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たけこの部屋

観劇と東方神起が好きです。ワンオペ介護中。

「スリル・ミー」オンライン配信上演 210529

2021-05-31 07:00:00 | 観劇
成河×福士ペア&ピアニスト落合崇史さんの回の配信を観ました。





オープニングからちょっとウケてしまったことが・・!
この日の前日の「グリブラ」で岡幸二郎さんが大物の悪役の演技についての講座みたいなのをされていて、
芳雄さん、平方くん、きっしー、カズッキーさんがやってみるけど上手くできないっていうコント?のコーナーがめっちゃ面白かったんですけど、
その講座で岡さんがお手本としてされていた大物悪役の歩き方とか動きとか視線などが、福士彼のそれと全く同じだった!w
大物悪役は足音をたてずに背後からやってくる、っていうのとか、岡さんと同じように福士さんがやってたのがあまりにタイムリー過ぎて、
「岡さーん!出来てる人ココにいます!」ってひとりでウケてました。(さすが超人は違う)



さてさて、成河×福士ペアは、見る者をひたすらストーリーに引き込み続ける、安定感のある、シンプルかつダイレクトなペアだったという印象でした。







そもそも、かつてこの作品で俳優さんたちの表情をこんなにアップで観続けたことがないので、
成河さんの唇が小刻みに震えていたり、福士さんを見つめる黒目の角度など、そういう細かいことにいちいち感動してしまいましたね。


で、成河私は、子犬のようなところと、「グヘヘヘ」って感じの狂気が時おり丸出しになるところが対照的で、
そこが成河さんの醍醐味だなぁと。


福士さんも、岡幸二郎か福士誠治かみたいなことになってて(私の中で)、たぶんこの人の血の色は赤じゃないなって思わせるような、
キングオブ「彼」でございました。



栗山さんがそれぞれのペアに1つずつ“柱”となるキーワードを渡してくれたそうで、
成河×福士ペアのキーワードは「資本主義の病」だったと。
なるほど。面白いですよねぇ。
それでちょっと狂気が強調された感じだったのかな(*´艸`*)

ちなみに田代×新納ペアは「究極の愛」、松岡×山崎ペアは「生の暴走」だそうです。



大阪公演が中止になってしまって残念でしたが、
こうしてオンライン配信上演をしてくださってありがたかったです。
心から感謝します。
落合さんのピアノもとても素敵でした・・!
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「アリージャンス ~忠誠~」210424M

2021-04-25 16:06:35 | 観劇
大阪公演観てきました。





あまりにも素晴らしかった。
マスクの中で嗚咽。

実話から着想された作品で、第二次世界大戦下とその後における日系二世の家族の分断と再生を描いた物語。
私の知らなかった歴史がそこにありました。

日本海軍による真珠湾攻撃を機にアメリカに住む日系日本人は強制収容所に送られ、そこでアメリカへの忠誠心を問われることに。
家族を守るため日本人のみで構成された442部隊(自殺部隊とも呼ばれた)へ志願する者、「No」を貫いて別の収容所に隔離される者、
同じ日本人同士でもそれぞれの信念があり、その信念の違いは戦争が終わった後にさえ家族を分断させてしまう。

登場人物それぞれの立場になって考えるとそれぞれの信念が理解できるし、誰の心にも家族を愛する気持ちがそこにあった。
誰が悪いわけでもないのにその後の家族の在り方が大きく変わってしまって本当に涙が止まらなかったです。
そして家族の繋がりが再生されたラストシーンでまた号泣でした。



とにかく俳優さんたちの歌唱と演技が素晴らしくて、
この作品で第46回菊田一夫演劇賞 を受賞された海宝直人さんはじめ、


https://twitter.com/AllegianceJapan/status/1385413113118289922?s=20


濱田めぐみさん、中河内雅貴さん、小南満佑子さん、上條恒彦さん、今井朋彦さん、松原剛志さんなど、
皆さんの熱演に1幕も2幕も常に涙で目が潤っていた状態でした。
素晴らしい舞台をありがとうございました。




5/22にWOWOWで放送決定! 嬉しい!




