の片付けを始めていたのですが、その際に軍人だった祖父の軍刀が出てきました。父はどこかにあるはずだと言っていましたが、長いこと行方不明でした。警察に届けてそのまま置いておくこともできたのですが、持っていても仕方がないので写真や軍服なども一緒に東近江市にある滋賀平和祈念館に寄贈することになりました。その前に県庁で登録をする必要があるということで昨日は大津まで足を伸ばしたそうですから、これはちょっとした旅行ですね。(このコース通りだったのかは知りませんが。)父と同行してくれた叔母の二人が車内で喋りっぱなしで、とても楽しかったと言ってました。
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他山の石?

2016-02-18 | 番外
先月6日7日の日記に登場していただいた岡野真幸さんが出演されたテレビ番組(2014年8月15日放映)の映像がこちらで見られます。ご自身がフェイスブックにアップロードされたものなので問題ないでしょう。

ちなみにこちらこちらによると、制作会社が送ったビデオは郵便局で10ヶ月も放置されていたようですね。ひどい話だ。でもありうるから恐いです。やはり少々高くても追跡可能なDHLにしないとダメかも?(EMSはヤバい?
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知らなかった

2016-02-15 | 結婚@Bolivia〜来日

今日市役所へ行ってLindaの転入届を出してきました。ついでに改姓手続きをしようと思ったのですが・・・・・結論からいうとできませんでした。

以前にも紹介したここの説明を改めて読んで気が付きましたが、これは日本人が改姓する場合の手続きだったんですね。外国人は日本国籍を取得しない限り日本の戸籍に入ることはできませんから、改姓できないのも当然といえばあまりに当然です。(むしろ下手に変えてしまうとパスポート記載の氏名との齟齬が生じて拙いことになるでしょうね。パスポートの方を変えようとしてもまだボリビアの管轄ですから面倒なことになるのは必至です。)

ということで、こちらでも何度か出てくる「通称名」(通名)の登録手続きをしてきました。住民票に併記される名前のことで「日本国内では本名とほぼ同様に日常生活で利用可能で銀行口座名義やクレジットカード名義等に使用可能」とのことです。何にしても今日から彼女は「泉ウルベリンダ」となりました。

なお健康保険と年金については職場の方で手続きするよう言われましたが、健康保険被扶養者(異動)届の提出だけでなく戸籍謄本(続柄確認のための書類)と住民票(同居確認のための書類)の添付も求められるようですね。今日ついでにもらっておけば良かった。(しまった!)

2月19日追記

ということで、昨日の帰りに市役所で住民票記載事項証明書をもらってきました。たしかにLindaの氏名(本名)と通称名が併記されています。後で気が付きましたが彼女の生年は西暦なんですね。
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これにて終了

2016-02-14 | 結婚@Bolivia〜来日
2日目となる今日、Lindaと私は一日中家に居ました。墓参りをしてから町内の親類、および近所でスペイン語かポルトガル語の分かる人の家(5軒)を訪ねようと考えていたのですが(そして天気も予想外に早く回復したのですが)、彼女がとても疲れていて外出する気にならなかったからです。(本当は昨日のうちに挨拶回りを済ませ、今日は昼と夕方にそれぞれブラジル人と日本人の牧師がいるキリスト教会へ行くつもりでした。なお後者ではスペイン語による「南米礼拝」が開催されています。)


夕食のメニューはモツ鍋でしたが、フランス産の白ワイン(2007年)で乾杯しました。昨年買った品ですが、ラベルの "Les Valentines" という文字を見てこの日のために取っておくことにしたのです。

そしてデザート時には頂き物のポートワイン(20年物!)を開けました。この花束もその方が彼女の来日に合わせて送って下さったものです。感謝。


夕食後にはLindaからこれをもらいました。(この分だと年々レイダーズのグッズが増えていきそうです。)世界的には男女どちらからでも贈り物をしていい日なので(日本みたいに一方通行ではない代わりにホワイトデーもない)、私も何か用意しておくべきだったのかもしれませんが・・・・・そこまで頭が回っていませんでした。面目ない。

お知らせ
 以前から予告していたように待ちに待ったLindaの来日が実現しましたので、今回をもって「中編」は終了とします。そして明日からは後編ですが、その初回に何を書くかは既に決まっています。
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ようこそ!

2016-02-14 | 結婚@Bolivia〜来日
米原駅まで迎えに来てくれた父はLindaに琵琶湖を見せたいということで少し遠回りをしましたが、それでも2時前に帰宅。家では私の妹と弟、叔母二人、そして姪が待っていました。ささやかながら歓迎パーティーの始まりです。





ニューヨークの日本料理店に何度か行ったことがあるLindaだけに箸を器用に使って寿司を食べていました。さらに私の弟妹や姪は箸を付けようともしない(注)鮒鮨にも果敢にトライし、皆はビックリ。(注:滋賀県民でも食べられるのは10人に一人ぐらいではないかと思っています。)「味は強いけれども美味しい」とのことでした。
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