巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

ドラフト前夜 巨人は根尾指名を公言

2018-10-24 22:21:05 | 巨人
プロ野球では25日、ドラフト会議が行われる。
巨人はすでに大阪桐蔭の根尾昂の1位指名を公言している。
他にはヤクルト、中日も根尾の指名を公言。ロッテは根尾のチームメイトである藤原恭大の1位指名を公言している。
別にわざわざご丁寧に公言しなくてもいいと思うのだが…。自分の手の内を明かさなくても、ねぇ。正々堂々?う~ん。

巨人は一時は金足農の吉田輝星を指名かと言われていたが、根尾に方向転換した。新監督の原さんの要望でもあるとか。
これにはファンの間で賛否両論。吉田は巨人ファンであることを公言し、「巨人でプレーしたいか?」の問いに「はい」と答えている。今どき巨人ファンを公にする選手は珍しいし、もし入団すれば人気が陰り気味の巨人の注目度も上がるだろう。戦力的に見れば、菅野の後のエースを担えるだけの素質を持っている。

それでも巨人は根尾の方を選択した。
私個人の意見を言えばこの選択には賛成である。
08年から10年もの間、巨人のショートを守り、今やチームの顔となった坂本勇人。
だが彼も今年の12月に30歳となる。彼の後釜を考える時期になってきた。

ショートは非常に負担の大きなポジション。過去、石毛宏典(元西武など)、池山隆寛(元ヤクルト)、宮本慎也(元ヤクルト)ら名ショートの選手は晩年、サードに転向している。
坂本もあと3~5年すればサード転向を考えなくてはならないだろう。
その後釜に根尾は最適なのだ。いや、坂本の後釜どころか、将来のプロ野球を背負って立つ逸材になりえる存在。そういう選手には競合覚悟で臨まないと。

もちろん吉田も素晴らしい選手だけど、根尾の方が選手としての希少価値が高い、というのが私の意見だ。
まあ、巨人はくじ運が悪いので、正直まったく入団するイメージが湧かないのが本音。


さて、ドラフトは過去にくらべて巨人からすると相当重要なものとなる(もちろん他球団もそうだが)。
仮にドラフトで入団しなくても、FAで巨人に…というのは今の時代はほぼない。
FA制度ができてからは大物選手は巨人というのが選択肢のトップにあったと思うが、今は巨人ではなくメジャーを選択してしまう。
ダルビッシュ、前田健太、田中将大、大谷翔平…
彼らの頭の中に「FAで巨人」というのは選択肢にすら入ってなかっただろう。よってFAでやってくるのは小粒になってしまう。大竹、相川、野上、山口俊、陽岱鋼…。誰1人として巨人移籍後オールスターに選出されていない。

ならばドラフトで指名した選手を育て、1軍で活躍する選手にしなければならない。
ドラフトの成否はチームの将来を左右する大一番、関ヶ原の戦いである!
と言ったら大袈裟か?
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寺内崇幸の思い出

2018-10-16 22:40:19 | 巨人
今日は今年で引退する寺内崇幸選手の思い出です。
今年は春のキャンプ中の故障で出遅れ、実戦復帰したのがもう夏の7月。その間、1軍の内野の控え&代走要因は吉川大機が首脳陣から重宝されていたため、最後まで2軍暮らし。吉川は26歳、寺内は35歳。年齢を考えると球団が吉川と役割が被る寺内を戦力外にした判断は致しかたないだろう。やはり35を過ぎて1度も1軍で出場できないとこうなってしまう(クビになってしまう)。

その後、他球団で野球を続けるというのは考えられなかったと引退を決断した。
これからの長い人生において、巨人だけでなく他球団を経験しておくことはプラスにもなると思うのだが、一方で巨人愛を貫いてくれるのはファンとしてはありがたいことだ。

栃木工業から社会人を経て指名されたのが2006年。同期には今や巨人の顔・坂本勇人がいるが、あれから12年、現役は坂本1人だけとなった。つまり寺内は同期の中では2番目に長いプロ生活を送ったことになる。しかもドラフト順位は6巡目。この順位で長くプロ生活を送れたのは評価に値すると思う。

内野ならファースト以外はどのポジションでもそつなくこなし、守備固めなど、貴重なベンチ要因としてチームを支え、原監督から「スーパーサブという面では、セ・リーグを代表する選手」と称賛された。

一方でレギュラーを獲得できなかった要因として、打力のなさにあった。
生涯打率は.218。通算安打178は、最近何かとテレビでよく見る長嶋一茂(プロ通算161安打)を上回る程度だったが2013年のクライマックス・シリーズでは前田健太から決勝ホームラン。そして日本シリーズでは田中将大からもホームランと、まさかの大物撃ちをかまし、驚かせた。この年はシーズン中も自己最多の54安打で、代役出場ながらもオールスターにも出場している。