興味ある方はぜひご覧になっていただきたいです。
この作品をご覧になったらきっと、自分の命があるうちに、家族の命があるうちに、
大切な家族に愛を伝えておこうと思われることでしょう。


【キャスト】
濱田めぐみ 海宝直人
中河内雅貴 小南満佑子
上條恒彦 今井朋彦 松原剛志

照井裕隆 西野誠 俵和也 村井成仁 大音智海 常川藍里 
河合篤子 彩橋みゆ 小島亜莉沙 石井亜早実 髙橋莉瑚
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「ウェイトレス」210417M

2021-04-17 23:54:21 | 観劇
観てきました!







圧巻でした!!

やっぱり充希ちゃんのミュージカルは最高。
歌唱力と演技のふり幅がホントすごくて圧倒されてしまった。

もっと軽い気持ちで観れるミュージカルだと思っていたけど、
こんなにも全力でいろんなものを受け止めながら笑ったり涙したりすることになるとは!



今、人生で何か迷っている人、
思っていた人生を歩んでいないように感じる人、
自分を大切にできていないと感じる人、
自分の気持ちに蓋をして生きている人、
強くなりたい人 などなど、


とにかくこのミュージカルを観て!
きっと背中を押してくれるはず!




充希ジェナの歌、オープニングから鳥肌で泣きそうに。
充希ちゃん、エマさん、りんこさんの3人で歌うシーンも、3人の声の重なりがとても美しかったです。

充希ちゃんは立ち姿から何からアメリカナイズされていて、日本人がアメリカのミュージカルやってます感がまったくなく、
見ていてホント気持ちよかった。作品の良さがよりそのまま伝わってきたんじゃないかなって思います。

そしてマモさんとの息がぴったりすぎたー!!(*´艸`*)
特に1幕ラストのお二人のコンビネーション、もう最高でした。


終盤、ジェナの気持ちの変化とともに、私の中でも何かが変わり、しばらくの間、涙がマスクの中にたくさん吸収され続けました。
この作品、明るくポップなイメージだけど、実は個人的にはモーパッサンの「女の一生」を読んだときくらいのインパクトをもらいまして、
ひとりの女性の人生っていろいろ抱えるものがあったり環境に左右されちゃったりホントいろいろあるから、
自分の人生の中のいろんな節目というか世代でこの作品を観ると、その時々で違う共感に出会えて、
モヤモヤをパワーに変換することができたり、強くなれたり、自分を見失うことなく生きて行けたりするのかも、と思いました。


そういう意味でも今後も再演、再再演と、ずっと日本でも上演を続けてほしい。
大好きな作品がまたひとつ出来ました^^



【4/17マチネキャスト】
高畑充希 宮野真守 宮澤エマ 浦嶋りんこ
渡辺大輔 おばたのお兄さん 勝矢 佐藤正宏  

黒沼 亮  田中真由  茶谷健太  中野太一 藤森蓮華 麦嶋真帆 渡辺七海 望月彩生(ルル役)
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マスターピース 〜傑作を君に〜 210406

2021-04-11 23:40:43 | 観劇
TEAM NACS 第17回公演 「マスターピース〜傑作を君に〜」。








今回の舞台の感想をひとことで言うなら、


「美しかった」。


やってることはドリフだったりするのだけど、
なんかね、登場人物たちの心根の部分とか、
期待を裏切らない松井るみさんの美術とか、
喜安浩平さんのほっこりする脚本とか、
作品全体にどこか小津安二郎の世界を連想するような、そんな美しさを感じました。
(何度も言いますが、やってることはドリフですw)


