![MUSEE_F0803_001](http://farm4.static.flickr.com/3223/2399017479_03a224a37e.jpg)
↑展示初日の段階。展示作品は4点で、全て同じプリントだった。
個展終了後、たまっていた仕事の処理もどうにか一段落して、ようやく展示について考える時間が取れた。
あくまでも自分自身の主観だが、展示そのものやその内容については非常に満足度が高く、これまでの中で最も成功裏に終えることができたと自負している。もちろん、鑑賞された方々には異なる感想をお持ちの方もおられるだろうが、自分としてはこれまで自身で考え、かつこの場などでも表明してきたことの延長線にある表現なので、インスタレーションについて思い残すところは全くない。
ただ、会場における作業の進め方やライブペインティングの告知など、個展という「イベント」については反省すべき点もいくつかあり、いわゆるひとつの「今後の課題」が全くないというわけではない。また、複製作品と一回性のイベントというテーマについてはともかく、自己矛盾とか自滅とか自己抹消と言ったテーマについては、もう少し明確に伝えるべきではなかったかという議論もあるが、個人的にはこれでよかったのではないかと思っている。
ただ、作品そのものの技術的な側面については、なお向上の余地があることは確かなので、更なる精進に励みたいと思う。
![MUSEE_F0803_003](http://farm4.static.flickr.com/3096/2399017843_a1a258a7c1_m.jpg)
![MUSEE_F0803_002](http://farm3.static.flickr.com/2103/2399849782_3d2f076538_m.jpg)
![MUSEE_F0803_004](http://farm4.static.flickr.com/3100/2399850082_1f018e784a_m.jpg)
↑最終段階ではこのようになっていた。
ともあれ、開始段階では4点とも同じ写真作品であったのが、最終段階ではそれぞれが独自の個性を備えた、ある種の「平面美術作品」へと変化していく様は、自分で思っていた以上に痛快かつ達成感のあるものだったので、またうまいネタを思いついたらやってみたいとも思っている。
とりあえず、また来年の今頃には個展を開こうと思うが、次回はこれまでと全く異なる方向性で行くつもりだから、これで懲りてなかったらまた観に来てくださいな。
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