悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2012年度・レンタルスペース飼育管理組・羽化報告

2013年08月07日 23時37分51秒 | 2012年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

次女美織は早いもので2歳を過ぎました。

怒るときは、どこで覚えたのか「アプッ!」という表現をします。

最近朝も「パパ!アッチ!」と手を引かれ美織に起こされます。

多少親バカ的ですが「ちょっと気が利くかも?」ってことが多々ありまして。

私が着替える時に、ソファに置いたベルトを「ハイッ!」

と私に渡してくれたりするんです。

こういう気が利く行為ですが、果たして大人になった時に、どうなってしまうのか

こういう出来事は、ちょっと覚えておきたいですね。

 

※HP:OOKUWA BLOOD 

2012年度飼育データ及び2013年種親情報を更新しました。  

※2013年度飼育データは来週更新の予定です。

 

 

1週間前ですが、7月30日大阪出張の合間に名古屋のTPさんへ寄ってきました。

そうです、預けている幼虫掘り出し作業のため。

その結果ですが、残念ながら予想通り大きくなっておらず・・・

これはちとやらかしました。 

 

前回記述したマイナス要因に加え

投入時期と交換時期のズレによる影響が最後まで響いたようです。

 

 

昨年、高添加プリンカップに投入した幼虫ですが、

千葉の市川にある実家から名古屋のTPレンタルスペースへ送ったのが7月19日。

そしてTPレンタルスペースでの2本目交換は10月5日。

1本目投入からは80日。

TPレンタルスペースの管理温度は27~25度。 

プリカ投入後1ヵ月経過していましたが、1本目交換期間としては短か過ぎました。

 

逆に2本目は120日間後の1月末と4ヵ月程引っ張りましたが、

これは逆に交換が数週間遅かった。

ワインセラー組は劣化しておらず、TPエアコンスペースも冬温度管理時期で

あったので、正直安心していたのですが、菌床の加水分解による劣化が

進み、ボトル交換時には表面を覆う白い菌床膜が殆ど残っておらず

幼虫も暴れていたという。

 

そして交換から4週間後の2月末からは、レンタルスペースは加温を開始。

リカバリーは無理ですね。

結局TPレンタルスペース飼育管理組最大は2番♂80.9gという・・・

 

投入時期がズレたことで成長段階の途中で交換し、

更にその後温度を下げていき次の交換時期は遅れ、

交換からの体重回復の前に加温するというタイミング。

 

 

当たり前ですが、エアコン管理下であれ、それでは大きくなる筈もなく・・・

如何にスケジュールを考えた温度管理が重要か?

幼虫もそうですが、生き物である菌床にとってもでしょう。

いくら血統が優れていても、環境下が安定したエアコン管理下で

あったとしても幼虫の成長を妨げる状況で結果は出ない。

 

今回は悪い例としてご紹介するという形になってしまいました

 

 

遠回りですが、これもある意味リアルな大型作出ストーリーブログ。

趣味ですので失敗を体験することはその分また発見が多いという。 

ただTPさんのPRは負のPRといった形となったことは、誠に申し訳ない気持ちです。

 

 

正直菌床の持ちだけで見ると、荒粒子タイプのブレンドである神長さん、三階松さん

ブランドに多少軍配が上がるものの、TP菌床の幼虫成長曲線は遜色ない印象です。

しかも、昨年実施したTP高添加パターン6段階の中で、最も成績の良かった

ST2-EX.800の配合を今期使用しています。 

またオオヒラタケ菌ヒラタケ菌といったリレーも今期は全てで実施していきます。

 

 

2013年度の菌床対決は実家ブリードスペース環境下での飼育管理。

神長さん、三階松さんの菌床と同条件となりますからね。

我が家の菌床対決 及びTP菌床のリベンジなるか

2013年度は、ここも楽しみにして下さい。

 

インブリード羽化個体及び、その他検証事項は後日記述したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (す~やん)
2013-08-07 23:46:52
遠距離は厳しいですね。見れないのは辛いです。私には出来ません。

でも、それはレンタルスペースの問題ではないですから、お近くの方なら問題ないでしょう。
返信する
おはようございます。 (田舎っぺ。)
2013-08-08 07:10:59
やはり大型作出の道は険しいですねσ(^_^;
思い通りにいかないから楽しいのかもしれませんが(笑)

私もしっかりプランを立てて進めないといけませんね( ̄∇ ̄)

今年はじっくりプランで進めています(笑)
返信する
おはようございます。 (pax)
2013-08-08 08:54:02
3本目に神長さんのS3M(微粒子)を使いましたが、なんとか6ヶ月は持ちましたね。
今年は加温のタイミングをどうしようか悩んでいます。
やはり大きいのは難しいですね。
返信する
こんにちは^^ (mustar)
2013-08-08 08:58:31
菌糸ボトルの交換時期が早くても遅くても影響してしまうんですね。

時期がズレると温度の調整だけでは取り戻せないとの検証は、今期の私の飼育にとても役に立つ情報です。

いつも勉強になる内容に、とても感謝しております(^^)
返信する
こんにちは (クマモン)
2013-08-08 10:45:27
遠くのレンタルスペースでは、交換タイミングが
難しいですよね
私の場合、クワ部屋がストレス解消の場所ですから
近くにないと困ります(笑)

返信する
こんにちは (nabe)
2013-08-08 14:00:33
昨年は色々あったんですね。
今年は、大きなのが出る気がします。
菌糸の比較は楽しみにしています。
返信する
こんにちは! (sendo)
2013-08-08 16:25:19
いろいろと問題もあり、納得できる結果ではなかったようですね。。

しかし、チョネさんほど研究熱心な方も少ないので、この失敗を活かして、大型作出のカギを見つける時が来ると思います!

私もそうですが、なかなか、自宅でブリードルームがあって温度管理等も許される環境というのは、認められないものですが、工夫して努力して楽しみましょうね!

返信する
こんばんは (>す~やんさん)
2013-08-08 19:29:36
TPレンタルスペースについては
私も考えが少し甘かったと認識
しています。(-_-;)
ただ同じ期間同じ菌床を使っても
飼育環境によってこれだけ菌床の
状態が異なる事は驚きと発見が
ありました。

そういった意味では失敗ながらも
興味深い年となりました。

まぁこの教訓があって転機の年の
ブリードスペース移行に繋がって
いるので良しとします。(^-^)/
返信する
こんばんは (>田舎っぺさん)
2013-08-08 19:34:11
そうですね。
我が家は全然素人です。(-_-;)
血統だけでは大きくならない。
当たり前ですし、トップブリーダーさんとは
そこが大きく違います。
TP海斗パパさんには飼育についての
ダメ出しが何度もありました。

このような経験が今後に生きると思います。(^-^)/
返信する
こんばんは (>paxさん)
2013-08-08 19:43:04
飼育産地や飼育温度や湿度、その他飼育環境によって
菌床の長所や短所があり、それをどう生かすか?

やはりこの趣味は時間が掛かりますね。

ただ色々試す事で、適正を見極めたいという
のはあります。

しかしちょっと情けない結果に終わって
しまい残念です。(-_-;)
そろそろ横道ではなく本流どころで
結果にも拘りたいですね!
返信する

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