巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

丸は三振が多い打者

2019-03-31 19:44:53 | 巨人
プロ野球が開幕しましたね。
4年ぶりに復帰した原監督率いる巨人は敵地・マツダで3連覇中の広島カープと対戦。
開幕戦は負けたけど、2・3戦目は勝って、勝ち越すことができた。

ここ数年は広島に、とくにマツダではこてんぱんにやられてただけにホッとしているところです。

3連戦、すべて見たわけではないけど感想を。

まずはクックが2戦とも無失点で2セーブをあげたことは大きい。
極論を言えば今年の巨人はクック次第だと思ってるから。

というのも巨人の不安要素は中継ぎ・抑えの不在。ここが不安定で昨年までは接戦をことごとく落としてたから。
12~14年に3連覇した時は「スコット鉄太朗」という方程式が存在した。だが山口、西村は引退。マシソンは病気で出遅れ。
中川にしろ、戸根にしろ、桜井にしろ、1度も1年フルで活躍したことがない選手。今年から中継ぎの吉川光夫も先発以外で過ごす初めてのシーズン。不安要素いっぱいだが、クローザー・クックが確立できれば、自然と他の投手も安定してくると思う。

クローザーがフラフラしてるチームは優勝できないからね。
その点、昨年終盤から中崎が(勤続疲労もあるだろう)フラフラしだした広島にはつけ入る隙がありそう。
クックはクル・クル・クルーンや投げる神田正輝こと石毛のようにストライクを取るのに死苦歯苦しないから、そこそこやりそう?まあそう判断するには時期早々だけど…。

そしてこの3連戦で最大の注目は広島から巨人にFAでやってきた丸佳浩だろう。
で開幕戦は4三振。これは地元・千葉の大先輩である長嶋茂雄さんのデビューを真似たに違いない!

まあ、それは冗談として、丸が三振が多い打者というのは確認できた。
というのも、丸は昨年130三振もしている。これはリーグ最多。15年にはそれを上回る143三振(もちろんリーグ最多)もしており、現在4年連続100三振以上を継続中なのだ。だから開幕から三振が多いことを見ている巨人ファンは気にしない方がいいだろう。むしろ5年連続で100三振に向けて視界良好とでも思ってた方がいい。

にしても開幕シリーズはやっぱ東京ドームでやってほしいわな。Bクラスにはなるもんじゃない。
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オープン戦最終戦 レフトに亀井がいる安心感 

2019-03-24 22:14:16 | 巨人
今日はオープン戦最終戦。
巨人は東京ドームで千葉ロッテと対戦し勝利。いい形でオープン戦を終えた。開幕は5日後の29日(金)から。
この試合、6回以降はほとんど見ていないのだが、感想を書きます。

この日のレフトはゲレーロではなく亀井で打順は5番。
最終戦で、しかも5番で起用ということはこのまま開幕は「5番レフト亀井」ということになるだろう。

打つ方では4打数0安打と結果は出なかったが、守備で魅せた。といってもそれほど派手なプレーをしたわけではない。
2対0で迎えた3回表。まず先頭の1番・岡が内野安打で出塁。
続く2番・加藤はレフト前へヒット。俊足・岡は3塁を狙おうとしたが、亀井がすばやく前へ出てボールを取ったのでランナーは自重した。
3番・中村奨吾もレフト前で続いたが、これまた亀井がボールを素早く処理し、ホームへ返球したため、2塁ランナーはサードでストップ。もちろん、まだノーアウトで2点負けている状況だから、無理に回すような場面ではない、ということもあるだろうが、間違いなく亀井の存在がランナーの必要以上の進塁を阻止したと言える。

結局、無死満塁のチャンスを得たロッテに犠牲フライで1点は失うのだが、最低失点で済んだのは亀井の守備力だ。
もしゲレーロがレフトだったら…。2点取られて同点に追いつかれていただろう。

セイバーメトリクスではUZRという指標がある。これは各ポジションのリーグ平均と比較して、どれだけ失点を防いだかを示す指標でゲレーロが昨年-9.2に対し、亀井は5.7。数字は正直だ。レフトに亀井がいる安心感は数字が証明している。引退したイチローがその守備力を認めただけのことはある。ゲレーロが試合に出るにはとにかく打つしかない。わかりやすく言えばラミレスくらいに。

