Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

明日は初日

2006-12-03 23:41:56 | 展示準備2006年12月

いよいよ明日から表参道画廊内の「MUSEE F」において、自分にとって2回目の個展となる「-秩序の目録2- 旧き神々の銀の黄昏
The Silver twilight of The Elder God
」が開催されるのですが、またしてもちょっとうとぅでなんだかなぁ~ってトコロです。
第1回の時も、前日にはブログにちょっとナーバスなエントリーをしていたけれど、今度は本当に「本来なら評価の対象とならないレベルでしかない作品に対して、同情からフォローを入れ」られそうで、その点が非常に恐ろしい。


とりあえず、明日は午前中にギャラリーへ行ってインスタレーションの残りを仕上げ、いったん会社へ戻って仕事を片付けてからギャラリーへとんぼ返りという、なかなかめんどくさいスケジュールなので、今日のうちからあまりぐだぐだ逝ってても仕方ないのだけど、落ち着かないものは落ち着かないぬぅ~


まぁ、展示準備を通じて「自分のイメージを具現化することの意味」を、非常に深く考えることができたわけだし、その結果がどのように評価されるのかについても、前回の展示よりははるかに「楽しみ」なので、そこのところだけはマシになったと思いたいねぇ~


出力と搬入と設置

2006-12-02 23:32:24 | 展示準備2006年12月

今日は昼から出力して夕方にはギャラリーへ持ち込み、そのまま勢いで設置までやったのはいいけれど、正直かなりしんどかったよ。
だいたい、最初に出力したときはデータの一部を忘れてしまい、出力中にいったん戻るという有様で、すでにもぅぐだぐだ。


出力結果も、最初に見たときは正直微妙だったし、こりゃぁもぅ飛び道具使うしかないと、この段階で腹をくくったね。


予定より少し時間食ったけど、とにもかくにも作品をケースに詰め込み、表参道画廊へ向かう。
当初は搬入だけして、週末かけて巻き癖を伸ばし、展示初日に突貫で設置するつもりだったんだけどね。今日の調子だとくじけてしまいそうな予感がしたので、もう勢いで設置までやってしまったのだけど、やっぱり時間を置いたほうがよかったかもかも…


ともあれ、基本的にやることはやってしまったから、後は初日を迎えるだけ。
まぁ、全部一人でやったし、他人に迷惑をかけたわけでもないから、その点だけはよしとしようかね。


初日と初日と前日と

2006-12-01 23:04:21 | 展示準備2006年12月

結局、いろいろ考えた末に出力データを差し替えたので、展示準備としては2~3段階ぐらい巻き戻った。
明日には最終版を出力するが、こっちがダメだったときはもぅバンザイするしかなくなるかもね。


ただ、そうは言ってもとりあえずのデータ処理は一段落させたので、ここ数日ははギャラリーへの支払いなどをかねてスタッフと展示方法の最終調整をしたり、世田谷美術館ルソーの見た夢、ルソーに見る夢「アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち」展を観に行ったりしている。まぁ、世田谷美術館の展示内容に関して、自分などがどうこう言えたものでも無いのだが、テーマの関係かシュルレアリスト達も愛した作家としてのルソーはオミットされており、個人的にはやや残念なところも無くはなかった。
やはり、公共美術館といえども採算性を重視せざるを得ない昨今の状況もあり、確実に動員の見込める作家を「わかりやすく、かつテーマを絞って」展示する必要があるのだろうが、もうちょっと研究的な視点があってもなぁ~とは思わなくもない。


また、現代HEIGHTS Gallery DENでは中里寿郎氏の個展「翻訳者の課題」が初日を迎え、久しぶりに金村ワークショップの皆さんとも顔を合わせ、みんなでお祝いした。


今日も今日とて、コニカミノルタプラザで緒方範人氏の「The formation of Tommorow」展が初日を迎え、仕事の合間を見てご挨拶してきた。ただ、本当にご挨拶程度で、ゆっくりと作品を鑑賞する時間も無かったので(なにしろ、他の展示は観てもいない)、また機会を見つけて観に行こうと思う。


それにしても、明日は出力してそのまま搬入となるため、時間の余裕がほとんどない。
いまさらじたばたしても仕方の無いことではあるが、もうちょっとなんとかならなかったものかとは思うよ。
やる前から沈没することがわかりきってる企画を仕切るのも、もぅ何度目だかわからなくなっちゃったけれど、できるだけサルベージしやすい場所に沈めたいものだね。


想定内(外)は口に出すのも恥ずかしい元流行語と成り果ててしまいましたが

2006-11-28 23:49:11 | 展示準備2006年12月

今は想定外より予想外か?


