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デジタルとアナログの界面で

2007-09-17 21:47:08 | 撮影とテーマ設定2006~07年11月
Tsukishima005


今日は朝から本当にいい天気で、昼前には機材を担いで家を出た。知人との約束などもあったため、思ったより撮影に時間を割くことができなかったものの、それでもロールフィルムを2本消費して、それなりに満足感を得た。



最近は小型1眼レフでの撮影を積極的に進めているが、ひとたびは放棄した道であるにもかかわらず、始めてみるとなかなか面白い。ただそうは言っても、これまでのところは過去の経験を再びなぞっているようなもので、そこからまたなにか新しいものを掴み取っているわけでもないのだが、デジタル1眼レフで撮影していたときのようなフラストレーションを感じないというのは非常に大きい。



今日は、知人の希望もあって銀座のギャラリーをあてども無く散歩したのだが、なかでも全く偶然に立ち寄ったギンザギャラリーハウス山本KOU個展「光の墨音」では作家氏から非常に興味深く、かつ印象的な話をお聞かせいただき、いろいろと考えるところが多かった。自分自身はについてなんら予備知識を持たない上、デジタル書ともなるとただ「見て」面白がるだけなのだが、作家氏自身が「複製芸術としてのデジタル書」や、あるいは「デジタル美術のエディションコントロール」といった部分に関心を寄せていたことから、自分にとってもいろいろとおいしいお話を聞かせていただけたという次第だ。



その後、近くにあるメーカーのサービスセンターで機材を点検に出したのだが、併設されているギャラリーではまたしても微妙な思いをさせられてしまった。もともと、自分はメーカー系ギャラリーの好むような作品や作家との相性がよろしくないのだが、今回は作家氏自身の方針転換が全くの失敗に終わっているように思えてならないという点で、痛々しい思いすらさせられてしまった。
正直、ポートレート作品の方が数段以上力を持っていたし、なぜその方向性を進めるように後押ししないのか、周囲の人々に対しても多少の疑問を感じてしまったのだ。



とはいえ、酷使による疲労が見られるということで早期のオーバーホールを進められはしたものの、点検に出した機材は全て「とりあえず問題なし」という判定が下り、まぁまぁ一安心というところだったのは本当によかった。



アナログの極致であるはずの書道からデジタルを志向する作家もいれば、デジタルに疲れて銀塩に戻る自分もいる。デジタルとアナログの界面を、自分はもう少しさ迷い歩いてみたいと思う。


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