昨年は久しぶりに規定打席に到達するなど多くの出番を得た亀井だったが、夏場はさすがにバテた。
今年の7月に37歳になる亀井に1年間フルに出るのは限界がある。
昨年は左打ちの野手(外野手)が不足していたため、出番が多かったが、今年は丸が加入した。亀井の出場は限定的になる…というより、そうならなければ本当はいけないのだが、今年も亀井に頼らなければ厳しそうだ。

そう考えると、昨年のドラフトで多くの球団が競合した根尾は仕方ないにしても、外れ抽選で左打ちの外野手・辰巳涼介(楽天に入団)を外したのは後々響くかもしれない。現状、巨人に亀井の後釜は見つからない。丸はタイプが違うし、松原は時間がかかりそう。橋本到は結果が残せず、移籍してしまったから。
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イチローの思い出 1996年日本シリーズ第1戦

2019-03-23 17:55:43 | MLB
イチローが引退してしまった。
正直、この日本での公式戦で最後という予感みたいなのはあった。
この日本ではメジャー枠が28人だが、アメリカに戻れば25人になる。いくらチームのレジェンドとはいえ、45歳でオープン戦の打率が1割未満では厳しい。昨年はチームのフロント入り?のような奥の手を球団側は用意したが、奥の手は2年連続では使えない。

個人的にはメジャーにこだわるのではなく、最後は日本に戻ってきてほしかった(古巣のオリックス、地元・愛知県の中日は大歓迎だろう)が、最後の感動的なシーンを見ると「なんも言えねえ」である。幕引きとしてはこれ以上ないものだったのではないか?

イチローは数多くヒットを放ってきた。その中で最も印象に残るヒットは?
というアンケートがあれば1位は間違いなく09年・第2回WBC決勝での勝ち越しタイムリーだろう。
それに触れるのはありきたりなので、ここでは2番目に印象に残っている、96年日本シリーズ第1戦について触れようと思う。

この年の日本シリーズは巨人VSオリックスというカードだった。
巨人は一時11.5ゲーム差をつけられ自力優勝がなくなったが、そこから反撃し優勝。「メークドラマ」と言われた。
松井秀喜はホームラン王のタイトルこそ逃したが38本99打点とブレイク。4番は落合でこの年が巨人最終年(オフにFAで清原が入団したため追われるような形で退団)。仁志と清水がルーキーながら活躍し、2人で新人王争いを繰り広げた(新人王は仁志が受賞)。

一方のオリックスは前年に続く2年連続リーグ優勝。イチローもすっかりチームの柱になり、監督の仰木彬の「マジック」によってチームは円熟期を迎えていた。なにより、95年の1月には神戸で震災があり、「がんばろうKOBE」の合言葉のもと、チームはその復興の象徴のようになっていた。

そんな両チームの対戦は初戦から大接戦。
2点を追う9回裏、巨人は大森剛の2ランホームランで同点。
延長10回、表のオリックスの攻撃も簡単に2人が倒れ2アウト。
東京ドームは大森の同点弾に沸き、雰囲気も最高潮。
「あとアウト1つとってチェンジとなり、裏の攻撃でサヨナラだ」

そんな巨人ファンの思いを打ち砕いたのがイチローだった。
2死無走者で打席に入る。それまでの4打席はすべて凡退だった。
ピッチャーは「ゲンちゃん」こと河野博文。

当時のプロ野球界は交流戦がまだない時代だったため、セの投手と対戦する機会はなかなかない(オープン戦、オールスター、日本シリーズくらい)が、河野は前年まで日本ハムに所属しており、対戦経験は豊富で、しかもイチローは河野をよく打っていたらしい。
イチローは高めのストレートを逃さなかった。振り抜いた打球はライトスタンドへ消えた。
勝ち越しホームランである。
普段は1番打者だが、まるで4番打者のような一撃に唖然とさせられた。

これが決勝点となり、第1戦はオリックスの勝利。
結局、これが流れを変え、巨人はわずか1勝しかできずシリーズに敗れた。

シリーズ全体をみれば19打数5安打1打点と巨人はイチローをある程度抑えられた。
だがその「1打点」はあまりにも貴重だった。

実は私は第6戦のチケットを持っていた。チケットを確保するために早朝から並んだのに、それが無駄(第5戦でシリーズが終わったから)になり、その悔しさもあって、あれから23年経ってもよく覚えています。

イチロー選手、長い現役生活、お疲れ様でした。
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