理系と文系は何を持って区分するのかと言えば、これはなかなか難しい問題である。もちろん、人間自体を理系と文系に分けることの馬鹿らしさは、以前このブログでも述べたとおりである。ここで言うのは、学問における理系と文系ということだ。
これは、最近フラ夫さんのブログでもコメントしたことなのだが、私は、理系の学問とは、自然科学に基礎を置くものであると思っている。ここで言う自然科学とは、自然法則などの自然に関することを研究するものということだ。すなわち、物理学、化学、生物学、地学などとこれらを応用するような学問が理系ということになる。だから工学の多くや医学などは理系の学問ということになる。しかし、例えば工学でも、建築史などは、理系とは言えないだろう。
だからと言って、それ以外が文系と言う訳ではない。文系の学問とは、基本的には、自然に対して人間の営みに関するものを研究するものだと思う。文学、社会学、法学などがその典型的な例だろう。しかし、理系と文系と言うのは2元論ではない。それらの境界は曖昧模糊としていて、どちらの素養も必要な学際的なものも存在する。
さらに、理系と文系の共通的な基盤となる学問もあるだろう。典型的なものが数学だ。数学は、若干の公理や定義から、世界を紡ぎだしていく学問だ。しかし、それは本来の自然とは直接関係はない。よく数学は理系だと言われるが、単に理系の学問の方で使いこなされる場合が多いと言うだけで、経済学や心理学などでも数学は使う。論理学や哲学なども、こちらに含まれるべきものだろう。
このブログのランキングは?⇒
○関連過去記事
・続・理系と文系
・理系と文系
○姉妹ブログ
・時空の流離人
・本の宇宙
これは、最近フラ夫さんのブログでもコメントしたことなのだが、私は、理系の学問とは、自然科学に基礎を置くものであると思っている。ここで言う自然科学とは、自然法則などの自然に関することを研究するものということだ。すなわち、物理学、化学、生物学、地学などとこれらを応用するような学問が理系ということになる。だから工学の多くや医学などは理系の学問ということになる。しかし、例えば工学でも、建築史などは、理系とは言えないだろう。
だからと言って、それ以外が文系と言う訳ではない。文系の学問とは、基本的には、自然に対して人間の営みに関するものを研究するものだと思う。文学、社会学、法学などがその典型的な例だろう。しかし、理系と文系と言うのは2元論ではない。それらの境界は曖昧模糊としていて、どちらの素養も必要な学際的なものも存在する。
さらに、理系と文系の共通的な基盤となる学問もあるだろう。典型的なものが数学だ。数学は、若干の公理や定義から、世界を紡ぎだしていく学問だ。しかし、それは本来の自然とは直接関係はない。よく数学は理系だと言われるが、単に理系の学問の方で使いこなされる場合が多いと言うだけで、経済学や心理学などでも数学は使う。論理学や哲学なども、こちらに含まれるべきものだろう。
このブログのランキングは?⇒
![人気ブログランキング](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2a/aa/a6d0fd24417e389c8cd04aba2adeb25a_s.jpg)
○関連過去記事
・続・理系と文系
・理系と文系
○姉妹ブログ
・時空の流離人
・本の宇宙