黄金聖闘士と白銀聖闘士との間の差は比較的はっきりしていますが、
白銀と青銅との間の差はそれよりははっきりしません。スピードも青銅はマッハ1、白銀はマッハ
2~5と言われていますが黄金のスピードである光速はマッハでは約90万。対数グラフでの
中間値はマッハ1000付近と「中間的な強さ」にすらなっておらず扱いが軽い感じがあります。
その一方で「黄金聖闘士にも匹敵する・超える」と言われる者はケフィウス座、琴座、祭壇座など
白銀聖闘士にしかおらずスピードも当然光速付近を出せると思われます。とはいえ星矢など一部
青銅聖闘士も通常の白銀聖闘士を安定して超えているようでそこは違いとは言えないようです。
ただし聖域からの扱いには格段の違いがあるようです。聖域からの指令でメインで動くのは
白銀聖闘士で、聖域と戦う時のアテナ(城戸沙織)以外から青銅に直接指令が下る描写は
ありません。耶人等の時も直接指示を受けたのはユズリハと思われるし魔鈴等も役は同様か。
また特に聖闘士候補生を教える役割は白銀以上が担うようで、武術における師範のように
小宇宙など聖闘士に必要な資質のことをある程度以上自覚的に理解している必要がありそう
です。戦闘力とかそういうもの以上に。そのことにより通常は戦闘力も相応に高いことが多いと。
セブンセンシズには劣るがそれに近い、第6.5感といった感覚に目覚めている扱いに近く
聖衣を授かる段階でその域に達しているかどうかで青銅と別れるのかもと。あるいは描写が
なされていないだけで、青銅から白銀への昇格は意外と多いのかもと。黄金へ、より遥かに。
そしてそれは聖衣に認められるかという基準がそうであるということであり、どのランクにも
上位の聖闘士に匹敵、あるいは勝るものは居り、ただそれぞれのランクの中でも相当な差が
あることも多く、その平均の実力差は天と地ほどにもなるということっぽい。ただ上位の聖衣を
認められても固辞するハクレイような例もあり個々の実力は「この聖衣に認められる以上」
ということ位しか言えないのでは。星矢たちもアテネさえ認めれば白銀に昇格できたのかも。