昨年は松本での試合で、延長11回にはレフト場外へ運ぶサヨナラホームランも打ったっけ。あの寺内があんな特大ホームランを打つとはとスゴく驚いたものだが、思えばこれがプロ選手として最後の活躍になってしまった。

決して華やかな選手ではなかったが、控え選手として欠かすことはできない選手だった。
現役生活お疲れ様でした。ありがとうね、寺内。

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矢野謙次の思い出

2018-10-15 22:28:32 | 巨人
9月下旬、ペナントレース終盤となると優勝争い、CS出場権争いが白熱する中で、各チームのベテラン選手たちがユニフォームを脱ぐ決断をする時期でもある。今年も村田修一、杉内俊哉、山口鉄也ら多くの選手が引退を決断したが、ここでは矢野謙次を取り上げる。

矢野は日本ハムで引退したが、プロ16年で12年半は巨人に在籍しており、巨人・矢野のイメージが強い。
生まれは1980年9月。意外と知られていないが「松坂世代」の1人である。高校は国学院久我山だが甲子園出場はなし。大学は國學院大だが、主戦場は2部であったため、ドラフトは6巡目で、お世辞にも評価が高い選手ではなかった。

図角を表したのはプロ3年目の2005年から。この時は堀内監督の時代でファンの間では暗黒期と揶揄されるほどのチーム状態であったが、矢野の活躍は数少ない光明であった。2006・07年にはともに103試合に出場。中でも07年のソフトバンクとの交流戦で打った代打満塁ホームランは思い出深い。観戦に来ていた渡辺恒雄会長から「今日の矢野のホームランは1000万円以上の価値がある」と絶賛されたほど。私も矢野といえばこのホームランを思い出す。

だがレギュラーには定着しなかった。それは守備の安定感がなかったから。もともとスローイングに難があったことや、ライトには高橋由伸、レフトには清水隆行がいたため、空いているポジションはセンターだったのだが、広い守備範囲を要求されるこのポジションを務められるほどの能力がなかった。

08年はわずか3試合、09年は6試合の出場と存在感が薄れていくが、10年以降、出番が少ないながらもチームに貢献。2013年はシーズン代打安打を19という球団新記録をマークし、原監督から「神様」と言われた。

矢野が登場すると球場の雰囲気がガラリと変わった。
「矢野謙次、気合の戦士 矢野謙次、さあ立ち上がれ~」
という前奏からファンが矢野の応援歌を大熱唱。一種異様な空気を作りだした。私も12・13年頃はライトスタンドにいて、矢野の応援歌を歌うのが一番の楽しみだった。相手はやりにくかったのでは?

プロ通算のヒット数は374。シーズン100安打以上は1度も記録していない(最高は06年の90安打)。
それでもプロ野球人として16年も生き抜き、ファンに愛されたのは称賛すべきだろう。

ありがとう謙次。最高に楽しませてもらったよ。君は偉大な戦士だった。忘れないよ。

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巨人連勝 菅野がノーヒットノーラン

2018-10-14 22:21:49 | 巨人
ヤクルト0-4巨人

CSファーストステージは巨人が2連勝。広島への挑戦権を得た。

昨日はベンチワークが冴えまくり勝利。
そして今日はホームラン3発で4点取り、それを絶対的エースの菅野が守り切る。しかも完封。それもヒットを1本も許さない完ぺきさ。四球は1つだけ。ノーヒットノーランをやってのけた。もう何も言うことがない!菅野を第2戦に先発させたことが、これほどまでに効果的だとは思わなかった。

今日の首脳陣はベンチで何もすることがなく、安心して見てられただろう。
由伸が辞任を表明して、何か変な重圧が取れたというか、1日でも由伸監督と一緒に野球がしたいというか、うまく表現できないけど、チームが良き方向に向かっているのは間違いないだろう。

次の相手は広島。今年というより、昨年も、一昨年もやられっぱなしの相手。正直、広島は巨人が相手でほくそ笑んでいるだろう。カモが来たと。実力差はかなりある。それでも同じ相手にやられっぱなしではいけない。4勝して日本シリーズへ。そんな大それたことは要求しない。それでも最低2つは勝って相手を慌てさせてほしい。

菅野はおそらく中5日で第4戦に先発させるだろう。だが1つも勝てずに3連敗しては菅野の出番はなくなってしまう。それだけは避けたい。
幸い、広島は9月から調子が下降気味。しかも1週間以上実戦から遠ざかっている。初戦メルセデスで勝てれば…。まあ多くは期待しないでおこう。少なくても最低あと3試合はできる。この経験、特に岡本、田中俊太、畠ら若い選手には来季に向けて大きな財産になるはず。ここに吉川尚輝がいないのが、もどかしい。間に合わなかったか…。