ゆるやかに心が盛り上がって満たされていく感じ。
こういうナックスも好きだなぁって思いました。


今回もたくさん笑ったー。
本編でも最後の挨拶でも(*´艸`*)
リーダーがアベノマスクをつけたら眼帯だった話が面白すぎましたw


大阪からスタートした3年ぶりの本公演。
本日無事に大阪公演が終わったとのこと、本当に良かったです。

次は広島ですね。
どうか6月まで無事に全公演完走出来ますように。
最終日の配信、楽しみにしています^^
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「日本人のへそ」210403M

2021-04-04 23:58:26 | 観劇
こまつ座「日本人のへそ」大阪公演を観てきました。







ネタバレを避けて感想を書くと・・

やっぱり小池栄子さんは凄い!大好き!
女優・小池栄子がプロフェッショナルすぎてホント尊敬するし、彼女の出る舞台観ておけば間違いないって毎度思う。

朝海ひかるさんも凄かった。
だって個人的には朝海ひかるさんといえばほぼエリザベートしか拝見したことなかったから・・ギャップが!
とても楽しませていただきました^^


初見の作品でしたが面白かった~。
特に2幕はこの舞台上にいる俳優さん全員にそのまま吉本新喜劇の舞台に移動していただいても何の問題もない感じで、めっちゃ笑いました。 
俳優さんお一人お一人の “笑わせる技術“ が凄かったです。(土屋さんと前田さん、特にw)

ピアノ伴奏が朴勝哲だったのも嬉しかった!
勝手にちょっと「スリル・ミー」の気分をになったりなんかしましてね(*´艸`*)


番宣であまりにも「どんでん返しの連続」をアピールしていたので、
もうそういう展開があるって知っちゃったことで楽しみが半減するんじゃないかと思いきや、全然大丈夫でした!

結末を知った上でもう1回観たかったなぁ・・!



■こまつ座 第135回公演『日本人のへそ』

作:井上ひさし
演出:栗山民也
出演:
井上芳雄 小池栄子
朝海ひかる
久保酎吉 土屋佑壱
前田一世 藤谷理子 木戸大聖
安福毅 岩男海史 山崎薫 大内唯
山西惇
ピアノ・朴勝哲
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コーラスライン 210111

2021-01-12 00:56:50 | 観劇
大阪公演観てきました。
昨年のいつだったか、舞台観た過ぎて衝動的にチケットを取ってしまったやつです(笑)

ひっさしぶりのACL!!
いつぶりなのかもわからない!

昨夜から嬉しくてソワソワして、
「アット・ザ・バレエ」の足の動きを練習してみたりしました。(無意味w)



本日のキャスト





もうね、劇団四季観てなさ過ぎて、知ってる俳優さんがほとんどいない。
ザックとボビーとリチーだけかろうじてわかりますレベルでしたが、
ひゃー、すっごく楽しめましたー♪


やっぱり生の舞台は素晴らしい!


なんかね、久しぶりに観るとね、
ザックとキャシーの痴話ゲンカとかね、
そういうところがミョーに理解できる自分がいて新鮮でしたw

そして、ダンの衣装はいつから爽やかなボーダーに???


ACLは登場人物の個性も魅力のひとつですが、
今日私の中で「ACLはやっぱラリーでしょ!」って確信しました。
あの黙々とザックの助手に徹する姿。惚れません?
だって、ザックってば元カノと言いあって冷静さを失い、
オーディションで誰を取るのかとラリーが聞いても「わからない!!」って激高しちゃう困ったおじちゃんなのに、
そんな感情ぶつけられても動揺せず黙々と仕事するラリー好きです^^
皆さんの「ACLはやっぱ〇〇でしょ!」ってのがありましたらこっそり教えてください(*´艸`*)


オーディション結果のシーンで涙が出たのは、もしかしたら初めてかも。
ここで落ちたらもう後がないシーラの、名前を呼ばれた意味を悟ったあの表情。
シーラの手に触れるボビーの思い。
合格組の喜び。
昨今のオーディション番組とも重なっていろんな感情が沸き上がってきたのでした。
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音楽座ミュージカル「SUNDAY(サンデイ)」

