Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

どうにかこうにか一段落

2007-11-28 21:13:49 | 業務関連
Otemachi001


本当にどうにかこうにか、いろいろのあれこれが一段落し始めた。終わりというのは意外と不意に到来するものだが、終わりが見えたといっても、達成感だの開放感だのはかけらも無くって、せいぜいが「Oh Good Grief」といったところ。



さておき、昨日から「coffee & gallery ゑいじう」にて「ゑいじう presents 2008創作カレンダー公募展」が始まっており、明日にでも時間を作って観に行こうかと思う。まぁ、近しい知人が入選したので、作品を観に行くというべたな動機なのだが、出展人数が多いのでいろいろと楽しめそうな予感ではある。



多人数が出展する公募展というのは、必然的にまとまりが無くなるのだが、もちろんそんなものは期待しておらず、刺激的な作品との出会いを期待したい。まぁ、いっちゃぁなんだけど「結婚式の二次会」というかなんというか、予期せぬよい出会いがあるかもしれないという淡い期待に心がときめくわけですな。



今月後半はあまり展示を観にいけなかったし、来月はまた新たな作品との出会いを求めて、あちこちうろついてみようと思う。



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土曜と同様

2007-11-25 23:36:01 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Sakuradamon004

以前、鈴木商店の鈴木てんちょが「土曜の動揺」って愉快な集まりを開いていたんだけど、まぁそのこととは全然関係なしに土曜からなぜかばたばたしてて、今日も土曜と同様にばたばたしていて落ち着かない。
土曜は予定外のイベントがいくつか入ってしまい、知人を誘っていた榎本千賀子氏の個展- Absolute Reasons -も待ち合わせに遅れてしまい、動揺しまくりでぐだぐだ。こういってはナニだが、前から楽しみにしていたことが台無しになりかかったものの、最終的にはどうにかこうにか楽しく終わることが出来たので、それはそれでまぁよかったってところ。


問題は今日も同様に当初の予定がぐちゃぐちゃにされてしまったということで、しかも最後までぐだぐだだったという点では土曜よりひどかった。天気もよさそうだし、撮影に行くつもりではあったのだが、ぶっちゃけそんな余裕はどこにも無かったね。
あえてよかった探しをするなら、フィルムを準備する前に諦めがついたことくらいかな…


正直、自分はあまり融通の利かない人間なので、こういうのはかなり苦手なのだけど、ぼやいてばかりいても始まらないからなぁ~
とりあえず、うまくまとまった部分もあるし、なんだかんだ言いつつも状況を受け入れないととは思う。


でまぁ、最近すっかりそればっかりになってる飛び道具なんだけど、やり方としてはほとんど固まってきたので、後は制作実践あるのみだね。来週の土曜こそ、ちゃんと予定通りに過ごしたいし、日曜も土曜と同様に過ごせればいいなって思うよ。



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リアリズム写真の欺瞞

2007-11-22 17:30:19 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Sakuradamon006


今日も朝からよく晴れて、絶好の撮影日和ではあったのだが、なんとなく気が乗らないまま、だらだらすごしてしまった。こういうときは往々にして、本当にくだらない話につき合わされたりもするのだが、よりによって「写真は現実を切り取った画像だ」とかなんとか、うんざりするほど繰り返されてきた話を蒸し返されたので、思わず後から「今日の占い」なんかをチェックしちゃったよ…



確かに、写真とは「狭義には、穴やレンズを通して対象物を結像させ、物体で反射した光及び物体が発した光を、感光剤に焼き付けたのち、現像処理をして可視化したもの」であり(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)、その意味では「実在する何らかの物体を光学的に複写することも不可能ではない」のだが、だからといって写真=現実という認識はあまりにも単純かつ幼稚だし、なにより



絶対的に間違っている!



