マックンのメモ日記

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1万年前に形成され南極半島の棚氷、20年までに消滅か!

2015-05-18 16:38:00 | 自然・環境問題・古生物
米航空宇宙局(NASA)はこのほど、南極大陸の「ラーセンB」棚氷について、2020年までに完全に消滅する可能性が高いとの研究結果を発表しました。

棚氷は氷河が海に張り出して浮いている部分。背後からすべり下りてくる氷河をせき止める役割を果たします。ラーセン棚氷は南極半島の東岸に位置し、A、B、Cの3つで構成されていました。NASAの研究チームによると、このうちBの崩壊が加速していると言います。

ラーセンBは1万年以上前に形成されたと推定され、02年に一部崩壊し、わずか6週間のうちに巨大な氷が一気に消滅する様子が科学者らを驚かせました。数年前から高温の夏が続き、この年は特に気温が高かったことが原因とみられています。

1995年には約1万1500平方キロメートルあったラーセンBの面積は、02年2月までに約6700平方キロ、同3月には約3500平方キロに縮小。現在の面積は1600平方キロ程度で、米国最小の州、ロードアイランドの半分にも満たないのです。

その急速な変化は、気候変動が南極の棚氷全体に及ぼす影響を象徴しているといえます。NASAの研究者は「棚氷の崩壊を目の当たりにすることは科学者として興味深いが、地球にとっては悪い知らせだ」と話しています。

ラーセンAは1995年に崩壊しました。Cの棚氷は比較的安定しているものの、近年氷がとけて薄くなる兆候が指摘されています。 CNNより

News week誌では「今すぐCO2排出量をゼロにしても気温上昇は50年続く」と言っています。南極の棚氷の崩壊もこうした現象の表れなのでしょうか!