1989年日本シリーズ第５戦

1989年の日本シリーズは巨人今は無き近鉄。
シリーズは近鉄が３連勝。第４戦は巨人・香田の完封でモノにしたものの、依然巨人は崖っぷちだった。

この日のヒーローは原辰徳このシリーズの原は絶不調で第３戦は７番にまで降格第５戦こそ近鉄の先発が左腕の阿波野だったため、５番に昇格したが、第３打席までノーヒットでついに18打席ノーヒット。

迎えた７回の第４打席、目の前でクロマティが敬遠され２死満塁。カウント２－２からの６球目の真ん中低めのストレートをすくい上げると、打球は低い弾道で左中間スタンドに突き刺さった。

スタンドは大歓声。原自身ものちにこの試合のホームランが現役時代で１番記憶に残っているホームランだと語っている。



先制は近鉄でブライアントの先制ソロ。しかしシリーズの１発はこの１本だけだった。



この日の巨人の先発はこの年20勝をマークした斎藤雅樹。見事１失点完投した。