などと新橋あたりのリーマンオヤジが言いそうな悲しいフレーズから入りますが、ココに来てちょっとどうしようかと思う事態に直面し、正直途方にくれております。


まぁ、思えば知人よりちょっと古めの第三世代iPod(HDD40GBモデル)を借り、脊髄反射でiTunesをインストールしたところ、ローカルHDDの最下層に放置していたムネオハウスを勝手に引っ張り出した挙句、あれよあれよという間に完全同期してしまったあたりから、現在に連なる想定外の連鎖が始まっていたのだと思う。もちろん、当時から好きで集めていたし、見つけたときは素で懐かしかったんだけどね。
とはいえ、なにしろアルバムだけで20枚もあるから、ストレージを無駄に食ってしょうがないし、もちろん良い曲ばかりとは限らないから、ついついデータの整理なんか始めちゃって、気がついたら想定外に時間喰ってた…


そんなこんなで夕方になり、今度はテストプリントを開始したんだけど…


なんか、微妙に違う…


実寸で出力したら、観たときの印象が全く変わってしまうのは当然だけど、それにしてもこの変わり方はヤヴァイ…


挙句、途中でペーパーアウトという、もぅなんともかんともな結末を迎えてしまいまちた。
まぁ、問題点を洗い出すためのテストプリントだし、乾燥をかね事務所でゲネプロしてから最終的に判断するけど、既にデータ差し替え止む無しって感じだね。
今からどれだけのことができるか、こりゃ正念場を迎えたっぽいぬぅ~


新宿ピルグリム

2006-10-21 23:12:53 | 展示準備2006年12月

ピルグリムといっても、体よく厄介払いされたキリスト教原理主義者ではなくて、鴻上尚史の戯曲を想像してほしいところ。
まぁ、彼らの子孫たちが住まうことになるあの帝国であろうがなかろうが、いずれにせよ反ユートピアであることに変わりはないのだがね。


というわけで、今日は出来上がったポストカードを持って、四谷から新宿のギャラリーを巡礼してきましたよ。
前回と同様に、スタッフへポストカードを渡してそそくさと移動し、また次のギャラリーでも同じことを繰り返す。だが、最後に立ち寄ったロータスルートギャラリーで開催されていた佐藤竜治写真展「東京礼讃」は、作品の匿名性を十分に意識した展示内容で、興味深く拝見させていただいた。作家氏とも少々お話させていただいたのだが、いろいろと感じさせられるところもあり、非常によい刺激を与えていただいた。
会期は明日までなのだが、興味のある方はぜひとも足を運んでほしい。


その後は知人とインドカレーを食べ、知人が大野一雄写真展『秘する肉体(からだ)』を観るというので、お付き合いしてコニカミノルタプラザに向かう。ただ、自分は舞踏にさほど興味を持っていないためか、白状してしまうと展示のほうはあまりピンとこなかった。なんというか、大野一雄氏を撮影した段階で、作品としての成功は約束されているのではないかなどと、不埒な思いが頭をよぎってしまった。


ところが、同時に開催されていた小西淳也写真展「子供の時間」が非常によくって、あえて失礼を承知で申し上げるなら、意外な掘り出し物にめぐり合えたように思う。
テーマそのものは自分の方向性と全く異なるのだが、作品と展示のまとめ方は非常に興味深く、共感するところも多い展示だった。また、制作についても作家氏ご本人から少々お話を聞かせていただいたのだが、その点でも極めて有意義な内容だった。
ただ、残念ながらこの展示も会期は月曜までなので、時間のある方はぜひとも足を運んでほしいと思う。


ともあれ、今日はいろいろな意味で刺激を受け、またなにかと勇気付けられるところの多い1日だった。
理想を求めて巡礼することも、たまには悪くないのかもしれない。


まな板の上でファイティングポーズ

2006-10-17 23:25:08 | 展示準備2006年12月

週明けから気持ちよく晴れ渡って、この上ない撮影日和だったのだが、こういうときに限って忙しいのだから、まぁ世の中というのは皮肉なものだ。
とはいえ、どうにかこうにか時間をやりくりして無理やりシートフィルムを8枚も消費しているのだから、コレがほんとのほとんどビョーキ(死語上等)だね。
ただ、まだしばらくは晴天が続きそうなので、機会を見つけてまた撮影に出かけたいところ。


