時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

高齢者の運転 現役時代との関連

2024-07-08 15:35:56 | 日常
高齢者による交通事故の要因は、体力、認知機能の低下が考えられる。
個人差はあるが現役時代の業種にも関係は多いにある。

静岡県の川勝知事は、新規採用職員を前に「実は静岡県、県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要がありますね」(原文ママ)

行政(ぎょうせい)とは、国や地方公共団体が法律に基づき社会の秩序を維持し、公共の利益を実現するための活動を指す。
具体的には、法律の施行、公共サービスの提供、公共施設の管理、税金の徴収と配分などが含まれる。

公務員の仕事は、今ある案件に対して法律と照らし合わせ、合致しているか問題はないか確認する。
業務で重視しているのは、判断は間違っていないかだけ、問題処理能力は向上するが、新しいことにチャレンジするなどクリエイティブ的な思考は必要ないという事になる。
毎日、同じルーティンの繰り返しで過ごしている。脳の処理能力は高く法律を含めた情報量は豊富ではあるが、仕事を通じての脳の活性化には効果は少ない。

公務員の定年後に認知症を発症する人が多いと言われている。リタイアすれば豊富な知識も使うことはない。
使わない豊富な知識は脳から忘れ去られていく。脳の萎縮はすべての脳の働きも衰えさせていく。
上級国民の人たちは自己意識が高く自分の体力、認知機能の低下を認識しないので、運転中の想定外の出来事に遭遇した時に対応できず事故を起こしてしまう。

統計的なデータはないが、認知症、交通事故のニュースを見ていると、認知症の人、交通事故を起こした人は農業、漁業、林業などの第一次産業に携わっていた人は少ないと思っている。
第一次産業に携わっている人たちに定まった定年はない、高齢になっても働く人は多い。
第一次産業は土地、海、樹々、天候と自然の中で働く人たちは体力勝負となる。体力の衰えを自覚した時が定年となる。
体調の状態は日々意識している、無理が事故につながる恐れがあることを知っているから、無理をしない安全第一は車の運転にも表れている。
作物は種を植えれば育つのではない、毎日発育状況をみて水、肥料を与え、害虫に食われていないか見て回る。雨、風、季節の移り変わりにも注視していかなければならない。
さらに日照り、豪雨、台風、自然の驚異にも立ち向かうには長年の経験と知識が必要となる。
日々、経験値、記憶力、問題解決能力を働かせている農業従事者の人たちは判断力、対応力の衰えは低い。

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