2021-01-06 00:09:56 | 観劇
音楽座ミュージカル「SUNDAY(サンデイ)」。
昨年舞台を観に行きたいと思っていたのですが、大阪公演の日程がビリーエリオットのカイルビリー楽と重なり、断念した作品。
年明けに配信で観劇いたしました。






原作はアガサ・クリスティの『春にして君を離れ』。
ああ、久しぶりに心が震える作品に出合ってしまいました。
脚本・演出・音楽・美術・照明・音響・俳優さんたちの演技、歌唱、どの方向から見てもパーフェクト!
本当に素晴らしかったです。


まずは何といっても主演の高野菜々さんの好演。
観る人を釘付けにし、物語の渦の中に巻き込んでいく圧巻の実力と魅力。
この作品における演技で、「令和2年度(第75回)文化庁芸術祭賞(演劇部門 新人賞)」を受賞されています。
http://www.ongakuza-musical.com/2020/award


そして、個人的に息をのむほど好きだと思った舞台演出。(配信の映像の見せ方含む)
盆や布の使い方、カメラワークなど、あらゆる「流れ」がすべてとても美しかったです。
自由自在に時空を移動し、その温度や湿度までも感じられるような素敵な演出でした。


自分が見たいように見た世界と現実の世界。
その対峙の見せ方に鳥肌が立ちましたし、終盤、現実の世界をこれでもかと見せつけられるシーンは、
まるで「エリザベート」のフランツ・ヨーゼフの悪夢のシーンを思い出させる迫力でした。


セリフの中のさりげない言葉に何度もハッとしたり、深く共感したり。
例えば、「それは君の想像に過ぎない」とかね。私はドキッとしたんですよね。
主人公ジョーンを通して、自分の生き方や思考の癖を客観的に見つめようとした人は少なくないのではないでしょうか。


ギルビー先生の言葉、深いですね。
私はまだまだ人生の意味を模索中。

皆さんはいつの日か絶望に直面します。
神にさえ見放される、そう思うでしょう。
ですが、その試練の中、勇気をもって人を愛さない限り、
人生の本当の意味はわからないのです。
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『フリー・コミティッド』201116(配信)

2020-11-17 00:03:20 | 観劇
配信で観ました♪





38役の一人芝居は究極のソーシャルディスタンス(笑)

面白かったです。
成河さん演じるサムが電話を次々に取っていって、その電話の相手をも演じていくという一人芝居。


やっぱ成河さん凄いよなぁ、と思ったのは、
電話だから常に2人の会話になるので落語みたいな雰囲気をちょっと想像したりもしてたのだけど、
その38人分、声だけでなく、ちゃんと「人格」も演じ分けていらっしゃった。


電話の向こうの人物がどんな場所にいてどんな服を着てどんな性格でどのくらいの経済力でetc. そういう想像力がとても掻き立てられて、
いつのまにかキャラクターに愛着を持ち、お気に入りのキャラクターなんかができちゃったりしてるわけです。
思わず人物相関図を書きたい衝動にかられ、なんなら似顔絵も描けますけど?くらいのイメージが頭の中にできあがってしまう。楽しい(*´艸`*)


終演後のアフタートークも配信していただけたのですが、
オリジナルの台本には1キャラクターにつき6行くらい特徴が書かれていて、その1行目に、イギリスなまりとかアラブなまりとか、まず方言・なまりに関する説明が書いてあるんですって。
そのなまりで観客は登場人物がすぐに特定できて、そのなまりでドッカンと笑いがとれる。とにかく「なまりが全て」なのだそう。
和訳するとその面白さが減る中でここまでイメージを作ってこられた成河さんは流石だなぁって思いました。


開幕にあたっての成河さんのコメント。

「このお芝居は、自分で選びとることの大切さを教えてくれます。周りの目や評価を気にして、ひたすら他人の要求に応えようとがんばってしまうサムは、時に矮小で滑稽な僕たちの姿と重なります。ひとに嫌われないように生きることに疲れた時、少しだけサムは成長します。そのささやかな瞬間を切り取ってお届けします」


このコメディの一人芝居はちゃんと「演劇」として、観終わった私たちが何かを考える機会も与えてくれました。
しっかしこれを2時間弱お一人で演じ続けるなんて、やっぱり超人だわ成河さん。
そしてアーカイブをちょっと音声のみで聴いてみましたら、声の演じ分けがすごく面白いのがよりわかります。オススメ!