そもそも、現実ってなんだよ現実ってさぁ~
現実という言葉のイメージにただ寄っかかってるだけで、そこには客観的な裏づけも外部からの検証も存在していないわけで、その気になればいくらでも「現実には存在し得ないような光景を写真にできる」ことぐらい、ちょっと考えればすぐに理解できそうなものだと思うが、どうやらその点が理解できないか理解しようとしない人は少なくないらしい。実際、自分が最近取り組んでいる一連の飛び道具にしたって、撮影こそストレートフォトの文脈に則っているが、現像段階では特殊なギミックを使うわけで、少なくとも加工された画像に「いわゆるリアリティ」は皆無である。
ただ、合衆国を代表する知性派と称されたあのソンタグでさえ、写真論においては「写真を現実性の刻印、現実の痕跡とみなす、というリアリズム的見方」を基点としてしまったぐらいだから、まぁ一般の人々にとっては「写真=現実」というのがそれこそ「現実的なところ」なんだろうし、日本では「リアリズム写真」なる偏狭なドグマが長く猛威をふるっていたから、ある程度までは仕方のない側面も無くはないだろう。
とはいえ、他方でデジカメをはじめとする高度な写真機材が一般にも広く浸透し、自動補正機能を売りにしたプリンタが安売りされている現状もあり、自分にとってこの手の思考停止はどうしてもカチンと来るなにかがあるのだ。



そもそも、リアリズム写真そのものからして控えめにいっても極めて感覚的な概念であり、リアリズム写真の方法論を用いて撮影したところで、必ずしも現実に即した結果が得られるとは限らないし、むしろ「写真リアリズムに則って撮影する」ことで不自然な光景を自然に見せてしまうことすら可能となるのだ。



リアリズム写真については、自分などが語るよりも玉井瑞夫氏のサイトにある「写真表現の多様性」とその「裏話」を参照していただいたほうがはるかによく理解できるし、またリアリズム写真なる偏狭なドグマが受容されてしまった背景に関しては、上野修氏のサイトにある戦後日本写真史第2回第3回を参照していただくのが適当と思われる。



あえて個人的に補足するのであれば、伊奈信男の影響力についてもう少しきちんと解説してもよかったのではないかと思う。玉井氏や上野氏は写真評論を通じた伊奈信男の影響力を非常に軽視しておられるように感じられるが、伊奈氏が木村伊兵衛から土門拳につながるリアリズム写真とその作家を常に称揚し、他方で中山岩太安井仲治、あるいはハナヤ勘兵衛らの作品を決して肯定的には評価しなかったといっても過言ではない。むしろ、名指しこそしなかったものの中山岩太が中心となって立ち上げた芦屋カメラクラブの作風を痛烈に批判するなど、写真をとりまく言論を左右して政治的にリアリズム写真の流れを作ったとさえいえるのだ。



伊奈氏がなぜ、写真を取り巻く言論を政治的に利用してリアリズム写真のドグマを広めたのか、その理由はよくわからないところがあるものの、結果として特定の写真家が得意とする撮影スタイルの、さらに特定の写真家や評論家が肯定する作品のみが「リアリズム写真のお墨付き」を得て広く世間にもてはやされ、彼らの意にそぐわなかった作家や作品は厳しく攻撃されるという環境を形成したのはほぼ間違いない。実際、玉井瑞夫氏のサイトにある「写真表現の多様性」とその「裏話」にも触れられているが、そもそもリアリズム写真の定義そのものがあいまいで、極論すれば土門拳が認めるか否かによって決まっていたとさえ言えなくもないのだ。



特定の写真家や評論家のみが認める様式や作品がリアルで、彼らが認めなかった様式や作品はリアルではないなんて、これほど不自然なことはないにもかかわらず「リアリズム写真」の看板を掲げ、あたかも「写真は全て現実の引き写し」であるかのように宣伝したのは欺瞞に他ならないし、正直言って犯罪的ですらあると思う。少なくとも自分はリアリズム写真なる狭隘なドグマや欺瞞的概念に基づいた作品制作は肯定的に受け止められないし、今後の研究が進めば伊奈氏自身の言論や活動についても批判的に再検証される日が来るとは思う。



