舞台「A・NUMBER」兵庫公演を観劇。
https://twitter.com/anumber2022/status/1586161368792961024?s=20&t=GYi2cEoewt5-p6jNIaNEpg
大好きな益岡徹さんとシゲ氏の二人芝居。
クローン技術が進んだ近未来を舞台にした、イギリスの劇作家キャリル・チャーチルの戯曲です。
シゲさんは、姿が同じ3人の息子役。
益岡さんは息子のクローン作成を依頼した父親役。
私は誰なのか。
人間の尊厳とは。
私の中では、最初は息子側の苦悩に焦点が当たっていたのですが、
ストーリーの流れとともにその苦悩は徐々に、父側に移行していきました。(息子と対照的な苦悩ではなく)
3人目のマイケルは、苦しんだり悩んだりしておらず、幸せだと言う。
クローン技術では全く同じ複製ができるわけではなく、実は環境の違いで全然違う性格の人物になると。
彼が存在することでストーリー的には救われる一面もあったのですが、
私自身はいきなり大きなボール投げられて一瞬思考停止に陥りました。
そして、物語は突然に終わったのです。
観る側に完全にボールを預けた状態で・・!
あとになって冷静に考えれば、3番目の彼がどこまで本心を言っていたかはわからないのかもしれない。
振り返ってみれば引っかかる言動もあり・・特に最後のセリフ。
そんなこんなで、これはとことん親子の物語ではあるけれど、本質的なことをシンプルに考えれば、
その物語の多くの部分は本来この世に存在しなかったはずであり、人間の身勝手さが作り出した盛大なる幻想とも言えるのではないかとも思いました。
その幻想を現実として生きることの苦しみは、私ならいらないですね。
シゲさんの演じ分け、素晴らしかったと思います。(もしかしてジキハイに出られるんじゃ!?)
2番目に登場したヤバシゲ(いろんな意味でヤバい。辛すぎてヤバい、カッコよすぎてヤバいetc.)は最近のシゲさん的にレアな感じだったので双眼鏡でガン見。
ヤバシゲが激情して「ワー!」ってなったとき、勢いでジャケットのフードが頭にスポッとかぶさったのは、何か天才の見せるワザだったのでしょうか、
それとも笑うところじゃない場面でそういうことになったのはやはり残念王たる所以だったのでしょうか。(いずれにしても裏切らないシゲ)
作:キャリル・チャーチル
翻訳:浦辺千鶴
演出:上村聡史
出演:戸次重幸、益岡徹
https://twitter.com/anumber2022/status/1586161368792961024?s=20&t=GYi2cEoewt5-p6jNIaNEpg
大好きな益岡徹さんとシゲ氏の二人芝居。
クローン技術が進んだ近未来を舞台にした、イギリスの劇作家キャリル・チャーチルの戯曲です。
シゲさんは、姿が同じ3人の息子役。
益岡さんは息子のクローン作成を依頼した父親役。
私は誰なのか。
人間の尊厳とは。
私の中では、最初は息子側の苦悩に焦点が当たっていたのですが、
ストーリーの流れとともにその苦悩は徐々に、父側に移行していきました。(息子と対照的な苦悩ではなく)
3人目のマイケルは、苦しんだり悩んだりしておらず、幸せだと言う。
クローン技術では全く同じ複製ができるわけではなく、実は環境の違いで全然違う性格の人物になると。
彼が存在することでストーリー的には救われる一面もあったのですが、
私自身はいきなり大きなボール投げられて一瞬思考停止に陥りました。
そして、物語は突然に終わったのです。
観る側に完全にボールを預けた状態で・・!
あとになって冷静に考えれば、3番目の彼がどこまで本心を言っていたかはわからないのかもしれない。
振り返ってみれば引っかかる言動もあり・・特に最後のセリフ。
そんなこんなで、これはとことん親子の物語ではあるけれど、本質的なことをシンプルに考えれば、
その物語の多くの部分は本来この世に存在しなかったはずであり、人間の身勝手さが作り出した盛大なる幻想とも言えるのではないかとも思いました。
その幻想を現実として生きることの苦しみは、私ならいらないですね。
シゲさんの演じ分け、素晴らしかったと思います。(もしかしてジキハイに出られるんじゃ!?)
2番目に登場したヤバシゲ(いろんな意味でヤバい。辛すぎてヤバい、カッコよすぎてヤバいetc.)は最近のシゲさん的にレアな感じだったので双眼鏡でガン見。
ヤバシゲが激情して「ワー!」ってなったとき、勢いでジャケットのフードが頭にスポッとかぶさったのは、何か天才の見せるワザだったのでしょうか、
それとも笑うところじゃない場面でそういうことになったのはやはり残念王たる所以だったのでしょうか。(いずれにしても裏切らないシゲ)
作:キャリル・チャーチル
翻訳:浦辺千鶴
演出:上村聡史
出演:戸次重幸、益岡徹