NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【九月二十三日】放映分
隠口の 泊瀬の川の 上つ瀬に 鵜を八つ潜け 下つ瀬に 鵜を八つ潜け 上つ瀬の 鮎を食はしめ 下つ瀬の 鮎を食はしめ・・・
《泊瀬川 上流で鵜ぅ多数 潜らして 下流でも多数 潜らして 上流で鮎魚 食捕わさして 下流も鮎魚 食捕わさせる・・・》
【万葉歌みじかものがたり】《鮎を食はしめ》
衣や玉なら 繕いするが
人間の生命は 繕い出来ん
隠口の 泊瀬の川の 上つ瀬に 鵜を八つ潜け 下つ瀬に 鵜を八つ潜け 上つ瀬の 鮎を食はしめ 下つ瀬の 鮎を食はしめ
《泊瀬川 上流で鵜ぅ多数 潜らして 下流でも多数 潜らして 上流で鮎魚 食捕わさして 下流も鮎魚 食捕わさせる》
くはし妹に 鮎を惜しみ 投ぐるさの 遠ざかり居て 思ふそら 安けなくに 嘆くそら 安けなくに
《その麗し児が 欲しがった 鮎食わすすら 出けん間に 矢ぁ投げる様に 逝って仕舞て 思う心は 苦しいて 嘆く心は 切無うて》
衣こそば それ破れぬれば 継ぎつつも またも合ふといへ 玉こそば 緒の絶えぬれば くくりつつ またも合ふといへ またも逢はぬものは 妻にしありけり
《衣であったら 破れても 繕うたなら ちゃんとなる 玉であったら 千切れても 繋ぎ付けたら 元戻る 元に戻らん 物云んは ほんにわしの児 相やったな》
―作者未詳―(巻十三・三三三〇)
忍坂の山は 麗し山や
こんな立派山 荒れるん惜しで
隠口の 泊瀬の山 青旗の 忍坂の山は 走出の よろしき山の 出立の くはしき山ぞ あたらしき山の 荒れまく惜しも
《泊瀬の国に ある山の 青々茂る 忍坂山 突き出た形 良え山や 立ってる姿 良え山や 清よて麗し 立派山の (ずっと在ってと 思うのに) 荒れて行くのん 惜しい思うで》
―作者未詳―(巻十三・三三三一)
(亡くした人を忍坂山に擬えたか)
(忍坂山での葬送の後人が居なくなるのを「荒れまく」と言ったか)
高山と 海とこそば 山ながら かくも現しく 海ながら しか真ならめ 人は花ものぞ うつせみの世人
《高山と海とは 永久や 高山は高々 ここにある 海は広々 そこにある けど人間云んは 花かいな この世にあって 散っていく》
―作者未詳―(巻十三・三三三二)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
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【九月二十三日】放映分
隠口の 泊瀬の川の 上つ瀬に 鵜を八つ潜け 下つ瀬に 鵜を八つ潜け 上つ瀬の 鮎を食はしめ 下つ瀬の 鮎を食はしめ・・・
《泊瀬川 上流で鵜ぅ多数 潜らして 下流でも多数 潜らして 上流で鮎魚 食捕わさして 下流も鮎魚 食捕わさせる・・・》
【万葉歌みじかものがたり】《鮎を食はしめ》
衣や玉なら 繕いするが
人間の生命は 繕い出来ん
隠口の 泊瀬の川の 上つ瀬に 鵜を八つ潜け 下つ瀬に 鵜を八つ潜け 上つ瀬の 鮎を食はしめ 下つ瀬の 鮎を食はしめ
《泊瀬川 上流で鵜ぅ多数 潜らして 下流でも多数 潜らして 上流で鮎魚 食捕わさして 下流も鮎魚 食捕わさせる》
くはし妹に 鮎を惜しみ 投ぐるさの 遠ざかり居て 思ふそら 安けなくに 嘆くそら 安けなくに
《その麗し児が 欲しがった 鮎食わすすら 出けん間に 矢ぁ投げる様に 逝って仕舞て 思う心は 苦しいて 嘆く心は 切無うて》
衣こそば それ破れぬれば 継ぎつつも またも合ふといへ 玉こそば 緒の絶えぬれば くくりつつ またも合ふといへ またも逢はぬものは 妻にしありけり
《衣であったら 破れても 繕うたなら ちゃんとなる 玉であったら 千切れても 繋ぎ付けたら 元戻る 元に戻らん 物云んは ほんにわしの児 相やったな》
―作者未詳―(巻十三・三三三〇)
忍坂の山は 麗し山や
こんな立派山 荒れるん惜しで
隠口の 泊瀬の山 青旗の 忍坂の山は 走出の よろしき山の 出立の くはしき山ぞ あたらしき山の 荒れまく惜しも
《泊瀬の国に ある山の 青々茂る 忍坂山 突き出た形 良え山や 立ってる姿 良え山や 清よて麗し 立派山の (ずっと在ってと 思うのに) 荒れて行くのん 惜しい思うで》
―作者未詳―(巻十三・三三三一)
(亡くした人を忍坂山に擬えたか)
(忍坂山での葬送の後人が居なくなるのを「荒れまく」と言ったか)
高山と 海とこそば 山ながら かくも現しく 海ながら しか真ならめ 人は花ものぞ うつせみの世人
《高山と海とは 永久や 高山は高々 ここにある 海は広々 そこにある けど人間云んは 花かいな この世にあって 散っていく》
―作者未詳―(巻十三・三三三二)
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