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巨人快勝! ベンチワークで勝った

2018-10-13 22:43:05 | 巨人
ヤクルト1-4巨人

2年ぶりのポストシーズン。
初戦は文句のつけようがない内容で快勝した。

この3年、由伸野球を見てきて(実を言うとあんま見てないのが本当のところなのだが…)感じたのがとにかく動かないということ。采配は極めてオーソドックス。選手の能力に依存しがち。前監督(新監督にもなる)の原さんがいろいろ動くのを選手として見て反面教師にでもしたのだろうか。

とはいえCSは短期決戦。特にファーストステージは2戦先勝なのだから、あっという間に終わってしまう。巨人は3位という立場。レギュラーシーズンの勝率は5割に満たない。とにかく仕掛けてほしいと思っていたのだが…。

まずは先発で仕掛けた。
絶対的エースでシーズン8完封の菅野を第1戦ではなく第2戦に回した。
通常なら第1戦に先発させて必勝を期すところ。セオリーはそうだ。

だが相手もエース小川を先発させる。もし負ければダメージは大きい。しかも彼には8連敗中だ。
ところが第2戦に回せば、仮に第1戦を負けても「まだ菅野が控えている」となる。
そして勝てば、相手にプレッシャーをかけられる。実際、試合前のヤクルトは「今日負けたらヤバい」と感じたはずだ。巨人は2枚腰で戦いに臨めるわけだ。

そして試合でも次々と手を打った。
先発の今村がピンチを迎えるとまだ5回ながらスパッと上原に交代。
上原にレギュラーシーズンでは1度もなかったイニング跨ぎを敢行。
追加点がほしい場面でエンドランを仕掛けものの見事に成功。
クローザーに回した山口を2イニング投げさせる。

これらがことごとく的中。
いやあ驚いたねえ。
シーズン序盤なんて、「代打・阿部慎之助」を使わずに負けたりしてたのに、こんな采配ができるとは…。やればできるんじゃん!
なんか由伸が監督になって初めて「今日はベンチワークで勝った」と思えた試合だった。

亀井のポテンヒットで4点目。運も味方した。この3年間は何をやってもうまくいかなかった感があるが、ツキも回ってきたのかも。これは、これは広島に行けるんじゃね?

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原辰徳氏が監督復帰へ

2018-10-12 22:18:33 | 巨人
高橋由伸監督が辞任を表明。後任は原辰徳氏が就任することが決定的になった。
これで3期目となる。同一チームを2期務めるのはよくある話。今年亡くなった星野仙一は中日を2度指揮したし、星野の盟友だったミスター赤ヘルこと山本浩二も広島を2度指揮している。近年では阪神を3度指揮した吉田義男くらい。近年と言っても90年代の話だけど…。巨人で3期監督を務めるのは初となる。

正直7月くらいから、こうなるんじゃないかとイヤ~~~~~な予感はしていた。
今年も交流戦のあたりから首位・広島にじわじわと離され、優勝争いすらできなかった。しかも3年連続で。3年連続で優勝できないのは仕方ないかもしれないが、3年連続で優勝争いができないことは由伸が辞任を決断した大きな要因となったはずだ。

由伸が辞めるとすると後任は…。
松井は拠点をアメリカに移したまま。しかもコーチ経験はなし(ヤンキースのマイナーに多少顔を出しているらしいが…)
阿部慎之助はまだ現役。由伸に続いて慎之助まで強制的に引退させるわけにはいかない。

意外といない監督候補。
私は川相さんこそ適任だと思うのだが…。

で原さんの再々登板となった、いや、なってしまったわけだ。

私は大の原辰徳ファンだが、今回の監督就任には複雑な思いだ。そう感じている原ファンは多いはずだ。喜んでるのは中居くんと神無月くらいだろう。
前回の10年間、その前を入れると計12年間、辰徳ジャイアンツを心底堪能し、お腹一杯状態。3度の日本一、7度のリーグ優勝&1度の世界一を良き思い出にしたいのだ。

人間、大好きな料理を食べられればうれしいが、いつかはお腹がいっぱいになる。
旅行に行って、普段味わえない体験ができればうれしいが、2週間もいれば家が恋しくなる。

それと似たようなもの。それに、監督になれば、また批判の矢面に立たなければならない。もう苦悩する姿を見たくない、大好きなゴルフを思う存分やってほしかった。

40台の監督を誕生させながら、また原さん。若大将ももう60。時計の針が再び戻ってしまったようで、何とも歯がゆい。

これなら2015年に原さんが辞めた後、川相を監督にして、由伸には2016年で引退させ、17・18年と助監督もしくはヘッドコーチとして監督準備期間を設け、2019年は由伸新監督で船出する。こういう流れにすればよかったのになぁ。ホントに阿呆だよ、巨人の背広組は。
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