よんどころない事情があり:
昨日と一昨日の2日間に、ここ新宿区百人町から港区新橋の間を往復している。都内の新規感染者が5,000人を超える日が続いているときに、日頃の行動範囲を遙かに逸脱した距離を移動するのだから、勿論恐怖感がある。緊急事態だったので最初はタクシーを利用したが¥3,700だったのだから、かなりの距離だった。移動したためではないが緊急事態は解消しているのは幸いだった。
移動してあらためて確認できたことは、都内の言わば目抜きのところを通過するのだが「なるほど、尾身茂分科会長が人出の5割削減を言われる訳だ」と痛感したほど、老若男女が何の屈託もなく移動しているし、方々に群がっていた。そこに知事会が「都市封鎖」を主張したと報じられていたが、それも尤もだと思わせられたのだった。
我々夫婦はお陰様で6月中にワクチンの2度の接種を終えてはいるが、それは「感染しない」という意味ではないと十分に解っている。そこに連日連夜自宅療養で何人亡くなったとか、救急車が何時間も受け入れたれなかったとこれでもかと報道されては、「ここでもしデルタ株にでも感染してしまえば・・・」との恐怖感が生じるのは当然だろう。
私はこれまでに何度か「この新型コロナウイルスの感染が広まってきたのには、人災と決めつけられる点が多い」と主張してきた。政府も既存の法整備が許す限りの対策を講じてこられたし、紆余曲折があろうともワクチンを確保されて2回の接種を終えた人の率は40%までに到達した。それでも「心なき」という冠を付けたい若者どもの行動を阻止できていないのが実態のようだ。そういう全般に事情を受けて、知事会が「都市封鎖」を言い出したのだと思う。
ところがである、今朝ほどThe Primeに出てきた田村憲久厚労大臣は「都市封鎖と言われても、その具体的な内容が如何なる事を指すのかハッキリしていないので・・・」と、例によってまるで他人事のようなことをシレッとして言ったのには、この大臣のことだからもう驚かなかったし、呆れもしなかった。私ならば「早速、知事会に具体的に何を望んでおられるかを照会して、菅首相と西村大臣に報告して対案を練ろうと思う」と言ったと思う。
私は何も菅内閣に限ったことではないが、時々の総理大臣が起用される各省庁の大臣たちは「大企業の組織に当て嵌めてみれば、良くて事業部の部長、そうでない場合には事業部内の単なる部長程度の器量すらも持ち合わせていない人物が多い」と感じている。何も総理や経営陣の指示を待たずに、独断専行で事を進めよとは言わないが、安倍政権以来の西村大臣、菅政権下の田村大臣と加藤官房長官たちの思い切りが良い実行力など見たことがなかった。
特に西村康稔大臣の何でもかんでも尾身副座長(当時)に押しつける責任回避振りは見苦しかった。田村憲久厚労大臣は出てきた当時から無意味な多弁を評価していなかったのだが、今朝ほどの「具体的な内容を聞いていない」発言には、一層印象を悪くされたと思う。私は「都市封鎖」を敢行した諸外国で実効が上がっていない事例が多かったとは承知している。だが、「そうだからと言って、我が国で実行してみれ成功しないとまで言えるのだろうか。やってみなければ解らないじゃないか」と考えている。田村氏には猛省を促したい思いだ。
昨日と一昨日の2日間に、ここ新宿区百人町から港区新橋の間を往復している。都内の新規感染者が5,000人を超える日が続いているときに、日頃の行動範囲を遙かに逸脱した距離を移動するのだから、勿論恐怖感がある。緊急事態だったので最初はタクシーを利用したが¥3,700だったのだから、かなりの距離だった。移動したためではないが緊急事態は解消しているのは幸いだった。
移動してあらためて確認できたことは、都内の言わば目抜きのところを通過するのだが「なるほど、尾身茂分科会長が人出の5割削減を言われる訳だ」と痛感したほど、老若男女が何の屈託もなく移動しているし、方々に群がっていた。そこに知事会が「都市封鎖」を主張したと報じられていたが、それも尤もだと思わせられたのだった。
我々夫婦はお陰様で6月中にワクチンの2度の接種を終えてはいるが、それは「感染しない」という意味ではないと十分に解っている。そこに連日連夜自宅療養で何人亡くなったとか、救急車が何時間も受け入れたれなかったとこれでもかと報道されては、「ここでもしデルタ株にでも感染してしまえば・・・」との恐怖感が生じるのは当然だろう。
私はこれまでに何度か「この新型コロナウイルスの感染が広まってきたのには、人災と決めつけられる点が多い」と主張してきた。政府も既存の法整備が許す限りの対策を講じてこられたし、紆余曲折があろうともワクチンを確保されて2回の接種を終えた人の率は40%までに到達した。それでも「心なき」という冠を付けたい若者どもの行動を阻止できていないのが実態のようだ。そういう全般に事情を受けて、知事会が「都市封鎖」を言い出したのだと思う。
ところがである、今朝ほどThe Primeに出てきた田村憲久厚労大臣は「都市封鎖と言われても、その具体的な内容が如何なる事を指すのかハッキリしていないので・・・」と、例によってまるで他人事のようなことをシレッとして言ったのには、この大臣のことだからもう驚かなかったし、呆れもしなかった。私ならば「早速、知事会に具体的に何を望んでおられるかを照会して、菅首相と西村大臣に報告して対案を練ろうと思う」と言ったと思う。
私は何も菅内閣に限ったことではないが、時々の総理大臣が起用される各省庁の大臣たちは「大企業の組織に当て嵌めてみれば、良くて事業部の部長、そうでない場合には事業部内の単なる部長程度の器量すらも持ち合わせていない人物が多い」と感じている。何も総理や経営陣の指示を待たずに、独断専行で事を進めよとは言わないが、安倍政権以来の西村大臣、菅政権下の田村大臣と加藤官房長官たちの思い切りが良い実行力など見たことがなかった。
特に西村康稔大臣の何でもかんでも尾身副座長(当時)に押しつける責任回避振りは見苦しかった。田村憲久厚労大臣は出てきた当時から無意味な多弁を評価していなかったのだが、今朝ほどの「具体的な内容を聞いていない」発言には、一層印象を悪くされたと思う。私は「都市封鎖」を敢行した諸外国で実効が上がっていない事例が多かったとは承知している。だが、「そうだからと言って、我が国で実行してみれ成功しないとまで言えるのだろうか。やってみなければ解らないじゃないか」と考えている。田村氏には猛省を促したい思いだ。