自分自身はこういう方向性で制作したことがないし、今後もそうであろうことを前置きしつつ、植田正治の言葉を紹介しする。少なくとも、リアリズム写真というドグマに捉われた写真家よりは、はるかにまともなことをいっているように思えるからだ。



美しく、めずらしく、貴重な被写体であっても、対象の価値によりかかりすぎたものに心をうつ美しさや感銘を得ることはない。うちに秘めた対象との言葉を大切にしたいと思う。私は脱複写、脱複写と念じながら撮り続ける。



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榎本千賀子個展 「Absolute Reasons」

2007-11-19 16:02:49 | お知らせ
Toyosu009


今日は朝から好い天気だったが、なにしろ仕事が佳境に差し掛かっていたもので、トニカク急いで事務所へ向かう。自分の担当原稿もさることながら、他の作業者が担当している分にも目を配らねばならないので、どうにもこうにもストレスがたまって仕方ない。ただ、そうは言っても自分の担当分は目処がつきつつあるので、明日は出かけようと思う。



というか、それより原稿を早く片付けなければならないんだけどね…



でまぁ本日のことになるのだけど、今日は金村ワークショップでご一緒していた榎本千賀子氏の個展- Absolute Reasons -が初日を迎えるというので、可能な限り時間を作って表参道画廊へ向いたいところでもある。



榎本氏の作品はいつも興味深く、今回の展示も前から楽しみにしていたのだが、その一方で実力の差をまざまざと見せ付けられもするため、ある意味では本当に恐ろしい展示でもある。まぁ、実力に差があるといっても、自分のレベルが低すぎるだけのことだし、気にしなければいいだけの話でもあるのだけどね。



さて、ここでもうヒトがんばりと行くかいのぅ~


榎本千賀子 「Absolute Reasons」
会場: 表参道画廊
スケジュール: 2007年11月19日 ~ 2007年11月24日
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
電話: 03-5775-2469 ファックス: 03-5775-2469

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気がつけば泥沼

2007-11-16 17:17:55 | 業務関連
Sakuradamon007


今日は工事の音でたたき起こされるなど、朝からどうにも調子が出ない。仕事のほうも遅々として進まず、気ばかりあせれども成果は出ない。それでもなんとかいくつかの案件を処理して、原稿のみに集中できるようにはなったものの、今度は自分自身の精神的問題で集中できないといった塩梅で、本当に切羽詰っているというのが現状だ。



午後から天気も回復して、明日は好天に恵まれるという予報だが、遊びに出かける余裕なんかどこにも無いな。



とりあえず、軽い気持ちで準備不足のまま着手して気がつけば泥沼という、最も避けたかったパターンに陥っている我とわが身を呪いつつ、目先の仕事をこなすほかには方法が無いようだね。



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さらに飛び道具の研究

2007-11-13 20:41:19 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Sakuradamon009


今日は朝から本当に気持ちよく晴れたのだが、仕事がかなり押しているのでおとなしく事務所へ向かう。特にある案件はかなり切迫しているので、実はもぅほとんど切羽詰っているのだが、引っかかっている部分があってなかなか進まない。
実を言うと、着手した当初は比較的簡単に片が付くと思っていたところ、実は予期しなかった問題点が浮上という展開で、本当なら少し時間をかけて慎重に進めたいところだったが、いろいろの都合もあってそんなに悠長なことは言ってられない。困っていても仕方ないので、トニカク半ば無理やりに進めてはいるものの、正直言って不安要素はまだまだたくさんある。



週末には撮影の予定も入ってしまったし、気持ちはすごくあせっているのだが、どうにもならないのがもどかしくてたまらない。本音を言うと、飛び道具の研究をもう少し進めたいし、今日みたいな日は撮影にも出かけたいところだが、データの整理もできていないところに未現像のフィルムを増やすなんて、自殺行為としか言いようがない。