ところで登場人物の中に猫を抱いた人がいて、その猫まで演じていらっしゃったんだけど、
猫も演じ分けた人数にカウントされているのかどうか気になってます(笑)
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シャボン玉とんだ宇宙までとんだ 200212

2020-02-15 23:55:40 | 観劇
2/12に観てきました。





やっと、この作品を観ることができて感無量です。
どこか「君の名は。」を思い起こさせるような、広く大きな時空と時間の流れ。
フィクションなのかノンフィクションなのか、その境界がわからなくなるほどとても自然にお話を受け入れることができました。
運命や、宇宙や、目に見えないものに優しく包まれている大きな愛などを感じながら、
笑って泣いて、大忙しでした。
終盤、私自身の人生と重なるところもあったので、この作品を観たことで心がさらに救済されました。


咲妃みゆさんの佳代!
熱演でした。もう心を揺さぶられっぱなし。
本当に素晴らしかったです。いっぱい泣かされました。

あと、ワタクシ完全に春江役の月影瞳さんのファンになってしまいました。
ウメさん役といい、なんて魅力的な方^^ 出会えて嬉しかったです。

芳雄さんの悠介も、すごく良かったなぁ。
痴漢のシーンは大爆笑しましたw 


ザ・昭和 な作品なので、登場人物の髪型とか、着ている服とか、ベルトとか、
細かいところまでいろいろ目に入ってきてかなりツボだったんですけど、
いちばんツボったのは、源兵衛が手に持っていた「LARK」の紙袋!!
タバコの銘柄の紙袋、ブームだったんですよね(笑)


土居裕子さんの「ドリーム」も生で聴けて感動でした。
音楽座さんの舞台を観てみたいと思ったので、5月末から上演の「SUNDAY」、観に行こうかなって思っています。
私が四季を観てた頃の元四季さんもたくさんご出演なのでね^^


シャボン玉は本日大千穐楽。
皆さま、お疲れさまでした!

横田剛基さん@yoshikiyokota、松野 乃知さん@DaichiResonanceのツイートより。




大阪公演にはいなかった福井さんとめぐさんの「手」もちゃんとある~(*´艸`*)
素敵な舞台をありがとうございました^^
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 190920

2019-09-22 14:42:29 | 観劇

Zepp Nambaに行ってきました!





浦井くんのヘドウィグ観てきました♪


ワタシ的には2012年の森山未來くんのヘドウィグがけっこうドン引き寸前なくらいショーゲキだったので(誉め言葉ですw)今回も心の準備はしていたんですけど、

浦井くんのヘドウィグは・・

私の目に映る浦井くんのヘドウィグは・・・


不思議の国のアリス かと思いました


なんかとにかく可愛かったんですよね。
見た目もそうだけど、話し方でその人物の人柄がわかるというか、
ああ、この子いい子だよね・・っていう、抱きしめてあげたくなるようなそんなピュアな可愛さ。

だから泣ける。
そう。ひとことで言うなら、泣けるヘドウィグ。
その一瞬の表情と口調で突然彼の魂に深く触れることが何度もあって、そのたびキュッって心が締め付けられました。
「The Origin Of Love」に入る前からすでにうるうるでした、私^^;


浦井ヘドウィグの話し方は丁寧でどこか気品も感じられて、他のヘドウィグ役者さんと比較すると一見淡々としているように見えるかもしれないんだけど、
そのシンプルさが、彼がまとうちょっとやわらかい空気と相まって、私をまっすぐ深くストーリーに引き込んでくれました。

