Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

明日は展示初日

2006-03-25 23:24:54 | 展示準備2006年3月

明日からギャラリーコンシール渋谷にて

個展を開催します。


初日は16時会場となります。
初日の夕方からオープニングパーティーを開くので、面識のない方でも気軽に参加してください。
ブログ閲覧者の皆様には、ドリンクチケットを用意しておりますので、記帳の際にお申し出ください。
また、会場にはカフェが併設してあるため、飲食物等の差し入れはご遠慮ください。


とまぁ、業務連絡はこの辺にしてと…
今日は天気もよかったので、受け取ったレンズを持ち出し、休日のオフィス街を撮影する。
最初はまぁぼちぼち程度だったけど、いかにも「貧乏人お断り」みたいな高層マンションと公園を発見し、大喜びで撮りまくったけど、テンションあがりすぎて失敗してるかも。とりあえず、フィルム3本とちょっとで34カット撮影し、夕方にはいったん戻った。


その後、事務所へマシンをもって行き、ついでに明日吸う葉巻とか、こまごましたものを買い揃える。
それにしても、前日というのは本当に落ち着かないね。
まるで試験前日のようだ。
まぁ、過ぎてしまえばどうということもないのだろうし、例えば「試験というプレッシャーがなければ、問題集もパズルのように楽しめる」といった感じで、経験をつめば準備期間も楽しめるのかもしれないけどね。


正直、酷評されることや、評価されないことよりも、本来なら評価の対象とならないレベルでしかない作品に対して、同情からフォローを入れようとされることのほうが、よほど恐ろしいよ。


買い物遠征(The Shopping Expedition)

2006-03-22 23:19:39 | 展示準備2006年3月

仕事の合間に、展示に必要な品々を買い揃える。


ちょうど出かける用事もあったし、他の買い物も引き受けるついでに世界堂東急ハンズへ立ち寄るのだが、それでも全部そろわなくて途方にくれる。
もちろん他の買い物もあるし、あまりぐずぐずもしていられないので、適当なところで切り上げるのだが、皿1枚しか入ってないくせにエロゲーの初回限定版ぐらいでかい箱のセキュリティーアプリとか、GABANポテトチップスとか、肉とか牛乳とかパンとか、そういうかさばるものばかり抱えているので、歩くだけでも大弱りだよ。
結局、コマンドタブとピンを併用することにしたんだけど、気持ち的にものすごくダウンしてて、さっさと家に帰って肉食うことばかり考えていた。


 まぁ、プレッシャーといってしまえばそれでおしまいなんだけど、少なくともあまり愉快な感情ではない。
それに、自分にはかつて自主映画とかの制作にかかわっていた過去もあって、そこで「関係者として上映会に立ち会うというのは、ノーガードでサンドバッグになること」だと、嫌というほど思い知らされてもいるわけで、もちろん展示も同じことだと承知しているだけに、率直に言って否定的な感情のほうが強く出てきているねぇ…


とりあえず、今日はいい細切れ肉が手に入ったし、うまいものでもつくろうかとか、そんなことをつらつらと考えていたところ、芳名帳を買いそびれたことを思い出した。芳名帳といっても、祭事用の仰々しいものではないけれど(しかし、モアレは勘弁してほしいなぁ)、多少は見栄えにも配慮しなければならない。ただ、悩み始めるとキリがないし、これまた適当なところで切り上げなければならないね。


さて、悩んでいてもしょうがないし、怪奇大作戦でも観て寝るかって、現在の自分からすると、今日の話は微妙だなぁ~


展示初日まであと3日


プリント

2006-03-21 23:09:25 | 展示準備2006年3月

ギャラリーコンシールでの展示前、最後の休日ということもあり、プリント作業を行う。


いい加減、本当に気合を入れていかねばならないのだが、コレが全く入ってこない。
というか、正直言って、正反対の感情ばかりわいてくる。
今日も天気がいいことを口実に、朝から昼過ぎまで掃除だの洗濯だの、普段はやりもしない家事に時間を割いてしまう。


とはいえ、なんとか午後には現場について、さて作業に着手しようかと思うところだが、今度は野球が気になってしまい、気がついたら「優勝シーン」で一緒にガッツポーズ。
普段、野球なんかほとんど見ないくせに、こういうときだけ大騒ぎって、ほんとになんだかなぁ~
―まぁ、試合内容も面白かったんだけどね―


