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広角レンズの罠

2007-09-23 20:28:14 | 撮影とテーマ設定2006~07年11月
Ikebukuro034


今月に入ってからなにかと調子が悪く、仕事や原稿をためてしまったことから、連休そっちのけで出社する。もちろん、到底撮影どころではなかったが、幸いにも今日は朝から曇りがちだったので、心置きなく「仕事に専念」できるわけだ。



といいつつも、とにかくどうにもこうにも調子が出ない。まぁ、こういうときの逃げ道はいつも用意してあるので、今回も原稿はほとんど「埋めて」いるし、仕事も何とかなりそうなのではあるが、なにか波に乗れていないような希ガス。実際、仕事に専念といいつつも、気づいたら小型1眼レフの撮影結果などを眺めてぼんやりしている。



よろしくないネェ~



おまけに、よろしくないのは撮影結果も同様で、久しぶりに広角レンズを持ち出したのだが、これがいかにも広角レンズで撮りました的なカットになっていて、すっかりげんなりうんざりしてしまう。これじゃ、ますます仕事にならない。
それに、広角レンズといってもたかが知れてる程度の焦点距離で、銀塩高級コンパクトカメラの短焦点や廉価版標準ズームの広角側程度だったというのに、それでも広角的な「歪み」と「遠近感の誇張」が鼻について嫌な気持ちになる。



最近では、超広角域も含んだ広角ズームが手軽に求められるようになったため、トニカクやたらと無意味に画面をゆがませたり、遠近感を誇張してドラマティックかつエモーショナルな作画に走る人も少なくないが、自分までそういう「びっくり箱写真」にお付き合いする必要はないと思うんだな。それに、広角を使うと本当に作画が楽になるのだが、撮影結果からも再認識させられた。



やはり、広角レンズを使うなら使うでその意図を明確にするというか、少なくとも「広角的描写が面白いから使ってみちゃった」的な、カメオタ的思考停止が存在してはならないと思う。だいたい、広角バッカ使ってるとあまりにも安易に作画できるから、頭が悪くなるようなキさえするよ。



ファインダの関係から作画に制約のあるコンパクトカメラや、効率を優先せねばならない仕事撮影ならいざ知らず、かりそめにも作家的に制作しようというのなら、広角レンズの描写特性なんかに依存してはならないよな。といいつつ、なにか気の利いた使い道は無いものかと、仕事を置き去りにしてぼんやりしてしまう自分がそこにいるんだな~


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