巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

「ナゴヤドーム」「9番ピッチャー」が松坂を蘇らせる?

2018-04-05 22:15:20 | 野球
中日2-3巨人

今日は巨人ファンでも相手投手の事が気になって、少し応援したりして、何とも複雑な思いで試合を見守ったのではないか?

松坂大輔が初先発。結果は5回を3失点(自責点は2)。負け投手となった。

若い人は松坂の事を知らないかもしれないので少しおさらい。
そらあ、もう、すんごい投手でしたよ。横浜高校時代(今からちょうど20年前)は春夏連覇。夏の準々決勝でPL学園相手の延長17回の死闘は未だに語り草だ。決勝ではノーヒットノーランを記録している。1回戦ではない、決勝戦でだ。

もちろんドラフト1位で指名され西武へ。
1年目から16勝して最多勝になっている。2016年の甲子園優勝投手の今井達也は松坂と同じ西武に入団したが1勝もしていない。甲子園最多勝投手の桑田真澄でさえ2勝しかできなかったことを考えると、16勝は驚異的数字だ。

その後、ポスティングを利用してメジャーへ移籍するが、その時の移籍金が約60億円。
あまりの高騰に、ポスティングの金額に上限が設けられるきっかけとなった。
07年にはワールドシリーズ制覇に貢献。06年、09年WBC連覇の際には大会MVPに輝いている。

そんな松坂もソフトバンク時代の3年間は1軍登板わずか1試合で0勝。肩の不調に泣いた。
本来ならどこの球団も雇ってはくれないだろうが、中日が救いの手を差し伸べた。

そして今日のピッチング。
1年間ローテーを守り、10勝をあげる。
そんなのは、とても無理ということはわかった。
全盛期にはとても及ばない。とはいえ、最後の悪あがきで久々の勝利投手をあげられる可能性はまだ残されていると思う。

キーワードは「ナゴヤドーム」そして「9番ピッチャー」だ。

「ナゴヤドーム」は12球団のホームグラウンドで最も投手優位の球場。
両翼100m、センター122mは東京ドームと同じだが、右中間、左中間が広いためホームランが出にくい。
5回のマギーのフェンス直撃の2塁打は東京ドームなら間違いなくホームランだろう。
広いナゴヤドームで投げられれば、精神的にゆとりを持つことができる。もともと細かいコントロールはないから。

そして「9番ピッチャー」だが、セ・リーグはピッチャーは打席に立たなくてはならない。
西武(パ・リーグ)やレッドソックス時代は指名打者制だったが、高校時代は4番を打ったほどの選手。バッテングは大好きで西武時代は交流戦でホームランを打ったこともある。
この日も打つ気満々で打席に入る前に準備をしていたのが印象的だった。

投げても打ってもチームに貢献する。野球が好きで好きでたまらなかった学生時代の感覚を思い起こすはずだ。気持ちが若返り、プレーに良い影響がきっと出る。

おそらく明日、抹消され、10日後に登録され先発、という形になるとは思うが、なんとかもうひと花咲かせてほしい。

コメント (1)
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