時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

大谷翔平選手 ③

2021-10-03 13:27:35 | スポーツ
岩手県の・東北高等学校 ダルビッシュ有 ・花巻東高校 菊池雄星、大谷翔平 ・大船渡高校 佐々木 朗希、これだけの名投手を輩出していながら岩手県は甲子園の優勝はない。
野球はピッチャーだけで勝てるものではないという声もあるが、2006年の夏の甲子園で早実高校の斎藤 佑樹投手は決勝で、駒大苫小牧のエース田中将大との投手戦になり、延長15回でも決着がつかず、引き分け再試合。翌日の再試合で先発を志願し4連投、最後は田中を三振に打ち取って13奪三振、早実は夏の甲子園で初優勝する。この大会での投球回69、投球数948はどちらも一大会における記録としては史上最多、一大会における奪三振78は、1958年の板東英二(徳島商業高校)の83個に次いで歴代2位となった。これぞ投手力によって優勝を勝ち取ったといえるのではないだろうか!
最新ニュースでは、日本ハムの斎藤佑樹投手が現役を引退、11年間で88試合に登板し15勝26敗、防御率4.34の成績だった。

花巻東高校で菊池雄星投手を育てた佐々木洋監督、菊池投手を育てた体験があれば3年後に入学した大谷選手を見て甲子園優勝も可能だったと考えても不思議ではない、しかし監督の佐々木洋は「まだ骨が成長段階にある。1年夏迄は野手として起用して、ゆっくり成長の階段を昇らせる」という方針により、1年春は「4番・右翼手」で公式戦に出場。秋からエースを務め、最速147km/hを記録し、2年春には最速151km/hを記録し、「みちのくのダルビッシュ」と呼ばれ注目を集める。
佐々木 朗希 大船渡高校「地元の学校で甲子園を目指したいです」と言っていたが、決勝戦の対花巻東高校戦では國保陽平監督が「故障予防のため」という理由で投手・打者とも佐々木を出場回避させた。当時、登板回避問題としてメディアに取り上げられた。
2019年7月30日に行われた第101回全国高校野球選手権岩手大会決勝戦において、佐々木は登板することなくチームも花巻東高校に2-12で敗れ、大船渡高校はあと一歩のところで35年ぶりの甲子園出場を逃した。試合後、大船渡高校の國保陽平監督は「3年間で(佐々木が)一番壊れる可能性があると思った。故障を防ぐためですから。私が判断しました」と登板回避の理由を説明した。
野球評論家の張本勲が、自身の出演する「サンデーモーニング」において「絶対に投げさせるべきだった。監督と佐々木のチームじゃないですよ。チームの選手は1年生から3年生まで必死に練習して、甲子園が夢なんですよ」とコメントした。これに対してシカゴ・カブスのダルビッシュ有は自らのツイッターで、張本の発言をめぐる記事を引用したうえで漫画『ドラゴンボール』のキャラクター“シェンロン(神龍)”を持ち出し、「シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナー(張本の出演するテレビ番組)を消してくださいと言う」と投稿した。
一方で、甲子園の名将とも言われる高校野球の監督・元監督らからは「一番大事な決勝。理解に苦しむ」(横浜高校・渡辺元智前監督)、「回避にびっくり」(大阪桐蔭高校・西谷浩一監督)、「佐々木君が出ていたら勝っていたかもしれない」(履正社高校・岡田龍生監督)等、批判かやや批判寄りのコメントがなされ、智弁学園和歌山高校・智弁学園高校の高嶋仁元監督は、「苦渋の決断をした勇気は認めなくては」としつつ「自分なら決勝から逆算して投げられるように県大会全体でやりくりをする。無理はさせない前提だが、その上で何とか甲子園に連れて行ってやろうとした。甲子園は聖地で、成長の大きな機会でもあるから」とコメントした。また、元開星高等学校の野々村直通監督は「『お前は限界だと思うだろうが、まだやれるよ』と教えることが教育、そして『先生、僕出来ました。もうひとつ上のことが出来ました』という進歩を体験させることも教育だ」として、「佐々木君が(決勝戦で)『僕、いけます』と監督に直訴できる選手であってほしかった」と語っている。
なお、佐々木は試合後メディアの取材に対して「監督の判断なので、しようがないです。高校野球をやっていたら、試合に出たい。投げたい気持ちはありました」と答えている。

◇甲子園出場・優勝は球児たちの夢かも知れない、夢をかなえさせてやりたいという、これらの人たちの考えも間違っているとは言えない。しかし高校生はまだまだ身体の成長過程中である。
※1人の投手の投球数が1週間で500球に達した場合(登板中に達した場合は打者との対戦が完了するまで)、それ以上投げることを認めない。(2020年春から導入開始)
東北の高校野球の監督は球児たちを鍛えながら、身体の成長を見守り甲子園、その先の頂を目指している。子供たちの成長を見守り、無理をさせずに教えるというのは東北地方の風土かもしれない。
ダルビッシュ有 大阪府出身で全羽曳野ボーイズでは中学校3年生時にエースとして活躍する。高校進学では全国の強豪校から誘いがあった。甲子園優勝を狙うならば地元大阪の甲子園常連校も選択肢のひとつだが、ダルビッシュ選手の条件は「上下関係が比較的緩いこと」で選んだのが岩手の東北高等学校だった。
甲子園のその先のメジャーリーグで活躍している ダルビッシュ有選手、菊池雄星選手、大谷翔平選手は岩手県の・東北高等学校・花巻東高校出身である。同じ岩手の大船渡高校出身の佐々木 朗希選手(現ロッテ)もいずれ彼らに続くだろう。 

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