個人的にはヘドウィグが探している「片割れ」はインナーチャイルドで、
あらゆる人間は、それが自分から切り離されてしまったとき、もしくはその存在を忘れてしまったとき、いや、無意識に気づかないふりをしてしまうようなとき、苦しみもがくものだと思っているんです。

だからヘドウィグの物語はすべての人を救済する哲学であると思っています。
その部分で今回、浦井健治という俳優さんの技量をとことん堪能させていただけたこと、感無量です。
なんかね、ちゃんと導いてもらえた感覚。
ありがとう、浦井ヘドウィグ・・。(またの名をケンドウィグ・・)


アヴちゃんのイツァークもすごくカッコよくて美しくてホントに素敵だった!
ラストのオーラ凄かったわぁ。
私、イツァークのこのオーラは本来人が誰でも持ちうるオーラなんだと思っているんです。
だからこのシーンが好き。背筋が伸びる。力が湧いてくる。
アヴちゃんが表現する苦しみからの救済、最高でした。



カーテンコールは何度も出てきてくれましたが、歌はナシ。

私は三上さん、山本さんのときは観ていないのですが、未來くんのときはアンコールで「マイウェイ」を歌って、途中から客席に降りて8列目の人たちのイスの上を歩き渡って盛り上がるというそんなアンコールがあったし、韓国版でもこれまで観たものはすべてカテコで「Angry Inch」など歌って会場が最後にとんでもなく熱狂して終わるというパターンだったと記憶しているので、今回最後に歌がなかったことで、個人的には演劇要素強めのヘドウィグという印象になりました。
私にとってはちょっと貴重・・!


大阪公演はあと残り2日。頑張ってください^^



(画像は浦井くんツイより)


作:ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
翻訳・演出:福山桜子
歌詞:及川眠子
出演:浦井健治、アヴちゃん(女王蜂)
Guitar:DURAN Bass:YUTARO Drums:楠瀬タクヤ Guitar:大橋英之 Keyboard:大塚 茜
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オリヴァー・ツイスト 190916

2019-09-19 00:00:00 | 観劇
兵庫公演、大千穐楽を観てきました。





台湾から帰ってきて風邪をひいてしまい、1公演のみの観劇。
リキくん、観れなくて本当にごめん・・TT


『オリヴァー・ツイスト』素晴らしい作品でした!

観る前にファミミュのようなイメージを持っていて、もっと子供目線で楽しむ感じかと思っていたら、
大人がしっかり泣けるお話で、むしろ大人こそが、年齢を重ねた人こそが観るにふさわしい、そんな作品だったと思います。(個人的所感)

最後の歌、すごくいい歌で、「人生は短い」とか「人は間違いを犯さずに生きていくことはできない」というような歌詞があったのですが、
私の心に共鳴しすぎて、帰り道、とにかくこの曲の歌詞の全文をちゃんと知りたい~!ってなりました。


裕福で慈悲深く完璧な人格者であるブラウンローでさえ、過去の後悔を抱えて生きていたり、
窃盗団を率いるフェイギンがある意味キリストにもなり得たり、
人生は最後まで何が起こるかわからないし、人は必ず良い方向に変わり得る。
そのためには、人を許すことも、自分を許すことも大切ですね。

そんな事情いっぱいの大人たちの世界で困難に遭いながらも純粋な心を持ち続けたオリヴァー。
未来和樹くんの演技、歌声にずっと惹きつけられながら、この作品を通して心の洗濯ができたことに感謝です。

神田恭兵さんと川原一馬さんが歌うシーン、すごく良かったなぁ^^


そして和樹くんのツイートで音楽監督の小島良太さんの写真を見て、小島良太さんってあの小島良太さんじゃん!? ってなりました。
個人的には『マンマ・ミーア』1枠の小島さんがとても思い出深くて。そういえば『ドロウジー・シャペロン』でも。懐かしい~(*´艸`*)
脚本・演出の岸本功喜さんも元四季の方だそうで、このお2人で他にもいろいろな作品を手掛けていらっしゃるのだとか。素敵ですね^^


