Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

明日から展示

2008-03-30 14:17:55 | 展示準備2008年3月
Ariake026


今日は朝から曇りがちだったが、久々にまとまった時間が取れたこともあり、たまっていたフィルムの現像などをしてすごした。いよいよ明日から個展だが、まだまだつめなければならない部分があり、非常に悩ましい。



とはいえ、明日は当然のように仕事があり、なんとか合間を縫って進められるかどうかという体たらく…



個展を開くたびに、今度こそは見切り発車をやめようと思うのだが、どうにもこうにもその辺のプランニングがうまく出来ない。特に今度の個展は自分の中でも区切りとなるイベントだけに、もう少しなんとかかんとかできんかったかとは思うのだが、そういう部分も含めて「己の力量」なんだろうねぇ~



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残すところ1週間

2008-03-24 17:55:04 | 展示準備2008年3月
Ariake025


今日は朝から雨が降っていたが、昼すぎには止んでしまい、夕方には日も差してきた。
いよいよ来週からは個展が始まるのだが、今週は準備やらなにやらでものすごく忙しい。特に心配なのが出力で、今日のテスト出力で問題ないことが確認されたとはいえ、最悪の場合は搬入当日にずれ込んでしまうかもしれない。



ずれ込んでしまうかもしれないとは言うものの、保管場所の問題もあって可能な限り直前まで出力したくないところもあるので、搬入当日にずれ込むこと自体はむしろ望むところだったりもする。反面、失敗した際の復旧時間が最初っからないというのは、いささかというかかなり気持ち悪いので悩ましい。



そのほかにもいろいろとこなさなければならない用事はあるけれど、展示前の忙しさはそれなりに楽しかったりもするので、出来るだけ楽しみつつ会期を迎えたいと思うところだね。



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ヨウヤク一段落

2008-03-21 18:15:23 | 業務関連
Ariake027


今日、成果物を納品して、ヨウヤクひと段落着いた。
仕事をこなすというのは、ある意味でごく当たり前のことでもあるのだが、それでもなお実にうれしく、またほっとしている。



本当は今週までに仕上げて、展示の準備やらなにやらに専念するつもりだったのだが、なにしろ先週は本当にしんどいこと続きで、金曜なんかは1日まるっと棒に振ってしまったような体たらくだったので、とてもそれどころではなかったという次第(実際問題、先週はほとんど仕事になっていない)。



ともあれ、明日には人と会う予定も入っているし、なにより展示まで残りわずかだから、気を緩めてるひまなんかどこにもありゃしない。本音を言うと、今週頭に導入した新機材のチェックもせねばならないところだけど、やっぱり展示の後にせざるを得ないだろうネェ~



まぁ、週末は天気もよいみたいだし、いろいろすっきりしてよかったよかったということでw



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福居伸宏展と栗橋圭一展

2008-03-18 12:55:28 | 展示準備2008年3月
Shiodome008


今日は昼前からよく晴れたが、原稿作業や展示準備などで撮影どころではなかった。とりあえず、洗濯だけ済ませて事務所へ向かう。



ただ、先週末もポストカード配布のついでにギャラリーをいくつか廻ってきたが、やはり優れた作品に触れることは非常によい刺激になる。中でも、小山登美夫ギャラリーで開催されている福居伸宏展「ジャクスタポジション」は、これまでの展示をより進化させたもので、作家としてのこれからがますます期待できる内容だった。



まぁ、展示内容については作品解説を読んでいただいたほうが早いし、なにより的を射ているから、ここでくどくど述べたりはしないけど、個人的にはひとつのテーマが練り上げられていく過程を、ほぼリアルタイムで見続けていられた幸運をかみ締めている。多分、これからはそうも行かなくなっていくのだろうなぁと、そんなことを考えながら会場を後にした。



そのほかには、現在GalleryArchipelagoで開催されている栗橋圭一展「people nowhere」が非常にすばらしく、かつ印象に残った展示だった。この展示はポストカードがとても魅力的だったので、なんとか時間を作って観に行ったのだが、それだけの価値を持つ内容だったのは間違いない。