撮影とは別に、ぼちぼちポストカードの配布にも取り掛からなければならないのだが、とりあえず近しい身内や金村ワークショップの皆さんへ配ってみたところ、思ったよりも反応は悪くはなかったのでぶっちゃけかなぁり安心したよ。
今度のポストカードは、画像や印刷所の選択からデザインまで、自分が直接オペレータに指示したので、やはり前回よりも緊張の度合いは高い。もちろん、ポストカードも含めた展示の全てについて、その責任は作家に帰するところではある。
だが、率直に言ってしまえば、作品を世に問うことができる喜びよりも、自らの作品に対する責任の重さがひしひしと感じられてしまう。


まぁ、たかだか1回かそこいら個展を開いただけの駆け出し風情が、自らの作品に対する責任を語るほうがおかしいし、また自信がないくらいの方がかわいげもあろうものかもしれないが、自信がないというのはとりもなおさず責任逃れの逃げ口上に過ぎないから、やはりココはどんなに苦しくてもファイティングポーズをとるしかない。
ただ、とりわけオタクの世界には、作品に対して自信がないことを公言してはばからない作家がたくさんいるけど、個人的には作家の辞書に謙遜という文字があってはならないと思うし、発表してしまった作品に対する全ての責任は作家が担うものと思う。確かに、オタクの世界では「自らの作品に対する自信をおおっぴらに示す」ことを嫌う風潮もあるし、また受け手であるオタク自身も自信を持って作品を選ぼうとしない者が多い。


極論ではあるが、オタクの世界では作り手も受け手も作品に対して責任をとりたがらないので、とにかく自信がないことにして逃げを打っているのではないかと、そう勘ぐりたくもなるくらいに自信喪失状態の人々が群れているんだが、ほんとのところはもうちょっと複雑で情けなかったりもするあたりがまた鬱陶しい。まぁ、平たく言ってしまうと受け手と送り手の共依存関係を成立させるためには、どちらも自信喪失状態であり、また責任を問うてはならないという暗黙の了解が必要ということなのだが、やっぱりそれってまずいと思うわけだ。


ただ、アートの世界はややもすると作家が晦渋の迷宮に逃げ込んで、これまた責任を取ろうともしなかったりもするので、どっちがどうということもできないのだろうが、そもあれ受け手と送り手の共依存関係だけはほんとに勘弁してほしいので、自分はファイティングポーズをとり続けようと思うよ。


ポストカード納入

2006-10-13 23:30:18 | 展示準備2006年12月

ポストカードをギャラリーに届けると、いよいよ展示準備も大詰めとなる。
夕方には知人にポストカードを渡し、展示についていろいろと話すが、問題はプリントのタイミングだ。


なにしろ今回もそれなりのサイズでプリントするため、可能な限り直前まで引っ張りたいというのが正直なところ。
可能な限り、展示サイズでテストプリントを作っておきたいのだが、費用もさることながら置く場所に困るという塩梅で、そう贅沢も言ってられない。
とはいえ、なんぼなんでもぶっつけ本番というわけにも行かないので、展示物と同じ用紙を使ったプリントは作らなければならないのだが、タイミングが難しくて悩む。


特に今回の展示はインスタレーション的な側面もあるので、本来であれば展示物と同サイズのプリントを実際に配置するとか、演劇で言うところのゲネプロをやっておかねばならないところではあるのだが、でもぶっちゃけそんなことは無理なのよ~
そもそも、ギャラリーのスケジュールが空いてないし、作品サイズ的にもぜんぜん無理だから、ほんとはその点がものすごく不安。


ともあれ、もう完全に引っ込みがつかない段階まできちゃったから、あとは腹をくくってなんとかするしかないね。


ステイトメントその2

2006-10-03 23:39:14 | 展示準備2006年12月

告知用テキストを送信した後、ギャラリースタッフと少しやり取りして、サイズを調整したデータを再送したり、媒体送付用のプリントを作成したりしていた。また、ポストカードの印刷代金も振り込んで、いよいよ準備作業も佳境を迎えてきた。


とりあえず、媒体送付用のプリントを作成しながら、展示用プリントの色調やコントラストをチェックしてみたが、予想以上に改善すべき点が多く、あまりうかうかしていられない。ただ、媒体送付プリントとは別個に作成していた、会場掲示用とポートフォリオ添付用のコメントは比較的すんなりまとまったので、全体的にはまぁ及第点の進捗状況ではなかろうか?


