■訳してみよう万葉集■<その45>
●題材歌
采女の 袖吹き返す 明日香風 都を遠み いたづらに吹く
―志貴皇子―(巻一・五一)
●現代訳
①明日香に来てみれば、既に都も遠くに遷り、都であるなら美しい采女等の袖をも翻す明日香風も、今は空しく吹いている。
② ―
③都であるなら、美しい采女たちの袖を吹き返す飛鳥の風も、都が遠くなって采女たちの姿も見られず、今は空しく吹いているばかりだ。
④采女の袖を吹きひるがえす明日香の風。今は都も遠く、空しく吹くことよ。
⑤采女の袖をあでやかに吹きかえす明日香風、その風も、都が遠のいて今はただ空しく吹いている。
⑥采女の袖を吹き返す明日香風は 都が遠いので むなしく吹いている
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《采女袖 吹き返してた 風寂し 遠になったな 明日香の都》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
●題材歌
采女の 袖吹き返す 明日香風 都を遠み いたづらに吹く
―志貴皇子―(巻一・五一)
●現代訳
①明日香に来てみれば、既に都も遠くに遷り、都であるなら美しい采女等の袖をも翻す明日香風も、今は空しく吹いている。
② ―
③都であるなら、美しい采女たちの袖を吹き返す飛鳥の風も、都が遠くなって采女たちの姿も見られず、今は空しく吹いているばかりだ。
④采女の袖を吹きひるがえす明日香の風。今は都も遠く、空しく吹くことよ。
⑤采女の袖をあでやかに吹きかえす明日香風、その風も、都が遠のいて今はただ空しく吹いている。
⑥采女の袖を吹き返す明日香風は 都が遠いので むなしく吹いている
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《采女袖 吹き返してた 風寂し 遠になったな 明日香の都》
さあ あなたの訳は 如何ですか?