新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

オリンピックの代表選手さんたちへ

2021-08-05 08:03:56 | コラム
「失礼しました」:

その1 入江聖奈さんへ:

失礼しました。私はオリンピック種目に女子のボクシングあったとは、不勉強にして知りませんでした。しかし、それと言うのもマスコミが悪いのです。彼らは女子のフェザー級には入江さんという有力な優勝候補がいるなどとは、一言も知らせてくれなかったのですから。悪いのは彼らの他の有力候補だけ持ち上げる偏向した報道姿勢です。私には責任はなかったと思っています。

それにしても、見事なボクシングでした。特に決勝戦ではあのフィリピンのボクサー独得の、危ないと見るや直ぐにクリンチして逃げる、フェアーとは言えない戦法をものともせずに、パンチを見舞っていった積極的な攻勢には美しささえ感じていました。日体大には貴女のような良い選手がいたとは露知らず、大変失礼いたしました。あらためて「貴女は偉かった」と称えて終わります。

その2 女子のバスケットボール代表テイーム全員に:
失礼致しました。昨日のベルギーとの準々決勝戦では、後半に入ってベルギーに13点もリードされた時点で私は「これは駄目だ」と諦めて観戦せずに、ソファーに寝そべって音声だけを聞いていました。ところが4Qに入ってから貴女方が盛り返してきたので、慌てて再度観戦するようにしました「この様子では、何とかなるかな」ではなかった「何とかしてくれるだろう」と期待して。貴女たちのバスケットボールでは、これまでに美しい3ポイントシュートを沢山決めてこられたので、その点にも期待した次第でした。

特に、同点に追い付いてからの2Pのシュートの入れ合いには、非常に興奮させて貰えました。そして、「この勢いでは何処かで3Pシュートを決めて1点差で勝ちきることもある」と閃いていました。するとどうでしょう、2点を追って後15秒ほど残した時点で、必死のパス交換の間に正面にいた林さんが空いたのです。そこでパスを受けた林さんは一歩下がって3Pの圏内に戻って何とも言えない綺麗な3Pを決めたのでした。

しかし、ベルギーも必死に追ってきたので、反則をしないように下がって守っていたところに、正面から放たれた2Pシュートがリングに嫌われたところで試合終了となりました。見事な逆転劇でしたし、13点差をひっくり返して見せた精神力にも敬意を表します。「負けた」などと見切ってしまった非礼をお詫びします。

その3 「ここぞ」というときに打った山田哲人さんへ:
私はこれまでに何度も貴殿を「良いバッターではあるが、ここという時には打ったのを見たことがない」と批判してきました。それだけに、今回も稲葉監督が貴殿を代表に選んだのには疑問を感じていました、私なら「世界的な守備の名手・菊池涼介を優先するだろう」と思って。事実、昨夜も一度絶好の機会に凡退していました。

私は如何なる種目でも韓国が相手の試合を見るのを苦手としてきました。それは「彼らは相手が我が国となると、その彼ら独自の怨念と反日と抗日の精神と火事場の何とか力のような力量を発揮して、屡々格上だったはずの我が方を倒してみせるのですから。昨夜も屁理屈を言えば、我が方に負けたアメリカに負けていたのですから、劣勢だったはず。そういう先入観で昨夜の試合を見ていると、いつ何時彼らが思わぬ力を発揮して我が方を倒すのではないかと、ハラハラさせられていました。

そこにアナウンサーが言わずもがなの「我が代表はここまで唯一ノーエラーで勝ち上がってきた」と二度も三度も自慢して見せたのです。するとどうでしょう。昨日初めて使った近藤健介がレフト前に来たヒットを取り損ねる失策で2塁まで行かしてしまい、それが起点となって同点にされたのです。しかし、「閃き」では「負けはない」と来ていたので、8回裏に期待してしました。そこで、韓国の監督が結果として作戦を誤って村上を申告敬遠にして、2死から甲斐との勝負を選択したのでした。ところが投手は甲斐を歩かせて満塁にしてしまいました。

そこに登場したのが山田さん、貴殿でした。即ち「ここぞ」という試合を決定するだろう重大な機会を得たのです。期待しないことにしたのですが、貴殿は四球の後の大原則である一球目の速球を痛打しました。私の目には満塁ホームランと見えました。そこで甲斐までが本塁に滑り込んで生還したので、初めて「勝負あった」と確信できました。山田さん、長い間貴殿を「ここぞという時に打たない」などと非難してきた失礼の段を心からお詫びします。「貴方は偉い。韓国を叩き潰してくれた」と感謝して終わります。



