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破られない大記録(斎藤雅樹11試合連続完投勝利)

2014-01-26 11:00:35 | 巨人
記録は破られるためにある


というが、破られない大記録もある。昔でいえば金田正一氏の400勝。最近では今年からヤンキースでプレーする田中将大の開幕24連勝はおそらく破られないだろう。

現在、巨人のピッチングコーチをしている斎藤雅樹の11試合連続完投勝利(1989年に達成)もその1つだろう。

斎藤はその記録を達成される前年までは「ノミの心臓で気が弱い」というレッテルを貼られていたが、その年から就任した藤田元司監督から「お前は気が弱いんじゃない、気が優しんだ」と声をかけられ、開幕第2戦を任された。ちなみに藤田監督はもともとオーバースローだった斎藤に対し「投球時の腰の回転がサイドスロー向き」ということでサイドスローに転向させた、いわば恩人である。

5月10日の大洋戦で完投すると、そこから投げるたびに完投勝利。記録は11まで伸びた。
この記録がどれだけ凄いかと言えば、開幕24勝の記録を作った田中将大の1年間の完投数が一桁の「8」であることからもわかるだろう。ちなみに斎藤はこの年、21完投している。昨年の巨人のチーム完投数は「8」。1人でその数字をはるかに上回っていることになる。末恐ろしい。

この記録を後押ししたのは、先にも挙げた藤田監督だ。自身が投手出身ということもあって「先発投手は完投するもの」という信条のもと、簡単には交代させなかった。しかも「完投した投手には、翌日の練習に参加しなくていい」という特権を与えていたので当時、新婚だった斎藤は完投しては次の日に、奥さんとデートしていたという。

この年20勝をあげ、翌90年も20勝。2年連続の20勝は斎藤以来達成していない(もしマーくんがメジャーへ行かなければ達成していたのかもしれない)。「平成の大エース」「ミスター完投」と言われたが、現役通算は180勝。名球界入りは果たしていない。が、この記録を作っただけでも、十分に名球界の入会資格があると思うのは私だけだろうか‥。


さて連続完投勝利は「11」でストップしたわけだが、裏にはこんなエピソードがある。
斎藤は甲子園での登板が決まっていた。だが天気予報は雨
その前日、何人かと食事に出かけたが槙原から「斎藤、明日は中止だ、中止。飲め、飲め」と飲まされ、半分二日酔いだったという。記録をストップさせたのは槙原の魔の誘惑だった。

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