悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

ブリードの話題・酸素濃度・湿度対策

2017年12月16日 10時19分52秒 | 2017年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

 

 


ひなちゃんパパさん。
当HP問い合わせ経由にてご連絡頂きまし
たが、メールアドレスが返信出来ません。
アドレスが間違っているものと思われます。
”久留米党オフ会”ご参加の件、届いています。




今年もあと半月を残すのみとなりました。
本日の最低気温は0°と本格的な冬の到来。




公園の桜もすっかり落葉し、来年の春に備
え休眠状態に。生長は一旦止まり、さらに
これから気温が下がると厳しい寒さが目覚
しとなり、気温が上がるにつれ一気に生長、
つぼみがふくらんで花が咲く。🌸
一定期間低温にさらされた後に暖かくなら
ないと、花が咲かない性質がある。

16年度ブリードはセミ化が多かったなぁ。
17年度はセミ化と大型幼虫の完品羽化率
が課題。






本業の話題を。前売り部門は国内マーケット
のシュリンクが続き、日々激変する中で、
更に熾烈な戦国時代に突入しました。
数年前の経験則が全く役に立たず・・・


インテリアだけではありませんね。
乗用車も売れ筋は大衆車が中心。
高級志向もニーズはあるがほんのひと握り。
催事でも手織り絨毯は以前と比べて数が
売れなくなりました。


東京オリンピックを間に挟み、次の6年間
=1サイクルをどう歩んでいくか。









長女の11歳誕生日🎂
来年は小学6年生、次女は小学1年生に。
1年間は一緒に通学が出来ます。
そうです、お父さんは頑張らねばなりません。



 

 






さて久しぶりにブリードの話題を。
我が家の2本目への投入は10/11
交換から2ヶ月が経過しています。

数本ですが1,400ccで暴れらしきボトルが。
実は2本目への交換前、菌糸の発菌トラブル
が発覚したとの報告が入りました。
それでもどうにか無事に発菌した菌糸が届
きましたが、そのレシピは昨年の2本目と
比較すると添加剤の配合が少し強い仕様に。
これは発菌を優先した故の対策。

どうでしょう、喰いがもうひとつか?


ただ昨年よりも温度を2度程下げ管理して
います。
幼虫の成長曲線を少し遅らせるイメージ
と高添加の餌仕様対策です。

ウチの2本目はどうでしょう?
逆にあまり大きく育ち過ぎない方が羽化率
が上がるかもしれないかな。
我が家の交換は1月中頃です。












さて今回の本題は、昨年の課題でもある
完品羽化率を上げること
幼虫体重がそれ程には増えなかった久留米
でも大型化が加速していますからね。

その対策は2つ。

一つは”次世代幼虫飼育方法の開発”
としてビークワ65号で取り上げらていた
酸素濃度の対策。

オオクワではありませんが、オオヒラタ
ブリーダー星加さんの実験・考察記事を参考
にウチでも今期から取り入れてみることに。


天地反転ディスク







ボルト🔩とナットで高さ調整が可能です。

 

 



菌糸ボトルを上下逆さまにすることで
二酸化炭素をボトルから排出。
同時にボトル内酸素濃度を高めます。







2本目ボトルの途中からですが、テストとし
て13本に天地反転ディスクを装着。
2週間程様子を見てみることに・・・


確認したい気になる点は2つ。

暴れを誘発しないか?



・幼虫が動き底にオガが盛り上がらないか?









2週間経過・・・








その間放置・・・







その間プレ企画に全力を・・・
景品ペア個体は本日到着の予定ですね。












なんと!













13本のウチ暴れは・・・










 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかの・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

































無し。暴れてませんでした。






1本だけ幼虫が動いたようで、オガが底に
盛り上がっていましたが、ディスクが蓋と
なり問題はなし。





スミマセン。
軽く紹介をというリクエストでしたが、
チョネ流の軽くはこんな感じなんですね。
ashtakaさん。



















そしてもうひとつは湿度対策。

温度と違い湿度を安定させるにはコツが
入ります。環境に大きく左右されます。
現在ウチのブリードスペースと、ビークワ
共同企画、三大産地飼育研究室にて、
それぞれ異なる方法で湿度管理を行って
いますが、特に11月後半から外気温が下が
り急激に湿度が低くなってくるため、
外気温に引っ張られる形で室内の湿度も
下がってしまいます。

特に無人化のビークワ企画ブリードルーム
は現在湿度対策に悪戦苦闘中。
昨年も水道の蛇口から加湿器を繋げ、
自動化を試みるも加湿器の容量が足らず。
す〜やんさんにも協力して貰い、
現状の対策に加え色々試してやっています。