ただ、飛び道具に関しては着々とデータの蓄積が進みつつあり、個人的にはかなりの好感触を得ている。表現手段として練り上げることが出来れば、これまでとは全く異なる作品を生み出せるかもしれない。とにかく、今はその期待感だけを大事にして、日々の仕事に精を出すとしよう。



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仮展示タイトル発表

2007-11-10 21:00:56 | 展示準備2008年3月
Toyosu010



今日は朝から雨だったのでなにもせず家でだらだらしていたが、遣り残していた仕事がいくつかあるため、夕方から事務所で作業を始めた。





もともと、今日は午後から作業する予定だったのだが、朝から雨で気持ちがのらないまま、なんとなくぐだぐだしていたわけ。ただ、そうはいっても期日だのなんだのは容赦なく迫っており、まぁ「いい加減に大人としての自覚を持とう」ということでとぼとぼ出かける。





さておき、ギャラリーのスタッフと連絡を取って、会場を仮押さえすると同時に、仮タイトルも先方に伝えた。

仮の展示期間およびタイトルは以下の通り。

とはいえ、あくまでも展示期間とタイトルは仮決定なので、場合によっては変更されます。





Too hurt…

写真という複製芸術の落日





表参道画廊内「MUSEE F」にて、2008年3月31日月曜より4月5日土曜まで開催(予定)

12時開廊~19時閉廊(最終日は16時半まで)





MUSEE F

東京都渋谷区神宮前4-17-3

アーク・アトリウム B02

TEL/FAX:03・5775・2469





よろしくお願いします。



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次の一歩

2007-11-07 21:16:37 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Toyosu012


今日は久々の晴天で、気持ちも晴れやかになる。洗濯物を片付けて、打ち合わせに向かう途中でロールフィルム半分ほど消費したが、どういうわけか怖いお兄さんに絡まれてしまい、撮影どころではなくなったので退散する。



いろいろを一段落させた後、知人と合流して次回の展示についてやり取りする。



既に日程もほぼ固まっており、内容も大まかなところは決めているのだが、まだまだ細部を煮詰めなければならない。今回の展示では細部の詰めが甘く、いくつか問題を抱えてしまってもいたので、次回はそういうところで躓かないようにしたい。



実際、メインタイトルは既に決めているし、作品のセレクトも半ば終わっているだけに、今度こそ前車の轍を踏まないよう、慎重に進めたいところではある。また、準備期間もそんなに長くは無いので、緊張感を持続させたいとも思う。



とか何とかいいながら、相変わらず飛び道具の準備は続けているし、これまでとは全く別のテーマについても、地味に研究を進めていたりもしているのだから、自分という人間はとことんまでひとつの物事に集中できない性分なんだろうね。



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のんきに撮影してる場合でもないが…

2007-11-04 17:48:53 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Hanzomon002


今日は朝からびっくりするほどいい天気だったこともあり、布団を干したり洗濯物を片付けた後から、機材を担いで撮影に出かけた。現場に着いたときにはお昼を回っていたものの、なんだかんだで調子よくシートフィルムを12枚消費し、茅場町のGalleryArchipelagoへ向かった。



ギャラリーでは藤田昌彦氏の『トウキョウ』展が開催されていたが、自分以外には誰もいなかったので、比較的のんびり鑑賞できた(機材を気にせずに済んだのもうれしかったかな)。



モノクロの都市風景は大好物なので、いささか好意的に過ぎるかもしれないが、風景に対し一歩引いた姿勢で接しているような、そういう覚めた感覚が心地よく感じられた。正直言って、去年の「トウキョウノート」では、テーマを意識しすぎたのか、いささか押し付けがましいところも無くはなかったかと思うのだが、今回の展示ではそういう部分がきれいに抜け落ちていたように思う。
テーマ性を重視する鑑賞者も少なくはないだろうが、個人的には今回のようなクールさを評価したいと思う。



さて、来週からはまたばたばたと忙しくなるのだが、飛び道具もそろそろ完成しそうだし、今年の年末はいろいろ動きそうで楽しみだな。


藤田昌彦 「トウキョウ」
会場: Gallery Archipelago
スケジュール: 2007年11月03日 ~ 2007年11月17日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-9-9 栗原ビル2F
電話: 03-3206-7116 ファックス: 03-3206-7116

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飛び道具、ついに完成か?

