Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

越間有紀子展「晴れときどき砂嵐」

2008-04-29 16:27:01 | お知らせ
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今朝はいささか寒く感じられ、空も雲で覆われていたためか、いまひとつ気分が乗らなかった。ただ、昼前には晴れて気温も上がってきたので、洗濯を済ませ布団を干してから家を出た。
もうすぐ5月になるというのに天候がまだ安定してこないのは、仕方のないこととわかっていても心理的な負担になっている。



天候が全ての理由でもないのだろうが、先月から今月にかけては日中の都市風景をほとんど撮影していない。これには、個展前後の忙しさにかまけていたという側面も当然のようにあるのだが、そもそも撮影しようという意欲が多少なりとも薄れているのは否定しがたいところがある。



まぁ、たとえ自分なりの答えに過ぎないとはいっても、これまでやってきたことにひとつの区切りをつけたわけだし、夜は相変わらず撮影しているわけだから、それほど気にすることのものでもないのだろうけど、そうは言いつつも自分自身の変化をもてあまし気味なのもまた確かだ。



変化といえば、今日から新宿のニコンサロンで始まる越間有紀子氏の「晴れときどき砂嵐」展が、氏の作家としての変化を明確に表していて興味深かった。なんだかんだで初日は忙しいので、出来れば他の日にモットゆっくり鑑賞したかったのだが、ご挨拶と近況をやり取りしつつ駆け足で鑑賞せざるを得なかったのが残念といえば残念だ。
越間氏とは金村ワークショップで同時期に受講していたこともあり、作家としての変化というか成長をほぼリアルタイムでトレースできる幸運を得たのだが、じゃぁ自分のことはどうなのよと問われると単純に切ない…(・谷・)



ともあれ、現代日本の「写真」に興味のある方は是非とも足を運んで欲しい展示だし、また「写真」という表現媒体、手法のある意味では本流を観ることができる展示だとも思う。



越間有紀子 「晴れときどき砂嵐」
会場: 新宿ニコンサロン
スケジュール: 2008年04月29日 ~ 2008年05月05日
住所: 〒163-1528 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階 ニコンプラザ新宿内
電話: 03-3344-0565 ファックス: 03-3344-0566

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鑑賞しそびれている展示

2008-04-23 11:44:29 | 業務関連
Shinjyuku028


今日は朝から好天に恵まれたが、急ぎの案件が割り込んできたので、布団だけ干してから事務所で作業をこなした。
先週末の段階ではほとんど予定が入っていなかったので、今週は撮影ついでに展示を観に行こうかと考えていたのだが、週明けから予定が狂いっぱなしでばたばたしている。今もデータの処理とサーバへのアップダウンという、ひまなのか忙しいのかわからない作業に従事していて、暇つぶし半分にブログを更新しているという有様だ。



特に気がかりなのはART TRACE GALLERYで開催中の石井隆浩展「」を鑑賞しそびれていることで、しかも今週末に最終日を迎えるため、いささかあせり始めている。本来なら月曜の午後か夕方にギャラリーへお伺いするところ、中央線のダイヤが乱れて断念せざるを得なくなったという、なんともかんともないきさつがあるのだけど、あまり無理やり時間を作っても落ち着いて鑑賞できないし、なんとも悩ましいところではある。



ともあれ、明日以降は仕事も落ち着いてくるし、土曜にはゆっくりと鑑賞する時間も取れると思う。
しかし、土曜って最終日なんだよね~



石井隆浩 「庭」
会場: Art Trace Gallery
スケジュール: 2008年04月05日 ~ 2008年04月27日
住所: 〒130-0021 東京都墨田区緑 2-13-19 秋山ビル 1F
電話: 050-8004-6019

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写真のこと

2008-04-20 14:59:09 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Ikebukuro048


曇りのち晴れとの予報に反し、今日も朝からぐずぐずと厚い雲が空を多い、今にも雨が降り出しそうな気配だった。ここしばらく悪天候が続き、気分的にも滅入っていたので、たまっていた洗濯物だけ片付け、自宅でだらだら過ごす。