それにしても、媒体送付用プリントのキャプションというのがまた、なんとも悩ましくてちょっとうんざりする。
なにしろ、組写真の一部だからねぇ~
なにをどう書いても全部うそっぱちになっちまうような、そんな苛立ちとやりきれなさがどこかにあるよ。


過多と過少の中間線

2006-09-29 23:18:16 | 展示準備2006年12月

昨日、やっとこさっとこで原稿をあげ、今日は展示解説を書いたのだが、これまた難航に難航を重ね、苦しみぬいた末になんとかまとめるという、非常に情けない有様だった。


もともとこの手の文章は苦手なのだが、どうも展示の主題とはかけ離れた方向へ脱線しがちで、何度も書き出しては書き直しを繰り返すうちに、しまいには文を練ること自体が嫌になり始めてしまう。そもそも、今回の展示では作家の作家性や私性を前面に出すことなく、ただ「そこにあるもの」をストレートに表現したいと考えているので、その意味でも文字にしづらい部分が多々ある。もちろん、単に展示内容を要約するだけでは話にもならないのだが、そうはいっても解説には「第三者に展示概要を説明する」という目的もあり、展示の一部でありながら展示の外に存在する文章としての難しさがある。


まぁ、最後には終わりよければで何とかしちゃったのだけれど、会場には別の文章を掲示することになるかもしれない。


語りすぎるのはよくないが、なにも語らないのはもっと悪い。
告知というものは、ほんとに難しいぬぅ~


準備作業本格化

2006-09-23 23:53:13 | 展示準備2006年12月

今日は思ったよりも天気がよかったので、当初の予定を変更して少し撮影した。
まぁ、ほんの思いつきでちょこちょこ撮っただけだから、撮影結果は高が知れているものの、それでも先日の撮影よりはかなりましだろう。
先月から今月にかけてはほとんど撮影できなかったので、まだまだ完全には勘を取り戻してはいないものの、かなり落ち着いて一連の撮影手順をこなせるようになった。もちろん、かといってまともに撮影できるようになったわけでもないのだが、予想以上に撮影勘を鈍らせてしまったみたいだし、コレばっかりは少しずつ慣らしていくしかないねぇ~


撮影後、少し遅くなったが表参道画廊へ出向いてポストカードの校正をしていただくと共に、事前に準備しなければならない資料のあれこれについて、多少突っ込んだお話を聞かせていただく。
とりあえず、展示紹介と作品画像が目先の優先事項だが、残された時間はほとんどない。特に展示紹介については、ある程度以上はわかりやすさも求められるということを前回より強く念頭に置きつつも、やはりコンセプトからあまり逸脱しないようにしたいところでもあり、どうもなかなかに悩ましい。


夕方には戻ってアニメの最終回近日発売予定ゲームのWEBサイト日本版公式サイトは檄重なのでアメリカ版へリンク、ちなみに日本版サイトはココが元ネタ)をチェックしたりと、展示紹介を書くために写真作家として必要な見聞を広めていたのだが、そこに職場の同僚から相談したいことがあるとの電話を受ける。とりあえず事務所で話を聞いていたのだが、残念ながら少々自分の手に余る案件だったので、やむを得ず知人の助力を仰ぐこととした。
知人には予定があったそうだが、合間を縫って事務所まで来てくれた上、遅くまであれこれ相談にも乗ってくれた。
本当に心から感謝している(とはいえ、遅くなった原因は「セガのおっさんを放置してたら、手持ち無沙汰にあれこれいぢ繰り回す」ことを検証したからなんだが…)。


それにしても、今月末は忙しくなるなぁ~


展示期間決定

2006-06-17 23:23:37 | 展示準備2006年12月

今日は用事のついでに表参道画廊へ立ち寄り、12月の個展について最終的な確認を行った。
ギャラリーのスタッフは本当に気持ちのいい人で、他の出展者とのやり取りなど、何気ない言葉の中にもモダンアートに対する愛情が感じられる。
あまり大仰に構えるつもりはないのだが、自分の展示も「アートそのものに対する愛情」に応えられる内容にしたいと思う。


展示期間およびタイトルは以下の通り。


―秩序の目録2―
旧き神々の銀の黄昏
The Silver twilight of The Elder Gods


表参道画廊内「MUSEE F」にて、2006年12月4日月曜より9日土曜まで開催
12時開廊~19時閉廊(最終日は16時半まで)


MUSEE F
東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469


よろしくお願いします。