この展示はあまり先入観を持たずに鑑賞した方がよいと思うので、作品内容については特に触れないが、最初に思っていたよりもはるかに軟らかく、かつコントラストは抑え目ながらヴィヴィッドな色彩に、私はすっかり参ってしまった。



それにしても、評価されるべき人が評価される姿を観るのは、本当に気持ちのよいものであるね。



福居伸宏 展
会場: 小山登美夫ギャラリー
スケジュール: 2008年03月08日 ~ 2008年03月29日
住所: 〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2-7F
電話: 03-3642-4090 ファックス: 03-3551-2615

栗橋圭一 「people nowhere」
会場: Gallery Archipelago
スケジュール: 2008年03月15日 ~ 2008年03月21日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-9-9 栗原ビル2F
電話: 03-3206-7116 ファックス: 03-3206-7116

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課題が見えてきたw

2008-03-12 15:25:27 | 展示準備2008年3月
Shiodome009


今日も朝から好い天気だったが、この時期はヘイズがひどいので撮影はパス。



その代わりといってはなんだが、今度の展示でアートディレクションをお願いする松野氏と打ち合わせを持ち、その結果…



今後の課題が見えてきたw(・谷・)w



それにしても、なんなんだろぅねぇ、この「今後の課題が見えてきた」もしくは単に「課題が見えてきた」っちゅぅ慣用句。
自分はスポーツマスコミ、それもサッカー方面から出てきた言葉だと思うのだけど、使われると少癇に障るのな。なにせ、当事者自身が使ってる場合は、往々にして「課題が見えてきたどころじゃネェだろ」ぐらいに深刻、かつ致命的な問題が存在しているにもかかわらず、そこに問題があることを発見した「自分ってえらいでしょ」という流れが見え隠れしていて、その割りには見えてきた課題とやらに具体的な対策を講じる気配すら見えないことが多い。
ひどい時は、かねてより指摘され続けた問題を、さも「今はじめて認識した」かのように見せかけて、問題の先送りを図っているんじゃないかと思えるような場合すらある。ましてやマスコミでの使われ方は本当にひどくて、ヨイショできない結果の際はとりあえず「課題が見えてきた」で締めるのがお約束かのごとくだ。



というわけで、自分も「今後の課題が見えてきた」とかなんとでお茶を濁したいトコロなのだが、なにせ会期が今月末に迫っているので、否が応でもその課題とやらに向き合わざるを得ない。それも、去年アタリから地味に存在していた問題を、それこそ文字通り先送りしていたのだから、全く始末に終えないやね。



いずれにせよ、最悪でも初日までには解決せねばならない問題なのだが、やっぱりどっかでゲネプロするしかないのだろぅネェ
なにせ、走りながら考えるのは無理だからね~



 



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ガレリアQとニエプスと銀塩プリントと…

2008-03-09 19:42:56 | 展示準備2008年3月
Takebashi003


今日は朝から本当にいい天気だったが、機材がメンテナンスから戻っていないし、微妙にヘイズが気になったこともあり、撮影はせずに家事をこなした。



ポストカードも刷り上って、昨日アタリからギャラリー周りをはじめたのだが、良い作品や作家との思いもかけぬ出会いもあり、作家的な活動をやっていてよかったとしみじみ思う瞬間でもある。



特によかったのはギャラリー・ニエプス井出和伯写真展「植物的」ガレリアQ牟田義仁展「事物の事日記」で、作品や制作姿勢は全く対照的だったが、どちらも極めて刺激的で示唆に富んだ展示だった。また、どちらもモノクロの銀塩プリントで、しかも非常にレベルの高いプリントを仕上げていた。
さておき、井出和伯写真展「植物的」は、タイトルそのままに植物をテーマにした作品で、ややコントラストの高いプリントが深く重い印象を与えるが、それでいて非常にダイナミックな作品でもあるところが興味深い。黒の深みや締り、重みが嫌味になっていないところが心地よく、またタイトルと作品との関係性についても考えさせられる、なかなか深みのある展示だった。