終演後の和樹くんツイはコチラ



原作:チャールズ・ディケンズ
脚本・演出:岸本功喜
作曲・音楽監督:小島良太

出演:
未来和樹
姜暢雄
川原一馬
神田恭兵
瑞季
吉田萌美
福井貴一

安部三博   鈴江真菜
石橋佑果   谷本充弘
伊藤広祥   遠山美樹
太田有美   敷波美保
黒沼亮    松村桜李
古清水愛奈  森雄基
佐々木純   吉田雄 ほか
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レ・ミゼラブル 190717S

2019-07-18 22:38:45 | 観劇

昨日のソワレ観てきました。






初めて拝見したシュガーさんバルジャンが私の中で大好きな今井バルと重なって・・!
ずっとシュガーさんに今井バルを重ねて観てしまっていたかもしれません。

ただ、この回だけだったのかもしれませんが、独白までに3回くらい「えっ!」って思ったほど高音が出にくそうで、
音をとらずに叫んでいらっしゃったのが少し痛々しかったです。
それ以降は最後まで超ドストライクな歌声で、ラストも泣かせていただき、好きなバルジャンがまたお一人増えました。


バルジャン以外にも、
伊礼ジャべ、めぐさんファンテ、内藤さんマリウス、小南さんコゼット、ほのかさんマダム、小野田さんアンジョも初見でしたが、
中でも私の中で大ヒットだったのが、ほのかさんマダム! めっちゃ意外で良かったぁー。好き^^



3階席1列目からの観劇だったのですが、自分の席にあの赤いふっかふかのぶ厚いクッションが置いてあるのを見たとき、
ぎっくり腰明けの私の繊細な腰に、神様からのプレゼントかと思いました(笑)

ちなみに伊礼ジャベの目力は3階席から観ても凄かったです。
余談ですが、四季出身の方が「人生」という歌詞を「じんせえ」ではなく「じんせい」と歌われるのを聴いたとき、
なにか呪縛が解き放たれたような幸せを感じるのは私だけでしょうか(*´艸`*)
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School Of Rock

2019-06-20 23:01:03 | 観劇

たまたまいい時間帯に近くに来たので、え? スクールオブロック観れちゃう? ってことになって、当日券で観てきました!


ひっさびさのシャルロッテ劇場やーん♪










もうね、主役のロックおじさん面白すぎてね、
予想外の高い身体能力と、暑くるしいロックへの愛が最高すぎた!

まぁ普通の人からみたらこんなクレイジーなアブナイ人、子供に近づかせたらあかん案件なんだけど、
ロックの視点からみるとこの人はいたって正しいのww
少なくとも私とは気が合うわ!(笑)


子供たちも最高でしたね!
カッコ良かった‼
双眼鏡を持ってきていなかったので
次に観るときは演奏している子供たちの指とか、もっとじっくり見てみたいです。

ラストは圧巻!
夜の女王のアリアとロックの融合がたまりませんでした😆


さてさてさて、日本版では誰が主役をされるんでしょうね!?
個人的にはあのひとしか思い浮かばない…

橋本さとしさーん!

あなたしかいないと思うのー!😆
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奇跡の人 190517

2019-05-20 23:59:20 | 観劇
すごかった。





3幕構成で幕間に10分休憩が2回。
ほぼ3時間まばたきを忘れるくらい集中しての観劇。


高畑充希(アニー・サリヴァン)× 鈴木梨央(ヘレン・ケラー)、最強だった。

2人の体を張った演技は、殺陣であり、格闘技であり、
その闘いの迫力は身体的なものにとどまらず、精神的にもずっと舞台上に存在し続けた。


私自身、過去にこの作品に触れるとき、いつもヘレン目線だったかもしれない。
ヘレンの物語として認識していたかもしれない。

しかし「奇跡の人」とはアニー・サリヴァンのことであり、
今回、サリヴァンのヘレンと出会うまでの孤独な人生に何度も思いをはせながら、その背景あってのサリヴァンとヘレンの日々を目の当たりにして、
とにかく震えた。これほどまでにサリヴァン側から物事を見たり考えたり感じたりしたことがなかったから。
初めて見えたもの、知った感情が私の中に溢れて、ラストシーンは嗚咽を押し殺して涙した。

