NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十月五日】放映分
天地と 久しきまでに 万代に 仕へまつらむ 黒酒白酒を
《天と地が 続く限りの お仕えを 黒酒白酒を 捧げて祈ろ》
―文屋智努真人―(巻十九・四二七五)
【万葉歌みじかものがたり】《梅をしのはむ》
平穏無事な中にも 政情不安の影が過ぎる
諸所で持たれる 宴
全てが 政争がらみ でないも
気疲れ宴となる
同席すれば したで
不参は 不参なりに
噂 憶測が 飛び交う
そうした中
秋の宮中行事 新嘗祭
今年の収穫を 神に供え 実りの感謝を捧げる日
天皇 直々の 宴
お召しに応え それぞれが詠う
さすがに この場 憶測なく 慶賀気分が満ちる
【十一月二十五日】新嘗祭での天皇賜宴
天地と 相栄えむと 大宮を 仕へまつれば 貴く嬉しき
《新嘗の 祭りに仕え 天と地の 栄祈れば 貴く嬉し》
―巨勢奈弖麻呂―(巻十九・四二七三)
天にはも 五百つ綱延ふ 万代に 国知らさむと 五百つ綱延ふ
《空の上 綱張巡らせる 国治め 永遠に続けと 綱張巡らせる》
―石川年足―(巻十九・四二七四)
天地と 久しきまでに 万代に 仕へまつらむ 黒酒白酒を
《天と地が 続く限りの お仕えを 黒酒白酒を 捧げて祈ろ》
―文屋智努真人―(巻十九・四二七五)
島山に 照れる橘 髻華に挿し 仕へまつるは 卿大夫たち
《庭山に 映える橘 髪挿して 宴に連なる 側仕え人》
―藤原八束―(巻十九・四二七六)
袖垂れて いざ我が苑に 鴬の 木伝ひ散らす 梅の花見に
《寛いで 家の苑行こ 鶯が 枝散らしする 梅花見いに》
―藤原永手―(巻十九・四二七七)
(新嘗の 宴これ無事 済ませたら 家の梅花 見に来ませんか―こんな季節に 梅花ないが 梅見気分で 皆してどうぞ)
あしひきの 山下日蔭 蘰ける 上にやさらに 梅をしのはむ
《行きましょや 日陰蘰を 髪挿して 気分そのまま 梅花誉めに》
―大伴家持―(巻十九・四二七八)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十月五日】放映分
天地と 久しきまでに 万代に 仕へまつらむ 黒酒白酒を
《天と地が 続く限りの お仕えを 黒酒白酒を 捧げて祈ろ》
―文屋智努真人―(巻十九・四二七五)
【万葉歌みじかものがたり】《梅をしのはむ》
平穏無事な中にも 政情不安の影が過ぎる
諸所で持たれる 宴
全てが 政争がらみ でないも
気疲れ宴となる
同席すれば したで
不参は 不参なりに
噂 憶測が 飛び交う
そうした中
秋の宮中行事 新嘗祭
今年の収穫を 神に供え 実りの感謝を捧げる日
天皇 直々の 宴
お召しに応え それぞれが詠う
さすがに この場 憶測なく 慶賀気分が満ちる
【十一月二十五日】新嘗祭での天皇賜宴
天地と 相栄えむと 大宮を 仕へまつれば 貴く嬉しき
《新嘗の 祭りに仕え 天と地の 栄祈れば 貴く嬉し》
―巨勢奈弖麻呂―(巻十九・四二七三)
天にはも 五百つ綱延ふ 万代に 国知らさむと 五百つ綱延ふ
《空の上 綱張巡らせる 国治め 永遠に続けと 綱張巡らせる》
―石川年足―(巻十九・四二七四)
天地と 久しきまでに 万代に 仕へまつらむ 黒酒白酒を
《天と地が 続く限りの お仕えを 黒酒白酒を 捧げて祈ろ》
―文屋智努真人―(巻十九・四二七五)
島山に 照れる橘 髻華に挿し 仕へまつるは 卿大夫たち
《庭山に 映える橘 髪挿して 宴に連なる 側仕え人》
―藤原八束―(巻十九・四二七六)
袖垂れて いざ我が苑に 鴬の 木伝ひ散らす 梅の花見に
《寛いで 家の苑行こ 鶯が 枝散らしする 梅花見いに》
―藤原永手―(巻十九・四二七七)
(新嘗の 宴これ無事 済ませたら 家の梅花 見に来ませんか―こんな季節に 梅花ないが 梅見気分で 皆してどうぞ)
あしひきの 山下日蔭 蘰ける 上にやさらに 梅をしのはむ
《行きましょや 日陰蘰を 髪挿して 気分そのまま 梅花誉めに》
―大伴家持―(巻十九・四二七八)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先