気を取り直して、今度はほんとに作業着手。
昨日の方針変更もあり、展示枚数はほとんど最小限度といってもよいのだが、なにしろプリントサイズが巨大なので、楽をさせてくれるはずもない。
とかなんとか言いつつも、最初の1枚はどうにか無事にプリントし、2枚目にかかったところで早速やらかしてしまう。
エッジを思いっきり引っ掛けて折れ目を作ったばかりか、少し破れ目まで入っている。仕方ないので端を少し落として、もう一度最初からプリントしなおすのだが、この段階でかなりげんなりしてくる。
少し気持ちを切り替えようと、1枚目にサインエディションナンバーを入れようとしたら、思いっきり失敗してもぅぐずぐず…
ほんと、なれないことはするもんじゃないねぇ~
こんなんだったら、あらかじめ落款でもこしらえとけばよかったよ。


とはいえ、このままじゃ時間ばかり過ぎてしまうので、なんとかかんとか気を取り直して、さっき失敗した2枚目に再チャレンジ。
今度はどうにかうまくいったので、とりあえず「サインもエディションナンバーも入れない」こととし、今度は1枚目を再度プリント。
やれやれ、うまくいったと思いきや、今度は持ち上げたときに物を落としてしまい、またしてもお陀仏…


魔女のばぁさんにでも呪われてるのか?


既にとっぷりと日は暮れて、最初の予定なら晩飯でも食べてる時間なのだが、まだ「1枚」しかできてない。
いい加減「この世のなにもかもが嫌になってくる」が、そんな泣き言はマジ許されないよ、と。


ところが、2枚無駄にした段階でなれてきたらしく、その後は特に大きな問題もな作業が進み、予定よりもはるかに時間はかかったものの、必要な作業は全て無事に終えることができた。
キャリーケースに収納して、後は搬入日を待つばかりなのだが、このままじゃ巻き癖がついちゃうなぁ~
土曜にもう1回、予備をプリントしようか、いまさらのように悩んでしまう。
どんどん不安になってきたよ。


展示初日まであと4日


ゲストで大どんでん返し

2006-03-20 23:40:26 | 展示準備2006年3月

今日もプレイスMにて暗室作業。


展示までもはや秒読み段階だというのに、相変わらずのもたつきぶりに、我ながら情けなくなる。
よせばいいのに、またしても貧乏根性を発揮して、展示関連以外のあれこれまでプリントしようとしたものだから、複数のフォーマットが入り乱れて大騒ぎ。ただでさえ段取りが出来てないところに、そういう複雑なことしたものだから、案の定エラー続出で大弱りという有様。
とはいえ、こういうときにあせってもいいことはまったくないので、作業量も少ないことを考慮してちょっと長めの休憩を取る。
ちょうど、プレイスMでは鶴田厚博の個展「Black Dock」の初日を迎えており、しばし鑑賞させていただくが、残念ながら作家氏とお話しする機会は得られなかった。作品そのものはモノクロでややコントラスト高めの粒子を活かした風景だが、よい意味できわめてプレイスMらしい展示となっていた。


どうにかこうにか作業を終え、軽く食事した後で金村修ワークショップへ向かう。
今回は写真評論家の楠本亜紀氏をゲストにお迎えし、これまで検討してきた作品の中から、さらに選りすぐったものを観ていただくことになっていた。もちろん、自分は展示用作品を観ていただくつもりだったのだが、前回のワークショップで濃く焼きすぎているとの指摘を受けたプリントについて、浅めに焼いたプリントも持参したところ、当然ながらゲストの楠本氏はそんないきさつなど知る由もなく、似たようなプリントがぞろぞろ出てくるのに、いささか戸惑われたようだ。
スタッフの方にも「ちゃんと選んできてくださいよ」といわれてしまい、もぅ散々だったのだが、さすがに見かねた金村氏がフォローに入って、とりあえずその場は収まった。とはいえ、自慢じゃないがプレッシャーにはとことん弱い自分なので、そこから後はもぅすっかりぐずぐずになってしまう。
ただ、指摘していただいた内容は非常に的確で、また納得のいくものだったため、その場で可能な限り取り入れて、展示にも反映させることとした。
おかげで大幅変更となってしまったが、まぁそれもありだろう。


ほかの受講生に対するコメントも的を射ており、本当に参加してよかったとおもう。
本来なら、事前に著書「逃げ去るイメージアンリ・カルティエ=ブレッソン」も読んでおきたかったが、現在は新本が入手困難だったため、間に合わなかったのが少々悔やまれる。


ともあれ、こうして「プロにきちんと批評、あるいは叱ってもらう」機会を設けていただいたことについては、本当に心から感謝している。
また、写真評論や写真評論家という存在について、なんだかんだ言われつつも、作品で「何が」被写体となっているかではなく、作品において「どう」撮影されているかについて語ることが、いわば当然となりつつある点については、写真という表現手段が成熟しつつあることの表れとして、素直に受け止めておきたい。


展示初日まであと5日