子ども食堂に来る子供たちにカレンダーをプレゼントしている。季節の花を多く知って欲しいと種類を多く作っているが、そうなると一つのカレンダーの枚数は限られてくる。毎回、始まる前にカレンダーを届けて、終わり間際に再度訪れるようにしている。この日はまだ2組の親子が残っていた。1組の親子は始めて来たようだ、スタッフの人がカレンダーをどうですかと聞いている。カレンダーを見ると残っているのは地味な花の写真だけだった。枚数も少なく親子も迷っている。残り6枚の中から1枚を選んだがあまり嬉しそうでもない。スタッフの人は私が作っていると紹介した。親子は私にお礼を言ったが恥ずかしい気持ちだった。好きでもない花の写真をもらっても嬉しくないのは想像がつく。お礼と言われても複雑な心境である。