最近は展示もパットしない感じで、先日もとある公共美術館で展示を鑑賞したものの、自分の抱いていた印象や感覚を再確認するだけの結果に終わってしまい、いささか消化不良気味のまま会場を後にしている。ただ、これは既に評価の確定した作家なり作品なりでないと展示が極めて困難という、公共美術館のもつ宿命から来ている部分が多々あり、だからこそ石棺などと陰口も叩かれたりするのだ。しかし、もちろん全ての公共美術館がそうとは限らないし、むしろ意欲的な展示を企画しているところも少なくないのだから、その点に関してはなんとももどかしいところではある。
むしろ、公共美術館といえどもスポンサーというか、上の意向には逆らえない悲しさというか、そういう大人の事情を感じてしまった。平たく言うと、展示についても予算執行権限を持つ国家なり自治体なりの意向に従わざるを得ないわけだし、表立って口を出さなかったとしても所轄官庁なり自治体首長の意向を「意識せずに企画を立てることは出来ない」のだから、現在の状況を考えればキュレーター諸氏は日々努力を重ねているとさえいえよう。



それにしても、こと写真というメディアについては「恵比寿より竹橋」という感が強く、それはやはり東京の殿様があんな調子だからなのかと思ってしまいたくなる。もちろん、写真というメディアそのものの抱える難題にも因る部分は少なくないのだが、それにしてもいささか落差が激しすぎやしないかとは思う。



とりあえず、写真についても現代美術という立場からアプローチしたほうが興味深く、かつエキサイティングなのは間違いないし、その意味では旧来のいわゆる「写真」という世界からはますます縁が遠くなってしまうのも、仕方のないことではないかと思う。



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今後のこと

2008-04-14 18:56:59 | 業務関連
Ariake023


今日は朝から雨で、体調が思わしくなかったこともあり、自宅で休んでいた。だが、昼すぎには晴れ間も見えたため、洗濯と現像を済ませて事務所へ向かった。



個展の前後に新機材をいくつか導入したのだが、いずれも非常にすばらしい結果を出しており、極めて満足している。問題は、その新機材を使ってなにをするかだが、今回の個展でこれまでの方向にひとつの区切りをつけたこともあり、やはり新たな可能性に挑戦したいと思う。



こと写真という表現においては機材によって表現の方向性がある程度以上決まってしまうこともあり、往々にして「先に機材ありきの表現」になってしまいかねない危うさがある。これは何度も繰り返し言ってきたことだが、メーカのデモじゃないのだから、機材の能力を見せるためだけの表現は論外だし、逆に手持ち機材の限界ばかりを意識した表現というのもつまらない。この辺の兼ね合いが写真という表現の面白みでもあるのだが、正直言って悩ましいところでもある。



機材の能力を十分に把握してこそ、それが生み出す表現についてもある程度の見当がつくのは確かだが、率直に言ってカメオタは単に見苦しい存在としか思われない。なにより、自分もその傾向が強くあるのは自覚しているので、表現を志す人々に対しては、可能な限りそういった話をしないように心がけてもいる。



カメオタに限らず、オタクがいわゆる一般人に気持ち悪がられたり、あるいは人間関係上の問題を引き起こすのは、オタクの大多数が対人関係能力を欠いていたり、さらには「現実よりも当人の理想や理念を優先しがち」な点にあると思う。いわば、対人関係能力が乏しく、かつ「現実よりも自己の理想や理念を優先しがち」だからこそ、その人物は「オタク認定されてしまう」と言えるだろう。
だからこそ、自分自身も含めて「常に相手のことを考えた言動を心がける」べきだし、それが出来ないオタクのほうに問題があるといわざるを得ないのだが、対人関係構築能力が乏しいオタクたちは、ある意味で「社会的弱者」でもあるので、出来ればもう少しやさしく接してあげて欲しいとも思う。



ただなぁ、自分自身も「オタクにはやさしく接したくない」し、それは「オタクがやたらと虚勢を張りたがるところ」に起因すると思うので、そういう意味でも本当に悩ましい。



とりあえず、自分はもう少しオトナな態度で他者と接するよう心がけるとしましょう…



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個展のまとめ

2008-04-11 16:53:24 | 2008年3月の展示
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↑展示初日の段階。展示作品は4点で、全て同じプリントだった。