1 コメント

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Unknown (kazk)
2021-08-06 11:22:46
相変わらず御元気の由、慶賀にたえません。

相変わらずサッカーには厳しいですねえ。多くは同意しますが国内組の能力が低いというのは条件付きで反対です。たそいかにあのメンツの中ではあの2人は抜けてますから、おそらく監督の頭の中では攻撃はあの2人に自由にやらせ他の連中はある程度の定型的なパターンでサポートさせるという意図だったと思います。
 みんな真面目だからこうなると弾けないんですよねえ。こういう二度と無いような舞台で自分を弾けさせるというような連中が居ない、特にFWです。だから、大会前あれだけ点が入ったのに南アあたりに1-0なんてスコアになるんですよ。

小生は凡百の戦前予想は信じません。信じるのは英国のブックメーカーのオッズのみです。考えてみれば当たり前で予想が外れれば直接の損をするのは連中だけですから真面目さが違います結果はまず外しません。ただ青のオッズは当然両軍の強弱予想になるのですが我が代表は南ア都のオッズは1-11でした。これは楽勝レベル以上です。そしてPKまで行ったNZ戦は1-10でした。日本が当たり前のように勝ったメキシコ戦では2.5-2.7くらいでメキシコ有利でした。そしてフランス戦は2-3で日本有利でした。スペイン戦は3-2でスペイン有利でした。

日本は弱いチームに苦戦し強い相手には互角に戦うという相手に合わせるという以前からのビョーキが全然治っていないことを示しています当たり前のことでペナルティエリアの中に敵が10人いる中でまともにシュートが入るわけはないんですよ。誰に対しても自分たちのサッカーをやるという単細胞が自らを苦しくしてるに過ぎません。だから日本のサッカーの肝であるポッセッションを取れない状態になってはじめてどういう工夫をするかだと思いました。

スペインは流石ですよね。堂安と久保を潰して仕事をさせず最後の最後にオーバーエイジのアセンシオの投入で勝負を決めました。代表で言うならば南野クラスを温存してたのですから、ここで差が出たのですよね。だから本来はNZ戦を楽に勝ち余計なイエローをもらわずに富安含めたベストで戦えるようにしなければいけなかったのです。これは監督と選手の共同責任でしょう。こうなるとツープラトンシステムでも作らなくちゃいけないのでしょうか。

スペインは最後までスタンスを崩しませんでしたがまあ、あれはあれで連中の矜持なのでしょう。問題はパスが通らす自分たちのサッカーができなくなったときの対応でした結局長いの1本でDFの裏をつきFWを突入させるという手しか残ってませんでしたよね。これ日本のFWが一番下手くそなんですよね。普段やってないことは出来ないんですよ。釜本が言ってましたがこのあたり人がぜんぜんいません。これが最大の問題でしょう。今日の3決は相手がメキシコですから奇をてらったことをしなければ接戦でしょう。オッズも同じです。おそらくこれで勝てばまたビョーキは続くんでしょうか。

女子についてはメンタルの問題が圧倒的でしょう、監督まで含めてね。日本はU17、U20の覇者です。人材不足は言い訳になりません。そのうえでカナダ戦でPKを外した田中が一番手なのだからどうしようもない。GKのミスで得たPKをなんの工夫もなく蹴って相手のGKを潰せませんでした。あそこでGKを潰しておけば楽勝だったでしょう。ちなみにオッズは2-3で日本だったのです。この田中、シュートはことごとくペナルティーエリアの外です。得点はあそこまでのお膳立てがあればどうとでもなるだろうというものでした。

いくら細かいパス回しのサッカーをやっても点に結びつかなければ意味がありません。カナダが決勝まで出てるということの意味を真剣に考えねばいけません。所詮高倉監督が勝負師でなかったことに尽きるんでしょう。これは森保監督も同じです。強いやつに勝つこともそうですが弱いやつは手間を掛けず嬲り殺しにする手腕も必要なのです。代表監督には間違いなくこの力が必要です。

このオリンピックで見た最大の勝負師は陸上1500の田中希実です。個人種目ですが、明日なき戦いをしなければ明日はない、という事実を冷酷に受け止めギリギリの戦いをしています。この子は入賞あるかも知れません。

水泳、陸上その他、個人団体を問わず余裕こいた連中は皆負けました。実力は前提にして、オリンピックの怖さを知らない上り調子の若手か、その怖さを知り尽くし一戦一戦に勝負を賭けられる真の勝負師しか勝者に離れないものと思います
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