巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

クセ者(元木大介)

2019-04-08 21:06:11 | 巨人
センバツ高校野球は東邦が平成最後の大会で優勝。平成元年の89年以来30年ぶりで、平成の最初と最後で優勝したことが大きく報じられた。当時のエースだった山田喜久夫(元中日)さんもアルプス席まで駆けつけたことも新聞に掲載されてましたね。

30年前の優勝は東邦だったけど、準優勝はどこだったか覚えてます?
それは大阪の上宮高校。そのキャプテンは元木大介だった。

この決勝戦、優勝はほぼ上宮の手にあった。9回裏2アウトまで1点リードしていたのは上宮だった。しかもランナーなし。ここから連続四球と、エラーなどで逆転サヨナラ。ボールが外野を転々としているのを見た元木大介はその場でうずくまって動けなくなった。30年前だったけどよく覚えている。おそらく元木も東邦優勝の報道を見て、そのシーンを思い出したのではないか?

高校時代は超高校級のスラッガーで甲子園の注目選手だった。
本人は巨人入りを強く望んだが、巨人は慶応大学の大森剛を指名。野茂を外した福岡ダイエーに指名されたが入団を拒否し浪人を選択。ドラフトというと桑田・清原のイメージが我々世代(40代)には強いが、彼もドラフトに運命を翻弄された1人である。

翌年、巨人入りを果たすが、浪人生活では満足な練習ができず、結果的には選手としてあまり大成できない遠因となった。
高校時代のようなチームの中心選手ではプロでは生きていけないと、つなぎ役に徹し、相手の嫌がるプレーをするなどして長嶋監督から「クセ者」と言われるようになった。元木の選手としてのスタイルをまさに一言で表しており、引退後に本のタイトルにもなっている。

2005年にまだ33歳の若さで引退。
今の若い世代にはバラエティ・タレントとしてのイメージが強いだろう。
実際、コーチ就任という話が出た時は「芸能人にコーチが務まるか?」と一部で揶揄されたが、私は適任だと思う。

相手のクセとか、周りが気付かないような些細なことにも気づく(プライベートな部分でも些細なことに気付き、その様子を妻の大神いずみに暴露されている)。実際、彼がいることでキャンプは非常に活気が出て、原監督がキャンプのMVPにあげたほど。大阪人のノリのよさもあるだろう。

そして彼は選手に嫌われることを厭わないタイプ。最近のコーチは選手に嫌われないようにする人が多いと聞くが、その辺は心配ない。週刊ジャイアンツでも結構、厳しいこと言ってたしね。

現役を引退して長い時間が経ち、「もうこのままユニフォームを着る機会はないだろうなあ」と本人も諦めかけていた部分もあったと思うが、ファンも驚いたコーチ就任。もし巨人が優勝した時、元木コーチの存在が大きくクローズアップされる。そんな気がしてならない。

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