2007-11-01 21:31:23 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Kasumigaseki001


今日は午前中こそ晴れていたものの、昼すぎから急に雲が多くなり、夕方には雨が降ったり止んだりという、なんともめまぐるしい天気だった。自分は所要であちこちうろついていたものの、地下鉄移動が多かったので、雨はほとんど関係なかったのは、正直言って運がよかったと思う。
とりあえず、最近は持ち歩くようにしている小型1眼レフでフィルム1本を消費したものの、まだまだ小型1眼レフを使う意味は表現できていないだろう。まぁ、飛び道具の実験素材にはなるだろうけど、それ以上にはならないだろうね。



用事の合間を縫って、半ば強引にメーカ系ギャラリーを訪れる。特に、コニカミノルタプラザで開催中の長野重一写真展「遠い視線 ・ 玄冬」は、今日が最終日だったのでかなり強引に時間を作った。実は、既に一度は鑑賞していたのだが、なにかどうしてももう一度鑑賞しておかねばならないような気持ちになってしまい、短時間でも足を運んでおきたかったのだ。



作品そのものは、これまでに発表されてきた「遠い視線」シリーズの延長線上に位置するものだが、今回はこれまでに無く構図が安定しているように思える。見上げたり見下ろしたり、あるいは不必要にカメラを傾けることも無く、文字通りの意味で、ふと立ち止まって何気なくシャッターを切ったようなカットがならぶ。やたらと撮影者の意図を前面に押し出す、悪い意味での作家性にあふれすぎた作品が目に付く中、長野氏の撮影スタイルは極めて貴重なもののように思える。また、作品そのものが模範解答的鑑賞法を用意するのではなく、鑑賞者が自分で考えることで、あるいは考えなければ作品を味わえないという作品は、観ていて本当に楽しい。
最近は写真という表現手段に幻滅を感じることすらあったのだが、こういうストレートフォトのすばらしさを実感させてくれる作品に出会えると、またやる気が芽生えてくるのだから、まぁワレながら単純なものでもある。



長野氏のプロフィールや制作姿勢については、こちらのインタビューに詳しく掲載されているので、機会があったら参照して欲しい。



その後、銀座ニコンサロン瀬戸正人展[binran]を鑑賞するが、こちらも大半の作品は以前に鑑賞している。まぁ、良い作品は何度鑑賞してもよいということで、ちら観程度でもなかなか気持ちのよい時間をすごさせていただいた。とはいえ、プリントそのものは新規に出力したもののようで、また前回は展示されていないらしい作品もあり、インスタレーションもちょっと変わっているので、興味のある方は足を運ぶようお勧めしたい。



最後に、近場の巷房ギャラリーで山田直子展を鑑賞する。正直、立体作品はいささか苦手なのだが、好きな味わいの作品だったので、ぼんやり眺めていたら思ったより時間を使ってしまい、あわてて事務所へ戻る羽目に陥ってしまった。



さて、いろいろすったもんだの末ではあるが、何とか使い物になりそうな感じの飛び道具が仕上がったので、ちょっと貼り付けておく。まだまだ試作品だし、場合によっては小型1眼レフを使うか知れないが、結果が安定し始めたのはよい兆しではなかろうか?



長野重一 「遠い視線 ・ 玄冬」
会場: コニカミノルタプラザ
スケジュール: 2007年10月23日 ~ 2007年11月01日
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F
電話: 03-3225-5001 ファックス: 03-3225-0800

山田直子 展
会場: 巷房
スケジュール: 2007年10月29日 ~ 2007年11月03日
住所: 〒104-0061 東京都 中央区 銀座1-9-8 奥野ビル3F
電話: 03-3567-8727 ファックス: 03-3567-8727

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