人間同士がぶつかり合いながらも、究極のところ闘う相手は自分。
サリヴァンも、ヘレンも、ヘレンの両親もみんなそれぞれの立場で自分と闘いながら再生していった。


森新太郎さんの演出が本当に素晴らしかった。
いろんな角度から感動させていただいた。

そして、
鈴木梨央ちゃんのヘレンに圧倒され、
ケラー夫妻の葛藤に深く感情移入し、
舞台上でしなやかに飛び跳ねる犬に感動し、
さらに個人的にはビリーエリオット以来の嬉しい再会がまたひとつ。




唯颯くんジミーの存在感すごかった・・!
声のトーンだけで、恐ろしいほどにジミーの感情に襲われるTT すごい俳優さん。


高畑充希という女優さんはやはり舞台の上では怪物で、
今回もまた惚れ直すこととなりました。

感無量。


作 :ウィリアム・ギブソン
翻訳:常田景子
演出:森新太郎

出演:
高畑充希:アニー・サリヴァン
鈴木梨央:ヘレン・ケラー
江口のりこ:ケイト・ケラー
須賀健太:ジェイムズ・ケラー
久保田磨希:ヴァイニー
青山 勝:アナグノス / 召使い
増子倭文江:エヴ伯母
原 康義:医師 / ハウ博士
益岡 徹:アーサー・ケラー
水野貴以、 橋本菜摘、 乙倉 遥、 持田唯颯、 古田結凪
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笑う男 The Eternal Love −永遠の愛− 190517

2019-05-18 23:59:20 | 観劇

「笑う男」大阪公演観てきました。





韓国では観る機会がなかったので、初見。

シンプルだけど良い作品だった~
音楽も心地よかったです。


いきなり「金持ちの楽園は貧乏人の地獄から造られる」という衝撃的な文字から始まり心がズーンと重くなりましたが、
嵐にあった船が、「他に何か降ろすものはないか!?」からの「我々の罪だー!」という流れに、

「誰がうまいこと言えいうたー!!」
「お・・大喜利・・!?」

と、心の中でツッコミを入れなかったかと言えばウソになり・・
でも同時にそこに大きく救われました。
懺悔から始まったのホント救われました。

そして山口祐一郎さんのウルシュスに、グウィンプレンやデアだけでなく、私自身も救っていただきました。
父性というか人間愛というかバルジャンというか・・ウルシュスの存在だけで泣ける(涙)



浦井くんのグウィンプレン、カッコよかった!
見せ場がたくさん! 堪能!
ラストはしっかり泣かせていただきましたTT


こうなると余計に韓国で観れなかったの残念に思えてきて、
特にパク・ガンヒョンさんのグウィンプレン観てみたかったなぁと。
確か韓国で再演決まってたと思うので、次回は観れたら観たいです・・!




【キャスト】
グウィンプレン:浦井健治
ウルシュス:山口祐一郎
デア:夢咲ねね
ジョシアナ公爵:朝夏まなと
デヴィット・ディリー・ムーア卿:宮原浩暢
フェドロ:石川禅
リトル・グウィンプレン:下之園嵐史



『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』新PV【舞台映像Ver.】




余談ですが、禅さんフェドロによる「秘密の開封式シリーズ」(公式Twitter)で 朝夏まなとさんの缶 が使われていたことにウケてしまい、
私も家にあった西新かおるの缶で秘密の開封式をしておきました(爆)

コメント
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