個展終了後、たまっていた仕事の処理もどうにか一段落して、ようやく展示について考える時間が取れた。



あくまでも自分自身の主観だが、展示そのものやその内容については非常に満足度が高く、これまでの中で最も成功裏に終えることができたと自負している。もちろん、鑑賞された方々には異なる感想をお持ちの方もおられるだろうが、自分としてはこれまで自身で考え、かつこの場などでも表明してきたことの延長線にある表現なので、インスタレーションについて思い残すところは全くない。
ただ、会場における作業の進め方やライブペインティングの告知など、個展という「イベント」については反省すべき点もいくつかあり、いわゆるひとつの「今後の課題」が全くないというわけではない。また、複製作品と一回性のイベントというテーマについてはともかく、自己矛盾とか自滅とか自己抹消と言ったテーマについては、もう少し明確に伝えるべきではなかったかという議論もあるが、個人的にはこれでよかったのではないかと思っている。
ただ、作品そのものの技術的な側面については、なお向上の余地があることは確かなので、更なる精進に励みたいと思う。


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↑最終段階ではこのようになっていた。



ともあれ、開始段階では4点とも同じ写真作品であったのが、最終段階ではそれぞれが独自の個性を備えた、ある種の「平面美術作品」へと変化していく様は、自分で思っていた以上に痛快かつ達成感のあるものだったので、またうまいネタを思いついたらやってみたいとも思っている。


とりあえず、また来年の今頃には個展を開こうと思うが、次回はこれまでと全く異なる方向性で行くつもりだから、これで懲りてなかったらまた観に来てくださいな。

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個展最終日

2008-04-05 15:29:58 | 2008年3月の展示
Ariake024


今日は朝から好い天気だったが、展示期間中に積み残した仕事もあり、洗濯を済ませて事務所へ出かけた。



個展は今日で最終日だが、自分自身としてはこれまでで最も充実し、かつ満足感の大きな展示だったと思う。
もちろん、鑑賞された方々にはそれぞれ異なる感想をお持ちだろうが、なにかひとつの区切りをつけることが出来たという満足感というか達成感というか、あるいは「ほっこり感」wのようなものすらある。



いずれにせよ、これから撤収することもあり、最後まで気を抜かず、会期を無事に終えたい。



最後になりましたが、来場された皆様へ、心から感謝の意を表します。



ありがとうございました。



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小川佳夫展と自分の個展

2008-04-02 15:24:26 | 2008年3月の展示
Ariake022


今日で個展も3日目だが、作品自体はそろそろ「いい感じに練れてくる」予定だったので、多少は反応が楽しみでもある。ただ、そうは言っても月末月初の仕事などあり、たまっていた現像を済ませた後、あわただしく事務所へ向かった。



今回の個展は、併設されている表参道画廊で開催されている小川佳夫展と期間がかぶっているのだが、個人的には非常に好きな作品なので、会期を同じく出来た幸運に感謝している。展示内容に関しては、評論家の鷹見明彦氏が寄せたコメントを読んでいただいたほうがよいと思われるので、自分がここでどうこう言うつもりもないのだけど、ただ観ているだけでなんとはなしに気持ちが掻き立てられ、そして所有欲すら芽生えるように思える作品にめぐり合ったのは、ほとんどこれが初めてといってもよいように思える。



本来、この場では自分自身の作品や展示について語るべきなのだろうけど、そういう場合じゃないというか、これまで存在を知らなかったことを後悔するような、そういう感覚が自分の中に存在している。まぁ、あんまり書きすぎてお追従のように思われても不本意なので、とりあえずよい作家氏のよい展示と同じ空間を共有できた幸運をかみ締めつつ、今日もギャラリーへ向かうとしましょう。



小川佳夫 展
会場: 表参道画廊
スケジュール: 2008年03月24日 ~ 2008年04月05日
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
電話: 03-5775-2469 ファックス: 03-5775-2469

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