巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

片岡の人的補償は脇谷

2014-01-09 00:30:58 | 巨人
西武からFAで獲得した片岡の人的補償に予想通り脇谷亮太が選ばれた。西武側はプロテクトのリストが届いた時に、フロントと現場の思惑は一致しており、決めるのは早かったという。セカンドが抜けたからセカンドを獲得する。西武側としては理にかなった穴埋めだろう。

西武はセカンドは今年から昨年の打点王である浅村栄斗を起用する予定だが、浅村はセカンドの経験がほとんどないし、サードも新外国人でアタリ・ハズレがあるので、両方をこなせる脇谷は貴重な戦力となるだろう。

ルーキーの年が2006年だから、原監督しか知らない脇谷だが、移籍先の西武は07年から4年間、巨人のヘッドコーチを務めた伊原さんなので、お互いのことをよく知っているだろうからやりやすいはずだ。

小柄ながらパンチ力のある選手で、印象的なのは07年9月下旬の中日との天王山で、朝倉から弾丸ライナーでライトスタンドに運び、決勝打になった場面だ。この一打で巨人の5年ぶりのリーグ優勝を限りなく引き寄せた。

2010年には132試合に出場して、初めて規定打席に到達したが、好不調の波が激しい選手でレギュラー獲得までにはいたらなかった。小柄でセカンドとなると2番が適正な打順のはずだが、あまり細かいプレー(バント、進塁打)は苦手なので、7番、8番あたりで打たせるのが得策だ。パ・リーグの場合、DHもあるので9番に置くのも面白いかもしれない。

2012年には右ひじの故障で育成契約となり背番号が「023」と3桁になった苦労人。まだ32歳なだけに西武でもうひと花、咲かせてほしい。

今回の片岡獲得は巨人ファンの間でも賛否両論あるが、仁志が移籍してからもう7年もたつのに、いまだにセカンドのレギュラーを確立できていないのも現実である。「生え抜きを育てよ」という声もわかるが、7年も1つのポジションのレギュラーが空白というのは異常ではあるので、FAで外から選手を連れてくるのは仕方ない……と言ったところか。

二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション (幻冬舎新書)
井口 資仁
幻冬舎

こんな本が出るほど、セカンドって、結構大変なポジションなんです。やはりセンターラインの一角だから。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019年に行われるビッグイベント | トップ | チャーハン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

巨人」カテゴリの最新記事