また、牟田義仁展「事物の事日記」はコンパクトカメラで軽やかに撮った、気軽な地上風景がテーマになっているのだが、軽すぎて上滑りしていないところがすばらしい。牟田氏は作家としてもキャリアを積んでいる方なのだが、コンパクトカメラの日付写真でありながら、日付に過剰な意味を持たせていないところ、軽やかでいながら押さえるべきところは押さえるというか、浮ついたところを感じさせないところは流石といえよう。



それにしても、これらの展示はもちろん、他の機会でもモノクロ銀塩のよいプリントを観るたびに、デジタルのモノクロ出力はまだまだ発展途上であることを痛感させられる。最近、モノクロデジタル出力の惨憺たる大失敗を目の当たりにしただけに、なおのことそのように感じさせられてしまう。自分はカラーのデジタル出力なのだけど、こういう作品を観るとモノクロもよいなぁと、つい思ってしまうのだ。



とか何とか言ってる間に、自分の展示を準備しないとね。


牟田義仁 「事物の事日記」
会場: ガレリアQ
スケジュール: 2008年03月08日 ~ 2008年03月17日
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-8-9 新宿Qビル4F
電話: 03-5269-5230 ファックス: 03-5269-5230

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外側に立つということ

2008-03-03 19:54:53 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Kayabachou005


今日は夕方からにわか雨との予報だったが、あさから割とよく晴れていたこともあり、思い切って洗濯物を干してから事務所へ向かった。午後には、古くから付き合いのある編集者氏と、今後の作業について打ち合わせを持ったが、写真の世界を取り巻く閉塞感、無力感の厳しさに、改めて暗澹たる思いを強めた。



もちろん、この場で具体的なことは明らかに出来ないが、例えば写真以外のことをなにも知らないし、また知ろうとすらしないにもかかわらず、闇雲に「写真を通じて世間に語りかけようとする」写真家が、WEB空間で声高に主張することについて、意識して強く危機感を持つよう促されたことは、同意できない部分も少なからずあったとはいえ、それでもやはり耳の痛い話ではあった。実際、編集者氏がわざわざそのような小言をたれたということは、自分もまた「写真のことしか知ろうともしないくせに、高いところから物を言いたがるお写真作家様」の同類か、そうとまでいわなくともかなり近い存在になっていることの裏返しであり、まず自分自身の問題として受け止めなければならないのは確かだった。



確かに、いくつかの点で認識の相違や事実誤認も無くはなかったが、全体として編集者氏の意見は筋が通っていたと思う。特に、デジタル画像を旧来の銀塩写真の延長線上に捉えるのは全くの誤りであり、そして写真に関わる人々の大半はその誤りから抜け出せていないとの指摘は全くその通りで、自分自身もかねてから同じことを考えていたなどと見苦しい言い訳を重ねるほか無かった。



自分は2回目の個展でフィル・シェリダンの「外側に立て…でないと物事の姿を見誤るぞ」という言葉を引用したが、正しく今こそが「写真の外側に立つ」べき時なのだろう。



外側に立つといえば、今日まで新宿ニコンサロンで開催されていた松下初美展は、文字通りの意味で「写真の外側に立つ」展示であり、自分としても極めて刺激的な展示であった。作品は、作家氏自身の「社会の内側に入るために、自分自身を外側に置き去る」経験を撮影したものといえ、ある意味では「自分の内面を抹消していった記録」とも言えなくはなかろう。
作家自身が、写真の外側からレリーズを握ったかのような作品のひとつひとつに、外側から世の中を観る人間のまなざしが写し出されており、心象風景の安易な投影に走りがちなテーマと取り組みながらも、あえて自らを作品の外側に置いた作家氏の才能には、ただただ脱帽するほか無かった。



やっぱ、なんでも内側に居続けると腐っちゃうものなのかなぁと、自分もほんとに気をつけねばいかんなぁと、そんなことを考えていた矢先に、編集者氏から耳の痛いことを言われたものだから、なにか偶然とは思えない流れのようなものを感じてしまったね。


松下初美 展
会場: 新宿ニコンサロン
スケジュール: 2008年02月26日 ~ 2008年03月03日
住所: 〒163-1528 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階 ニコンプラザ新宿内
電話: 03-3344-0565 ファックス: 03-3344-0566

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