団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

お母さんが急に「おんぶして」と言われ、ご子息が気安く引き受ける。

2024-08-26 01:33:15 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「おんぶ」というタイトルで、84歳の女性が投稿されていました。

 名古屋に住む50歳の息子から「母さんの顔が見たくなった。これから行くね」と、突然の電話。

 嬉しくなった。

 新鮮な野菜、あり合わせの食材をスーパーの袋に詰め込み待っていた。

 「急に思い立って何もみやげないよ。御免ね」と変わりなく優しい。

 「いいのよ、元気な姿を見せてくれるだけで嬉しいから」と私。

 久しぶりでも、これといった会話もなく、幼い頃から新聞が大好きな彼は、隅から隅まで読んでいる。

 静かな時間が流れる。

 突拍子もなく「ねぇ、おんぶして」と私。

 彼は「おんぶですむなら安いもんだ」と私を背負い、和室、応接間、リビング、部屋の中をぐるぐる。

 赤ちゃんを寝かせるように揺すって「ねんね、ねんね、寝る子は育つ」と子守唄を歌ってくれる。

 四十数年前に逝った父さんに「いつもおんぶしてもらった」と息子。

 「俺と同じことやってるな」と、主人は笑っていたことでしょう。

 大きな背中、ほっこりするぬくもり、とっても嬉しい。

 ああ幸せ。

 涙がこぼれそう。

 グウグウグウ。

 「オーイ本当に寝るなよ。この調子ならまだまだ元気でいられるな」。

 息子は笑いながら帰っていった。

 母と子の勿体ないほどの、幸せな午後のひとときでした。

 息子よありがとう。

 またおんぶしてね。

 以上です。

 いやあ、びっくりしました。

 お母さんが急に「おんぶして」と言われ、ご子息が気安く引き受ける。

 こんな親子がいるなんて。

 韓国ドラマでは、男性が恋人をおんぶするシーンはよく見ましたが。

 私は、母親をおんぶしたことはないです。

 うちの母親は若い頃百貫デブと言われていましたので、おんぶするなんて考えた事ないです。

 歳を取ってから目がほとんど見えなくなったので、法事などで母の手を取って歩いた事はありましたが。



福山雅治 - 最愛(WE'RE BROS.TOUR 2014 in ASIA)
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