■訳してみよう万葉集■<その44>
●題材歌
人言を 繁み言痛み 己が世に いまだ渡らぬ 朝川渡る
―但馬皇女―(巻二・一一六)
●現代訳
① ―
② ―
③人の口の端がしげく うるさく 生まれてこの方まだ渡ったことのない 暁の川を渡るという経験をすることだ。
④人の噂がうるさいので うまれてはじめて 夜明けの川を渡ることよ。
⑤世間の噂が激しくうるさくてならないので、それに抗して自分は生まれてこの方渡ったこともない、朝の冷たい川を渡ろうとしている。この初めての思いを私は何としてでも成し遂げるのだ。
⑥口さがない世間の噂がうるさくわずらわしいので 今こそ 生まれてから渡ったこともない朝の川を渡ろう 明るい向こう岸へ 愛しい人のいる場所へ
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《あんまりに 多干渉しよって 心決め 越えたことない 恋の瀬越える》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その42><その43><その44>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【標結へ我が背】へ
●題材歌
人言を 繁み言痛み 己が世に いまだ渡らぬ 朝川渡る
―但馬皇女―(巻二・一一六)
●現代訳
① ―
② ―
③人の口の端がしげく うるさく 生まれてこの方まだ渡ったことのない 暁の川を渡るという経験をすることだ。
④人の噂がうるさいので うまれてはじめて 夜明けの川を渡ることよ。
⑤世間の噂が激しくうるさくてならないので、それに抗して自分は生まれてこの方渡ったこともない、朝の冷たい川を渡ろうとしている。この初めての思いを私は何としてでも成し遂げるのだ。
⑥口さがない世間の噂がうるさくわずらわしいので 今こそ 生まれてから渡ったこともない朝の川を渡ろう 明るい向こう岸へ 愛しい人のいる場所へ
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《あんまりに 多干渉しよって 心決め 越えたことない 恋の瀬越える》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その42><その43><その44>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【標結へ我が背】へ