今回取り上げるのはウチの加湿対策。

ウチも色々と試行錯誤を繰り返し、現在は
ブリードスペースの外に加湿器を設置。
これはマル秘情報ですので内密に願います。

あえて湿度設定を70%と高めの設定に。

これにより防音カーテン中の湿度は50%台
をキープ。











ちなみにこの加湿器、2月の久留米党オフ会
で久しぶりにお会いする虫蔵さんのブログで
紹介のあった、容量の大きいダイニチ製
12ℓタンクタイプ。

ブリードスペースは実家のため、頻繁に確認
が出来ず、ウチではかなり重宝して活用して
います。
ちなみに水の補充は両親に。
電気代プラスを毎月支払っています。
販売も両立しなければ継続維持出来ません。

まぁどれだけ湿度対策が有効か?重要か?
分かりませんが、3本目対策として完品羽化
率を上げるためしっかり管理したいと。

テスト期間として、暫く推移を見守りたい
と思います。













それではこれから伸び伸びになっていた
♀ボトルの交換作業を始めましょうかね。

次回は本日交換予定の♀幼虫の報告と
HP 2017年度管理表を更新して紹介した
いと思います。


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (くわがたの里)
2017-12-16 15:55:33
酸欠防止の器具、私も気になってました。早速試すとは実行力がスゴイですね。効果もありそうで、私も試してみようと思います。
返信する
Unknown (しゅうま)
2017-12-16 19:19:22
こんばんは。

Gポットが逆さ飼育推奨で、逆さにしても
通気が保たれる蓋になってますよね。
Gポットの空ボトルを使用すると
楽かもしれないですよ。

私も暴れ気味の幼虫のボトルを逆さ飼育していた
事がありましたが、最近は暴れがあまりないので
しばらくやっていません。。
返信する
こんにちは (>わがたの里さん)
2017-12-18 07:21:31
ウチは昨年羽化不全が多かったもので。
実施するものとしないもの。
効果を比較してみたいと思います。^^
返信する
こんにちは (>しゅうまさん)
2017-12-18 07:24:59
確かにGポットの形状は酸欠防止に効果が
ありそうです。
ウチの環境で菌糸の乾燥、
暴れの有無、
完品羽化率など検証が必要かと。
試し甲斐のある対策だと思います。^^
返信する
こんにちは (RANBORU)
2017-12-20 18:53:01
チョネさん実験が早いですね
私は今後の動向を見て、真似するか決めますね♪
頑張って下さい
ぽわり。
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こんばんは (>RANBORUさん)
2017-12-23 21:01:15
以前からボトルの底に穴を開けてみたり
横置きにしてみたりとトライしています。
タイミングも重要ではないかと思いますね。
チャレンジはご存知か、大好きなもので。^ ^
返信する
次世代飼育法 (Sasagas)
2018-01-31 21:41:28
僕の浅〜い知識でずっとコレ疑問だったんですよ。酸素濃度について・・・。記事も読んで無いのでなんともいえませんが、酸素の交換よりも違うところで効果が大きいんじゃ無いかと思ってるんですがどうなんでしょう?

まず、逆さ飼育することでキノコの生理的に原基形成を抑制できることができて、それが良い結果に繋がってるんじゃ無いかと思うんです。

更にディスクで菌糸を押さえる事で空気に暴露する面積が減り、大部分が瓶の側壁と同じ状況になって水分の蒸発が抑えられたり、更に蓋についた結露水の落下が無かったり、菌糸劣化が抑えられる方の効果が大きいんじゃ無いかと思ってます。

原基形成ができない菌糸は栄養成長が済んだらどうして良いかわからなくなると思うんですよね。次の段階に進めなくて。なので菌糸の老化というか劣化が抑えられるんじゃ無いのかなぁと想像してます。
返信する
こんにちは (>Sasagasさん)
2018-02-03 10:48:52
こればかりは、試してみるよりありません。
皮膜に蓋が直接触れると水滴が蓋について
しまいその度合いにも寄りますが、
菌が死滅してしまい黒ずんだものも。
私の場合数パターン試しています。
面白いと思うのですがどうでしょうか?
返信する
こんばんは (Sasagas.)
2018-02-04 00:00:56
やっとBE-KUWA65号が手元に届いたので記事読みました(笑)
オオクワを大きく育てる過程は非常に面白い事ばかりでのめり込んでいます(汗)
気体中では分子の運動で拡散していくものが、菌糸中では下に溜まる状況なんですね。

キノコの生態、幼虫の生態、わからないことが多すぎて面白すぎます。

皮膜と蓋に水滴が貯まる自体は想定外ですね(汗)
チョネさんの結果を楽しみにしています★
返信する

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