![LoiteR_5D004](http://farm4.static.flickr.com/3127/3122437532_d4b39dc8e5.jpg)
先日からお伝えさせていただいていた「Action !」 -MySpace.cafe 1周年企画コラボ展-ですが、多数の皆様にご来場いただき、無事に会期を終えることが出来ました。来場していただいた方々と関係者の皆様、そして共に出展した作家の皆さんには、この場を借りてお礼を申し上げます。
とりあえず、ブログにはカフェLoiteR(グルメガイドページはこちら)での展示状況をアップしますけど、やっぱりギャラリーでの展示とは全く異なりますね。もちろん、カフェでの展示とギャラリーでの展示が全く異なるということは、いちおう事前に理解していたつもりだったのですけど、設置して改めて痛感したことは「カフェは客席から作品を見る」ということです。
LoiteRの壁面は比較的小さめのタイル張りだったので、フレームの平行をきっちり設定すると窮屈に感じられるのではないかと思って、途中から故意に傾けて設置しなおしたのですけど、客席のお客様には予想以上に違和感を与えたようです。傾いた状態で固定するため、粘着テープでフレームの隅を軽く留めておいたのですが、お客様が「平行にしようとフレームを直していただいた」ため、会期末までに全ての粘着テープがはがれてしまうという、なんとも締りのない結果となってしまいました。
![LoiteR_5D003](http://farm4.static.flickr.com/3134/3122437524_4967976bf0_m.jpg)
![LoiteR_5D002](http://farm4.static.flickr.com/3113/3122437518_d940cb5d30_m.jpg)
![LoiteR_5D001](http://farm4.static.flickr.com/3195/3122437510_e9fff66dbb_m.jpg)
これは、物理的にも精神的にも作品との距離感が近いことの現われといえ、見方を変えれば「カフェで展示するよさ」でもあるのですから、次回からはもっと積極的に活かそうと思います。ただ、作品の保護という観点からは問題でもあるため、場合によってはなんらかの措置を講じなければならないかもしれません。まぁ、写真の場合は「いくらでも複製可能な技法」ですので、その辺は気楽なものなんですけどね。
実際、今回の展示ではアクリルなどをはさまずに剥き身で額装したため、ヤニなどで焼けたものもあったのですけど、会期が進むと共に変化するところがまた面白く感じられたところもあります。
それとは対照的に、表参道barjam(公式サイト)ではそういう小細工をせず、割とオーソドックスに設置したのですけど、自分としてはちょっと物足りなかったような感じもしなくはないです。ただ、カフェでの展示には作家性もさることながら、カフェという空間そのものとのマッチングも求められるので、作家性を口実としたひとりよがりは慎まねばならないし、その辺のバランスは難しいなぁとか、そんなことを考えています。
ともあれ、ご縁があったらまたカフェで展示してみたいですけどね。