上三川町の「ぎゃらりぃ萌」に行ってきた。
東アジア文化フォーラム 日韓の視点から と言う講演会に参加するためだ。
と言っても、講演会を聞くのがメインではなく、
講演の合間にオカリナミニコンサートをやる事になったからだ。
演奏するのは「オカリナデュオ響」、今年初めての演奏依頼だ。
まずは、会場の「ぎゃらりぃ萌」の紹介。
築400年の歴史がある古民家の納屋を改装した画廊で、
メインの通りからしばらく入った、田んぼの中にあります(詳細はチラシ参照)。
これが、「ぎゃらりぃ萌」の入口。写真に写っている建物は住居ではなくて、ただの門だ。
門をくぐり中を覗くと「ぎゃらりぃ萌」がある。
と言っても展示場所はこの建物の手前1/3を改装したところだ。
白い壁に間接照明、なかなか感じの良いスペースだ。
以前は馬小屋に使われていたのだろう、立派な梁に圧倒される。
展示されていたのは、益子焼の成井恒雄さんの作品だ。
講演会場は、展示場(元・馬小屋)の脇の土間、
炎天下の表とは違い、風が抜けなかなか快適だ。
自分は早速持参のPAをセットをする。
これは講演会準備中の余先生。
14:00 講演会スタート。
第1部は韓国・全南大学校日語日文学科兼任教授の余淳宗(ヨ・スォンジョン)先生。
日本、韓国、中国の文化の違いを、言語・文字・庭園・茶道・等の観点から、
スライドやビデオを使って考察する。
各国の歴史的背景の解説なども含め興味深くきかせていただいた。
講演後、質疑応答があり数名の方から質問がある。
これは質疑応答中のスナップ。
左から、仏語研究者の池田先生・トマトの重田さん・杣人の山川さん・
shino企画の篠崎さん、そうそうたるメンバーだ!
その後、休憩時間を利用して「オカリナデュオ響」のミニコンサート。
今回の演奏は、「翼をください」「埴生の宿」「見上げてごらん夜の星を」の3曲。
第2部は、英仏語翻訳家の高橋一徳さんの講演。
文字の無かった日本に漢字が伝来してから、万葉仮名に至までの考察から、
文明開化の時代を切口にして、福沢諭吉の事例をメインに、
欧米語の翻訳(解釈)と造語に関する講演だった。
高橋さんが用意してきたレジュメをもとにした講義だったのだが、
このレジュメが優れもの、講義のポイントが全て網羅されているので、感心してしまった。
ちなみに、今回のレジュメ見たい方は、ここをクリック!!
高橋さんの講演終了後、お茶会が開かれた。
今回の講演会、参加者は少なかったものの、
講演後の質疑応答・意見交換が活発に行われた事もあり、
なかなか良い会に参加させていただいたと思った。
ところで、「オカリナデュオ響」は、今回のオファーをもらってから当日まで、
スケジュールの調整が付かず、ミーティング・練習が一切出来なくて
当日も現地集合で選曲打合せだけで、リハーサルも無しという荒業!
講演に来ていただいた人達や、余先生・高橋さんに失礼は無かったかちょいと心配だ・・・