はぎわら_m の部屋
社会・時事批評、オピニオン、初等物理の気まぐれ考究、物理教育放談

〔コメント数の数字クリックで書き込みができます〕
 



経済的事業が繁栄することは、社会が豊かになることに必ずしも結びつかない。
このような事業の例を上げてみよう。

(1) 麻薬的商品を扱う事業
(2) 投機・ギャンブル関連事業
(3) 電話勧誘セールスやスパムメールに関与する事業
(4) 人為的に不幸を生み出しておいて、一生懸命そこから回復させる事業

-----
(1)麻薬を扱うこと自体は犯罪だ。では、タバコ、子供向けのゲームソフト、いかがわしい有料Webコンテンツ等はどうだろうか。さらに言えば、凄まじく普及した携帯電話やパソコンについても、本当に生活時間の充実に役立っているのかどうか、考えさせられるところがある。

(2)これらは何も生み出さない。プロや胴元が大衆からお金を巻き上げる場にすぎない。(ただし、損をしても愉快だという人に対しては、娯楽(スリル?)としてのサービスを提供したことにはなる.)

(3)迷惑なことこの上ない。大学の仕事を妨げる要因になっている。しかし、これで給料をもらっている人もいるわけだ。仕事とは何なのかを考えさせられる好材料ではある。

(4)こんなばかげたことがあるかと言えば大ありだ。規模の大きいところでは戦争がその典型だ(イラク戦争とその復興というばかげた行為を支えるために、間接的に、我々一般国民の労力が無益に吸い取られていることに気づこう)。抑止力と叫びながら互いに増強しあう軍備も、耐用年数がくれば高いコストをかけて廃棄されるだけなのだ。日本固有の問題としては、杉植林政策に由来する国民病と言われる花粉症の治療薬の開発・製造等の事業コストが、健保で負担されている状況を考えるとよいだろう。

---
PS. 新自由主義を信奉する方の意見が伺いたいものだ.

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 私が悩んだ経... 投機ファンド... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。