マックンのメモ日記

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スマホ触らずに操作! サムスンが来月新型を投入!

2013-03-15 18:47:08 | ネット、ビジネス、IT
韓国のサムスン電子は14日、スマホの新製品「ギャラクシーS4」を4月末に発売すると発表しました。高精細な5型の有機ELパネルを採用し、目の動きや音声による操作など新機能も搭載するそうです。独自機能により商品の魅力を高めスマホ世界首位の座を固める戦略で、サスムスンで通信部門を所轄する申社長がニューヨークで記者会見して発表したものです。

新製品は4月末から世界各地で順次発売する予定で、155か国で327社の通信会社が取扱う事になるそうです。日本ではドコモなどが販売する見込みです。S4は2012年5月に発売した「S3」の後継商品です。画面サイズを4,8型から5型に拡大し、フルハイビジョンの動画を再生できます。内蔵のカメラの画素数も800万から1300万画素に高めています。

基本ソフトは米グーグルのアンドロイド4.2.2(ジェリービーン)を搭載し、背面と前面のカメラを同時に利用して撮影し、合成写真を作り機能や写真の不要な背景を消す機能などを盛り込んでいるそうです。さらに利用者の目の動きを検知し、視線を外した際に動画の再生を自動停止する仕組みや、運転中に音声のみでスマホを操作できる「Sドライブ」なども新たに搭載するそうです。

ギャラクシーSはサムスンが10年6月に発売したスマホの旗艦シリーズで、今年1月には累積販売台数が1億台を突破しています。記者会見で新社長は「当社はイノベーションに深く関与し、世界中の消費者から学んでいる。こうした姿勢が今日の地位を築いた」と説明しています。しんきのうについても「ひとびとのせいかつからちゃくそうをえており、しかつをよりかいてきにする」と売り込んでいます。

こうした姿勢はかつての日本企業にもあったもので、それが成功して慣れてきたら、いつの間にか初心を忘れ消費者の好むものを売り込むのではなく、会社にとって都合のいいもの、言って見れば消費者にとって無駄な機能を付けては、新製品として値段を維持するために一定の間隔で販売し、目先を変えただけで販売していたのにそれに気が付かなかったのです。気づいた時にはすでに世界においてコスト競争力で負けていたのです。

結果的に、作る側が消費者に不要なものまで気が付かず売っているような商品が多くなり、そういう会社のやり方に慣れ消費者をいつの間にかないがしろにした商品を多く世に送り出していたのです。日本ではそれが通用したのですが、外国の消費者には無駄な機能を省いた安い商品の方が喜ばれるという事をすっかり忘れ、気づくことなくいつまでも同じやり方で商売をしていたため、今日の日本の家電業界はコスト競争力を失っていったのです。いくら性能が良くてもガラパゴス商品はいつか滅びる運命にあるのです。

日本の携帯は世界の最先端を行っていても、日本にしか通じないものはいつかは滅びるという事であり、今はグローバル競争の時代であり、それに勝つには日本に閉じこもっていては、いつか他のものまでもコスト競争力を失い敗者になってしまいます。サムスン電子の成功を見ているとそれがよくわかります。これを教訓に早く日本の製造業が立ち直ることを望みます。